横向きに生えた親知らずは抜いたほうがいい?抜く方法も
2026年3月19日
こんにちは。仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」です。

親知らずは最後に生えてくる永久歯で、横向きに生えるケースも少なくありません。横向きに生えた親知らずは、歯並びや噛み合わせに悪影響を与えることがあるため、抜歯が推奨されるケースも多いです。
この記事では、親知らずが横向きに生える原因や抜歯の必要性、抜歯方法、抜歯後の注意点などについて解説します。
親知らずが横向きに生える原因

ここでは、親知らずが横向きに生える原因について解説します。
顎のスペース不足
現代人の食生活はやわらかいものが増え、よく噛む習慣が減ったことで、顎の骨が十分に発達しにくくなっています。その結果、親知らずが生えるためのスペースが足りず、奥歯にぶつかるように横向きに生えることがあります。
本来なら親知らずがまっすぐ生えるためには、ある程度の余裕が必要です。しかし、そのスペースが足りないと、歯が行き場を失って横や斜めに向かって生えてしまうのです。
成長時期の影響
親知らずが生えてくるタイミングは10代後半から20代前半と、すでに他の歯が揃った後です。顎の成長がすでに終わっている場合、親知らずの生えるスペースが限られてしまい、まっすぐに生えてくることが難しくなります。
その結果、親知らずが横向きに傾いて生えることがあります。成長の時期と歯の萌出のタイミングが合わないことが、横向きの親知らずの原因のひとつになっています。
横向きに生えた親知らずは抜いたほうがいい?

横向きに生えている親知らずは、抜歯が必要とされるケースが多いです。なぜなら、横向きに生えた歯は歯ぐきの中に埋まったままだったり、一部だけ顔を出していたりすることが多く、周囲の歯や歯ぐきに悪影響を与えることがあるからです。
虫歯や歯周病を繰り返したり、痛みや腫れがあったりする場合は、抜歯を検討することが多いでしょう。
一方で、横向きに生えていても、ほかの歯や組織に悪影響を与えていなければ、すぐに抜く必要はない場合もあります。腫れや痛みがなく、定期的に歯科検診を受けて経過を見守っていれば、抜歯せずに済むケースもあるでしょう。
横向きの親知らずを放置するリスク
横向きの親知らずをそのままにしておくと、さまざまなリスクが伴います。
隣の歯に悪影響を及ぼす可能性がある
横向きに生えた親知らずが隣の歯に強く押し当たることで、手前の歯の根元に強いダメージを与える可能性があります。この圧力によって歯が移動したり、歯並びが乱れたりすることもあります。また、歯の根に炎症が起きる可能性もあり、隣の健康な歯まで治療が必要になるケースも少なくありません。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
親知らずが横向きに生えていると、隣の歯との間に汚れがたまりやすく、しっかりと歯磨きすることが難しいです。このような状態では、食べかすやプラーク(歯垢)が蓄積されやすくなり、虫歯や歯周病の原因になります。
また、親知らずと手前の歯の間にできた虫歯は発見が遅れやすく、気づいたときには症状が進行していることも珍しくありません。さらに、親知らず周辺の歯ぐきで炎症が起こると、腫れや痛みを繰り返すことにもつながります。
歯並びへの影響
横向きの親知らずは、前方の歯を押すように力をかけることがあります。これによって、すでに整っている歯並びが少しずつ崩れる可能性があります。
歯並びが崩れると、見た目だけでなく、噛み合わせや発音に影響が出ることもあります。こうしたリスクを防ぐために、横向きに生えた親知らずは早めに抜歯が検討されることが多いのです。
痛みや腫れの原因になる
横向きに生えた親知らずは歯ぐきの中に埋まっていたり、一部だけが見えていたりすることが多く、その周囲には細菌がたまりやすい状態になります。このような状態が続くと、歯ぐきが炎症を起こして腫れる智歯周囲炎という症状につながります。
智歯周囲炎が起こると、痛みを感じたり、口が開きにくくなったり、場合によっては発熱を伴ったりすることがあります。炎症が繰り返されることで、親知らずの周囲に膿がたまり、膿瘍(のうよう)を形成するケースも考えられます。
親知らずが横向きに生えた場合の抜歯方法

横向きに生えた親知らずは、通常の縦向きの歯に比べて抜歯が複雑になることが多いです。ここでは、親知らずの抜歯の流れと一般的な手順について解説します。
事前診察と検査
まずは、歯科医師による診察とレントゲン撮影、場合によってはCT撮影を行い、親知らずの位置や根の形、神経との距離を詳しく確認します。
抜歯
親知らずが完全に顎の骨や歯ぐきの中に埋まっている場合や、横を向いて深く埋まっている場合には、歯ぐきを切開して歯の一部を露出させる必要があります。その後、歯を分割しながら少しずつ慎重に取り出していくのが一般的な方法です。
必要に応じて、顎の骨を削って歯を取り出しやすくすることもあります。
縫合と止血
抜歯が終わったら、傷口をきれいに閉じるために縫合を行います。歯茎を縫い合わせた後、止血のためにガーゼをかみます。通常は数針だけ縫うことが多く、使用される糸には、自然に溶ける吸収性のものと、後日抜糸が必要なものがあります。
いずれの場合も、術後の痛みや腫れを和らげ、感染のリスクを下げる効果が期待できます。
抜糸
術後1~2週間ほど経過した時点で、縫合した部分の糸を取り除きます。抜歯後の回復状態を確認する大切なタイミングでもあるため、歯科医師の指示に従って受診しましょう。
術後の経過観察
親知らずを抜いたあとは、腫れや痛みが出ることがありますが、通常は数日程度で落ち着いていきます。歯科医院では、経過を確認するために術後のチェックを行います。腫れやしびれ、違和感などが続く場合には、早めに相談するようにしてください。
傷口が落ち着くまでには2週間ほどかかることが多いですが、指示された注意点を守って過ごしましょう。
親知らずを抜いたあとの注意点

親知らずを抜いたあとは、スムーズな回復のためにいくつかのポイントに注意する必要があります。ここでは、抜歯後に気をつけるべきことについてご紹介します。
積極的にうがいしない
歯を抜いたあとの傷口には血のかたまり(血餅)ができ、これが治癒を進める役割を果たします。血餅が取れてしまうと、傷がふさがりにくくなり、強い痛みを伴うドライソケットという状態になることがあります。
そのため、術後しばらくは強く口をゆすぐのは避けましょう。
抜歯当日は安静にすごす
抜歯後は、体が自然に回復しようとする大事な時間です。血の流れが多くなると、傷口からの出血が長引くことがあります。そのため、抜歯した当日はできるだけ体を休め、激しい運動や長時間の入浴は避けてください。
硬い食べ物や刺激物は避ける
親知らずの抜歯後は、傷口がまだ完全にふさがっていないため、食事には注意が必要です。特に注意したいのは、硬い食べ物や刺激の強いものを口にすることです。たとえば、せんべいやナッツ類、揚げ物などは噛むと負担がかかりやすく、出血や痛みの原因になることがあります。
また、香辛料が強い料理や熱すぎる・冷たすぎる飲食物も、傷口を刺激して痛みを悪化させることがあるため、できるだけ控えましょう。
抜歯した当日から数日は、うどんやおかゆ、スープなど、やわらかくて温かすぎない食事を選ぶようにすると安心です。食べ物が傷口に触れにくいように、反対側の歯で噛むようにするのもポイントです。
指示された通りに薬を服用する
親知らずの抜歯後には、痛み止めや抗生物質などの薬が処方されることが一般的です。特に、痛みがないからといって抗生剤の服用を自己判断でやめると、感染のリスクが高まる可能性があります。
異常を感じたら早めに受診する
抜歯後の一般的な症状は数日で落ち着くことが多いですが、痛みが強くなったり、腫れがひかない、熱が出る、出血が長く続くといった異常がある場合は注意が必要です。こうした症状は、感染やドライソケットなどのトラブルが起きているサインかもしれません。
自己判断で様子を見るのではなく、できるだけ早く歯科医院に連絡し、必要な処置を受けるようにしましょう。抜歯後に気になることがあれば、遠慮せず歯科医師に相談してみてください。
まとめ

親知らずが横向きに生えるのは、顎のスペース不足や成長過程での影響などが関係していることがあります。放っておくと、虫歯や歯並びの乱れ、炎症などのトラブルを引き起こす可能性があるため、早めの対処が勧められることがあります。
横向きの親知らずにお悩みの方は、仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、各分野を専門とするドクターがチームを組んで治療をおこなっています。小さなお子様から仕事で忙しい方、さらにはご高齢の方まで、生活スタイルに合わせた無理のない治療を提供いたします。


