インプラントは何本まで入れられる?現実的な本数や治療の選択肢
2026年11月5日
こんにちは。仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」です。

インプラントは、あごの骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付けることで失った歯の機能を補う治療法です。「たくさんの歯を失ってしまったが、何本まで入れられるのか」「すべての歯がなくても治療はできるのか」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
インプラントは1本の歯から複数本の歯の欠損まで検討できる治療法ですが、実際に入れられる本数は、あごの骨の状態や噛み合わせなどによって異なります。
この記事では、インプラントの本数の目安や、複数本・すべての歯を失った場合の選択肢、費用、注意点を解説します。治療方法を検討する際の参考にしてください。
インプラントは何本まで入れられる?

基本的には、入れられる本数に上限はありません。何本入れられるかは、失った歯の本数や位置、あごの骨の状態、全身の健康状態などを総合的に判断したうえで決まります。
とくに重要なのが、インプラントを支えるあごの骨の状態です。骨の量や質が不足している場合には、骨を増やす骨造成などの処置を行うことがあります。
また、必ずしも失った歯と同じ本数埋入するとは限りません。治療計画によっては、少ない本数で複数の人工歯を支えることもあります。
さらに、全身疾患の有無や服用中の薬、歯周病、噛み合わせ、歯ぎしり・食いしばりの有無なども考慮されます。治療の可否や適切な本数は、歯科用CTなどによる精密検査で骨の状態や神経の位置を確認したうえで判断します。
現実的に入れられるインプラントの本数

現実的に入れられる本数は症例によって異なるため、ここでは一般的な考え方を紹介します。
1〜2本の歯を失った場合
歯を1本失った場合は、欠損した部分に1本埋め込み、人工歯を取り付ける方法が一般的です。また、隣り合う2本の歯を失った場合は、2本のインプラントでそれぞれの人工歯を支える方法がよく選択されます。
適切な治療方法は、欠損部の位置やあごの骨の状態、噛み合わせなどを考慮して決定します。
複数の歯を失った場合
詳しくは後述しますが、3本以上の歯を失った場合、欠損範囲や残っている歯の状態、噛み合わせなどを考慮しながら治療計画を立てます。必要となる本数は症例によって異なり、歯科医師が総合的に判断します。
複数本のインプラント治療の選択肢

複数の歯を補う方法には、欠損した歯の数だけ埋め込む方法のほか、複数の人工歯を少ない本数で支える方法があります。また、口腔内の状態によっては、インプラント以外の治療方法が選択肢となる場合もあります。
欠損した歯の数だけ入れる方法
失った歯の位置にインプラントを埋め込み、それぞれに人工歯を取り付ける方法です。隣の健康な歯を削る必要がなく、天然歯に近い噛み心地が期待できます。ただし、埋入する本数が増えるほど手術の負担や費用も大きくなる傾向があります。
インプラントブリッジで複数の歯を補う方法
インプラントブリッジは、複数の人工歯を連結し、数本のインプラントで支える方法です。
失った歯の本数より埋入する本数を抑えられる可能性があります。適切な本数や配置は、欠損範囲やあごの骨の状態、噛み合わせなどを考慮して決定します。
ブリッジや部分入れ歯という選択肢もある
残っている歯の状態によっては、インプラント以外にブリッジや部分入れ歯を選択することもあります。
ブリッジは周囲の歯を支えとして人工歯を固定する治療法で、部分入れ歯は取り外し式の人工歯で欠損部を補います。いずれも一般的に外科手術は不要ですが、ブリッジでは支えとなる歯を削る場合があり、部分入れ歯では装着時に違和感を覚えることがあります。
インプラントと比べて治療期間を短縮できる場合もありますが、患者さまにあった治療法は口腔内の状態によって異なります。
すべての歯を失った場合の選択肢

すべての歯を失った場合の治療法には、インプラントを活用する方法と総入れ歯があります。また、インプラント治療にも複数の選択肢があり、あごの骨の状態や治療に対する希望に応じて適した方法を検討します。
オールオン4・オールオン6
オールオン4・オールオン6は、上あごまたは下あご全体の人工歯を、それぞれ4本・6本のインプラントで支える治療法です。骨の状態などの条件が整えば、手術当日に仮の人工歯を取り付けられる場合もあります。
ただし、この方法で治療ができるかは、骨の量や質、噛み合わせなどによって異なります。
インプラントオーバーデンチャー
インプラントオーバーデンチャーは、インプラントで取り外し式の入れ歯を支える方法です。
必要な本数はあごの状態や設計によって異なりますが、総入れ歯と比べて安定しやすいとされ、食事や会話の際の不安が和らぐと感じる方もいます。入れ歯は取り外して清掃できるため、お手入れしやすい点も特徴です。
総入れ歯
総入れ歯(すべての歯を補う入れ歯)は、外科手術が不要で、保険が適用される場合もある治療方法です。ただし、あごの骨や歯茎の形によっては、ずれや違和感が生じることもあり、安定しにくいと感じる場合もあります。
インプラントの本数ごとの費用目安

インプラント治療は、原則として自由診療となるため、費用は歯科医院や治療内容によって異なります。
1本あたりの費用目安
1本あたりの費用は、手術と人工歯を含めて30万〜50万円程度が一般的な目安です。ただし、材料や人工歯の種類、骨造成などの追加処置によって異なります。検査費や仮歯などが別途必要な場合もあるため、見積もりに含まれる項目を確認しましょう。
本数・治療法ごとの総額の目安
1本30万〜50万円として単純計算すると、2本で60万〜100万円、4本で120万〜200万円、6本で180万〜300万円が目安です。ただし、インプラントブリッジやオールオン4・オールオン6は治療内容が異なるため、この計算どおりになるとは限りません。
費用を確認する際のポイント
治療費の総額だけでなく、保証制度の内容や保証期間、支払い方法についても確認しておきましょう。また、見積もりに検査費用や被せ物の費用、骨造成などの追加治療費が含まれているかを確認しておくと、想定外の出費を防ぎやすくなります。
なお、噛む機能の回復を目的とした治療など、一定の条件を満たす場合には医療費控除の対象となることがあります。申請の際に必要となるため、領収書や明細書は保管しておきましょう。
インプラントの本数が多い場合の注意点

埋め込むインプラントの本数が多くなると、手術の負担や費用だけでなく、治療後の管理にも注意が必要です。治療を始める前に、次のポイントを確認しておきましょう。
手術の負担や治療期間を考慮する
本数が多いと手術範囲が広がり、術後に腫れや痛みが生じる可能性があります。骨造成などの追加処置が必要な場合は、治療期間が長くなることも考えられます。
治療期間や通院回数は、本数のほか治療方法や骨とインプラントが結合するまでの期間などによっても変わるため、事前に担当医へ確認しましょう。
全身の健康状態や服用中の薬を確認する
持病がある方や薬を服用している方は、全身の健康状態や服用中の薬を確認する必要があります。とくに糖尿病や心臓・血管の病気がある場合、骨粗しょう症の治療薬や血液を固まりにくくする薬を使用している場合などは、治療の進め方に配慮が必要になることがあります。
服薬中の方は自己判断で服用を中断せず、歯科医師に正確な情報を伝えましょう。必要に応じて主治医と連携しながら、治療の可否を判断します。
治療後のメンテナンスを継続する
インプラントの周囲の歯茎や骨に炎症が起こる状態をインプラント周囲炎といい、進行するとインプラントを支えている骨が失われ、維持が難しくなる場合もあります。
インプラント周囲炎は、自覚症状が少ないまま進行することがあり、気付いたときには症状が悪化しているケースもあります。そのため、異常がなくても定期的に状態を確認することが大切です。
予防のためには、毎日の歯磨きや歯間清掃に加え、歯科医院で定期検診や専門的なクリーニングを受けることが大切です。清掃しにくい部分のケア方法については、歯科医師や歯科衛生士に確認しましょう。
まとめ

インプラントを入れられる本数について、一律の上限はありません。実際に埋め込める本数は、あごの骨の量や質、残っている歯の状態、全身の健康状態、噛み合わせなどによって異なります。
複数の歯を失った場合は、インプラントを1本ずつ埋め込む方法のほか、インプラントブリッジやインプラントオーバーデンチャーなど、少ない本数で複数の歯を補う方法も選択肢となります。治療法によって費用や身体への負担などが異なるため、それぞれの特徴を比較して検討することが大切です。
まずは歯科医院で精密検査を受け、お口の状態や希望に合った治療計画について相談してみましょう。
インプラント治療を検討されている方は、仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、各分野を専門とするドクターがチームを組んで治療をおこなっています。小さなお子様から仕事で忙しい方、さらにはご高齢の方まで、生活スタイルに合わせた無理のない治療を提供いたします。


