入れ歯の種類を徹底解説|特徴・選び方までわかりやすく紹介
2025年7月9日
こんにちは。仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」です。

失った歯を補う方法として、入れ歯は多くの方に選ばれている選択肢のひとつです。見た目や噛む力をサポートするだけでなく、生活の質を保つ上で重要な役割を担うと考えられています。
しかし、入れ歯と一口に言っても、その種類や特徴はさまざまで、ご自身に合ったものを選ぶには基本的な知識が欠かせません。
入れ歯がどのような仕組みで機能し、どのようなケースで必要とされるのか―その基礎を知ることで、より納得のいく治療選択につながる可能性があります。
本記事では、入れ歯の種類や特徴、選び方についてなど詳細に解説していきます。ぜひ入れ歯を検討されている方はご検討ください。
入れ歯とは

入れ歯は、歯を失った際にその機能や見た目を補うための重要な治療法の一つです。
近年では、入れ歯の種類や素材、設計が多様化しており、患者さま一人ひとりの口腔内の状態や生活背景に合わせた選択が可能になっています。
入れ歯の基本的な役割と目的
入れ歯の主な役割は、失われた歯の機能を補い、咀嚼や発音を助けることにあります。歯が抜けたまま放置すると、噛み合わせのバランスが崩れ、残っている歯や顎の骨に負担がかかることがあります。
また、見た目の変化や発音障害、食事の楽しみの減少など、生活の質(QOL)にも影響を及ぼす場合があります。
入れ歯は、こうした問題を解決するために、人工歯と義歯床(歯ぐきに接する部分)で構成され、取り外しが可能な補綴装置として設計されています。
近年では、金属床義歯やノンクラスプデンチャーなど、見た目や装着感に配慮した種類も登場しています。
入れ歯が必要になる主なケース
入れ歯が必要となる主なケースには、むし歯や歯周病による歯の喪失、外傷による歯の欠損、先天的な歯の欠如などが挙げられます。
入れ歯以外にもインプラントやブリッジといった補綴治療の選択肢がありますが、全身疾患や顎の骨の状態、経済的な事情などによって最適な治療法は異なります。
歯科医院を受診する際は、ご自身の口腔内の状況や生活習慣、治療へのご希望を具体的に伝えることが大切です。
入れ歯の種類をわかりやすく分類

ここでは、入れ歯の種類について、部分入れ歯と総入れ歯の違いや、保険適用と自費診療の違いを中心に解説します。
部分入れ歯と総入れ歯の違い
部分入れ歯は、歯が一部だけ失われている場合に残っている歯を支えにして装着します。クラスプと呼ばれる金属のバネや、歯ぐきに似せた樹脂部分で固定するのが一般的です。
一方、総入れ歯は全ての歯を失った場合に、歯ぐき全体を覆う形で作製されます。部分入れ歯は残存歯の状態が重要で、歯周病やむし歯が進行している場合は適応が難しくなることがあります。
総入れ歯は、歯ぐきや顎の骨の形状に合わせて密着させることで安定を図りますが、装着感や噛む力に個人差が出やすい特徴があります。
保険適用と自費診療の入れ歯の違い
保険適用の入れ歯は、国が定めた材料や設計に基づいて作られるため、費用を抑えられる一方で、使用できる素材やデザインに制限があります。
例えば、床部分は主にレジン(樹脂)製で、強度や薄さ、見た目の自然さに限界がある場合があります。
自費診療の入れ歯は、金属床やシリコーンなど多様な素材が選択でき、薄くて軽い設計や審美性の高いものも作製可能で、よりご自身に適した入れ歯にすることも可能です。
主な入れ歯の種類とそれぞれの特徴

ここでは、代表的な入れ歯の種類とその特徴について詳しく解説します。
レジン床義歯(保険の入れ歯)
レジン床義歯は、保険適用となるため費用を抑えやすい入れ歯です。
主にアクリル樹脂で作られており、修理や調整がしやすい点が特徴ですが、厚みがあるため違和感を感じやすい場合があります。
噛む力の伝わり方や耐久性は、他の種類と比較してやや劣ることが多いです。
金属床義歯
金属床義歯は、床部分にコバルトクロムやチタンなどの金属を使用することで、薄くて丈夫な作りが可能です。
熱伝導性が高く、食事の温度を感じやすいという利点もありますが、保険適用外で費用が高くなる傾向があります。
ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーは、金属のバネを使わず、歯ぐきに近い色の樹脂で固定する部分入れ歯です。
見た目が自然で目立ちにくいことが特徴ですが、強度や適合性に限界があるため、症例によっては適応できない場合もあります。
マグネット義歯
マグネット義歯は、残っている歯根やインプラントに磁石を取り付け、磁力で入れ歯を安定させる方法です。
着脱が簡単で安定性が高い一方、磁石部分のケアやメンテナンスが重要となります。
インプラントデンチャー
インプラントデンチャーは、顎の骨に埋め込んだインプラントを支えにして入れ歯を固定する方法です。
噛む力がしっかり伝わりやすく、ずれにくいというメリットがありますが、外科手術が必要で、全身疾患や骨の状態によっては適応できない場合もあります。
精密義歯(BPSデンチャーなど)
精密義歯は、咬み合わせや顎の動きを詳細に分析し、個々の口腔内に合わせて作製される入れ歯です。
BPSデンチャーなどが代表的で、装着感や機能性を重視したい方に選ばれることがあります。
製作工程が多く、費用や期間がかかることも特徴です。
入れ歯の材質ごとの違いと選び方

ここでは、代表的なプラスチックや金属、さらにシリコーンや特殊素材について詳しく解説します。
プラスチックと金属の違い
プラスチック製の入れ歯(レジン床義歯)は、保険適用となることが多く、費用を抑えられる点が特徴です。軽量で加工しやすい反面、強度がやや劣るため、厚みが必要となり違和感を感じやすい場合があります。
一方、金属床義歯は、コバルトクロムやチタンなどの金属を使用し、薄くても高い強度を保てるため、装着時の違和感が少なく、熱伝導性も高いため食事の温度を感じやすいという利点があります。
しかし、金属アレルギーを持つ方は注意が必要です。相談の際は、金属床の適応やアレルギーの有無についても確認すると良いでしょう。
シリコーンや特殊素材の特徴
シリコーン義歯は、弾力性のあるシリコーン素材を使用しており、歯ぐきへの負担が少なく、痛みを感じやすい方や粘膜が弱い方に適しています。
また、ノンクラスプデンチャーと呼ばれる特殊素材の入れ歯は、金属のバネを使わず見た目が自然で、審美性を重視する方に選ばれることがあります。
入れ歯の選び方―自分に合った種類を選ぶポイント

ここでは、入れ歯の種類を選ぶ際に押さえておきたいポイントや、相談する際の具体的なアドバイスについて解説します。
入れ歯選びで重視すべきポイント
入れ歯には「部分入れ歯」「総入れ歯」「金属床義歯」「ノンクラスプデンチャー」など、素材や構造によって複数の種類があります。
見た目の自然さ、装着時の違和感、耐久性、費用、メンテナンスのしやすさなど、さまざまな観点から比較検討することが重要です。
例えば、金属床義歯は薄く作れるため違和感が少ない一方、保険適用外となる場合が多いです。
こうした特徴を理解したうえで、ご自身の優先順位を明確にすることが選択の第一歩となります。
ライフスタイルやお口の状態に合わせた選択
日常的に会話や食事の機会が多い方、金属アレルギーがある方、残っている歯の本数や歯周病の進行具合などによって、適した入れ歯の種類は異なります。
例えば、歯周病が進行している場合は、まず保存治療や歯周病治療を優先し、その後に補綴治療として入れ歯を選択することが望ましいとされています。
また、セルフケアや定期的な歯科医院でのメンテナンスも、入れ歯の快適な使用に欠かせません。
まとめ

入れ歯は、歯を失った際に噛む機能や見た目を補う大切な治療法です。
主な種類には部分入れ歯と総入れ歯があり、材質もレジンや金属など複数あります。
それぞれ装着感や見た目、費用、保険適用の有無などが異なります。選ぶ際は、口腔内の状態やライフスタイル、予算を考慮し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
入れ歯治療を検討されている方は、仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、各分野を専門とするドクターがチームを組んで治療をおこなっています。小さなお子様から仕事で忙しい方、さらにはご高齢の方まで、生活スタイルに合わせた無理のない治療を提供いたします。
当院のホームページはこちら、お問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。
むし歯になりにくい食生活・間食の摂り方とは?
2025年7月3日
こんにちは。歯科衛生士の川口です。
今回も宮城県仙台市宮城野区二十人町の仙台ファースト歯科から歯科にまつわる情報を発信していきます。
7月になり、どんどん暑さが増していますが、皆さんも熱中症・夏バテに気をつけていきましょう。
アイスや冷たい飲み物の美味しい季節ですね!私は冷凍庫にアイスをストックして日々のご褒美にしています。もちろんアイスを食べた後は歯磨き必須です!!
さて、今回のブログの内容は・・・
むし歯になりにくい食生活・間食の摂り方は?
について、まとめてお話していきたいと思います。
「歯磨きしっかりしているのにむし歯になってしまった!なぜ!??」と思ったことはありませんか?
毎日毎食後しっかりと歯磨きをしていても、普段の食生活や間食の内容・摂り方次第ではむし歯になりやすくなってしまうのです。
では、どのような食生活・間食内容・摂り方が望ましいのでしょうか?
目次
1、むし歯とは?
2、むし歯になりにくい食生活とは?
3、適切な間食の摂り方とは?
大きくはこの3つに分けて、お話していきたいと思います。少しでも、みなさんの参考になれば幸いです。
1、虫歯とは?
そもそも、「むし歯」とは何なのでしょうか?
簡単にいうと、むし歯菌(ミュータンス菌など)によって歯が溶けてしまう病気のことを指します。
むし歯は、
①細菌(ミュータンス菌など)②糖質(砂糖・炭水化物など)③歯の質(+④時間)
この3つ(4つ)の要素が重なったときに発生します。
1ー①細菌
むし歯菌の正体は、主にミュータンス菌と呼ばれる細菌のことをいいます。ミュータンス菌は食べ物や飲み物に含まれる糖分をもとにして、ねばねばしたプラーク(歯垢)をつくり、歯の表面にくっ付きます。ミュータンス菌がつくり出す酸によって歯のカルシウムが溶け出してむし歯になってしまいます。
1ー②糖質
・ショ糖・・・砂糖の主成分。むし歯菌を活性化させる効果が高く、プラーク(歯垢)をつくる原因
・果糖(果物やハチミツに含まれる)・・・むし歯菌が酸をつくり出す原因
1ー③歯の質
生まれ持った歯の性質や形、歯並び等のことをいいます。個人差があり、歯の質が丈夫な人もいれば弱い人もいます。歯の質によって歯磨きを熱心にしていても、むし歯になりやすい人もいらっしゃれば、そこまで熱心に歯磨きしていなくてもむし歯になりにくい人も中にはいらっしゃいます。
1ー④時間
口の中はふだん中性ですが、飲食後には歯が溶ける程度の酸性になります。食べ物が口腔内に停滞する時間が長ければ長いほど、むし歯のリスクは上がってしまいます。時間を決めずにだらだらとお菓子を食べたり、ジュースなどを飲んだりすることもむし歯に影響していきます。飲食後のうがいや歯磨きが大事になっていきますね。
2、むし歯になりにくい食生活とは?
健康的な食生活は、むし歯やお口の中のトラブルの予防に繋がります。
食事はよく噛み、栄養バランスの良い食事を規則正しく摂ることが大事になります。
むし歯菌のエサとなる糖分を減らすこと、1日3食しっかり食べること、間食は時間や回数を決めてダラダラ食べないようにすること、などの生活習慣の改善が必要です。
*むし歯になりにくい食べ物の例・・・
歯にくっつきにくい食べ物
おせんべい・ナッツ類など
糖分が少ない食べ物
野菜・海藻・きのこなど
停滞性のない食べ物
梅干し・スープ類など
食物繊維の多い食べ物
さつまいもなどの芋類・野菜・果物
などがあげられます。
よく噛んで食べることは唾液分泌の促進に繋がります。唾液は食べかすや細菌を洗い流してくれる作用があるため、よく噛んで食べることを意識してみると良いでしょう。
食事中の水分も、むし歯になりにくくするためには重要な一つの要素になります。水分をこまめに摂ることで、口の中が酸性になる時間を減らすことができます。口の中の水分が少ないと細菌が繁殖しやすくなるため、口臭やむし歯の発生リスクが高くなってしまいます。ジュースなどの砂糖の含まれた甘いものではなく、お水やお茶が望ましいといえるでしょう。
3、適切な間食の摂り方とは?
みなさんは普段、間食はしますか?
間食とは、食事(朝食・昼食・夕食)以外に摂取するエネルギー源となる食べ物や飲み物のことを指します。
間食を摂るメリットとしては、
・食事の食べ過ぎや血糖値の急上昇を抑えることができる
・栄養素を補うことができる
・気分転換やリフレッシュにつながる
などがあげられます。
決して間食がむし歯に対する悪いもの、というわけではなく適切な間食の摂り方ができればメリットも多く得ることができます。
例えばどんなことを意識して間食すべきなのでしょうか。
いくつか挙げていくとすれば・・・
①食べる時間帯
②適量
③回数
④種類
⑤お水やお茶
などが考えられます。
詳しく見ていきましょう。
3ー①食べる時間帯
間食に適した時間としては、午後2時〜3時頃だと夕食までの間隔も開くため適切といわれています。また15分と食べる時間を決めるのもいいかもしれないですね。
時間を決めずにダラダラ食べたり飲み続けたりすると口腔内の食べ物の残留時間が長くなり、むし歯リスクが高くなるため、時間を決めて摂取することが望ましいと考えられています。
3ー②適量
1日200キロカロリー以下を目安にしましょう。個包装のものを買ったり、小皿に取ったりすることで食べ過ぎ予防にも繋がります。
3ー③回数
1日に何回もの間食はむし歯リスクを高めます。①で説明した時間と同様の理由で、回数も1回と決めることが望ましいといえるでしょう。
3ー④種類
おやつとして甘いものを選びがちですが、間食として選びたいのはタンパク質や脂質が豊富なものです。たとえば、ヨーグルトやチーズ、アーモンドや小魚などです。
キシリトール配合のおやつの摂取もおすすめです。キシリトールとは、代用甘味料のことで甘いですが、歯を強くする効果もあります。
現在はキシリトールガムだけでなく、チョコやグミなどたくさんの種類が販売されています。ただし砂糖が含まれているものもあるため注意が必要です。成分表をチェックしてみましょう。
3ー⑤お水やお茶
市販の清涼飲料水やスポーツ飲料、缶コーヒーなどには多くの砂糖が含まれているため、水分を摂る際は水やお茶を選ぶことが望ましいと言えます。
例)コーラ:約56.5g (角砂糖 約17個分)
ポカリスエット:約31g(角砂糖 約9.4個分)
果汁100%ジュース:約50~60g(角砂糖 約12~15個分)
カルピスウォーター:約56g(角砂糖 約11個分)
たくさんの砂糖が使われていることが分かりますね。食べ物の種類だけでなく飲み物が影響してむし歯に罹患している方は多くいらっしゃいます。
食べたあとはできるだけすぐに歯を磨く、もしくはうがいを心がけましょう。
*間食とおやつの違い
間食は、小腹を満たすために摂取するもので、朝昼夜の3食では補いきれないエネルギーを摂取する目的もあります。
おやつは、お菓子がメインであり、お砂糖を使った食べ物が多いのが特徴です。
食生活や間食の摂り方を少し意識して気をつけてみるだけでも、今までよりもむし歯になりにくくすることができます。
そこに合わせて定期的に歯科でチェックやクリーニングをしてむし歯になりにくい歯を目指しましょう。
そのお手伝いができれば幸いです。
「宮城県 歯周病」、「仙台市 歯周病 歯医者」、「宮城野区 歯周病 歯医者」、「二十人町 歯医者」、「歯医者 健康」でお探しの方へ。
仙台ファースト歯科へ一度ご相談ください。
虫歯治療の費用はいくら?保険・自費の違いや費用相場を徹底解説
2025年6月30日
こんにちは。仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」です。

虫歯の治療費がどれくらいかかるのか、不安に感じている方は少なくないようです。最近では、治療方法や保険の適用範囲が多様化していることから、費用の目安がわかりにくいと感じる方も増えていると考えられています。
歯科医院によっても料金体系が異なる場合があり、「自分の場合はいくら必要なのか」と疑問に思う方が多いのではないでしょうか。
本記事では、虫歯治療の費用について知りたい方が増えている背景や、実際にどのような情報が得られるのかを詳しくご紹介します。
虫歯治療費の基本と保険適用の仕組み

虫歯治療を検討する際、多くの方が気になるのが治療費と保険の適用範囲です。実際の費用は、虫歯の進行度や治療方法によって大きく異なります。
また、保険診療と自費診療で選択できる治療内容や費用負担にも違いがあります。
ここでは、虫歯治療費の主な内訳や保険適用の仕組み、そして自費診療の特徴について詳しく解説します。自身の症状や希望に合わせて、どの治療法が適しているか判断するための参考にしてください。
虫歯治療で発生する主な費用項目
虫歯治療の費用は、初診料や再診料、レントゲン撮影、保存治療、外科治療、補綴治療など、治療の内容ごとに発生します。
保存治療は虫歯部分を削り、樹脂や金属で補修する方法です。進行した虫歯の場合、根管治療が必要になることもあります。
健康保険が適用される虫歯治療の範囲
日本の健康保険制度では、虫歯の基本的な治療(保存治療、根管治療、銀歯やプラスチックの詰め物・被せ物など)は保険適用となります。
保険診療では機能回復を目的とした治療が中心で、見た目や耐久性を重視した材料(セラミックやゴールドなど)は保険適用外となる場合があります。
自費診療の特徴
自費診療では、保険適用外の材料や治療法(例:セラミックの詰め物、インプラント治療など)を選択できます。
見た目や耐久性、金属アレルギー対策など、患者さんの希望に合わせた治療が可能ですが、全額自己負担となるため費用は高額になる傾向があります。治療内容や費用、メリット・デメリットを十分に説明してもらい、納得したうえで選択することが重要です。
気になることがあれば、歯科医師や歯科衛生士、または、補綴治療(詰め物や被せ物)の専門医など、複数の意見を聞くことも検討しましょう。
虫歯の進行度別にみる治療費の目安

虫歯の治療費は、虫歯の進行度や選択される治療法によって大きく異なります。初期段階であれば比較的負担が少なく済みますが、進行すると治療回数がかかり、費用も高額になる傾向があります。
ご自身の症状がどの段階に該当するのかを知り、治療の選択肢や費用の目安を理解することは、納得のいく治療を受ける上で非常に重要です。
ここでは、虫歯の進行度ごとに一般的な治療費の目安と、歯科医院で具体的にどのような質問をするとよいか解説します。
初期虫歯の治療費
初期虫歯は、歯の表面がわずかに溶け始めた状態(脱灰)で、痛みなどの自覚症状がほとんどありません。
この段階では、主に歯科衛生士が行う、フッ素塗布や歯磨き指導などの予防処置(虫歯の進行を防ぐ処置)が中心となり、保険診療の場合は数百円から数千円程度が一般的です。
中等度の虫歯治療費
中等度の虫歯は、歯の内部(象牙質)まで進行し、冷たいものがしみるなどの症状が現れることがあります。この場合、虫歯部分を削り、レジン(CR充填)や金属・セラミックの詰め物(インレー)で補う保存治療が行われます。
保険診療では1,000円〜3,000円程度ですが、セラミックなどの材料や範囲によっては自費診療となり、数万円以上かかる場合もあります。
治療法や材料の選択肢について、歯科医師や歯科衛生士に詳しく相談することが大切です。
重度の虫歯治療費(神経治療・抜歯など)
重度の虫歯は歯髄(神経)にまで達しており、強い痛みや腫れを伴うことがあります。この場合、根管治療(歯の神経を除去し、内部を消毒・充填する治療)が必要となり、保険診療で3,000円〜6,000円程度が目安です。
歯が保存できない場合は抜歯となり、その後の補綴治療(入れ歯やブリッジ、インプラントなど)にはさらに高額な費用がかかる場合があります。治療後の選択肢や、専門医の紹介についても遠慮なく質問してみましょう。
治療方法ごとの虫歯治療費の相場

虫歯治療の費用は、治療方法や使用する材料、歯の状態によって大きく異なります。自分に適した治療法を選ぶためには、それぞれの治療にかかる費用の目安や、治療の特徴を理解しておくことが大切です。
ここでは、虫歯治療の代表的な方法ごとに、治療費の相場や治療内容について詳しく解説します。
歯科医院で費用や治療内容について質問する際のポイントや、専門医への相談についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。
詰め物(インレー)の費用
インレーとは、虫歯で失われた歯質を部分的に補う詰め物です。保険適用の場合、主に銀合金が使われ、費用は1歯あたり約2,000〜3,000円程度です。
見た目や金属アレルギー対策としてセラミックやゴールドなど自費診療を選ぶ場合、1歯あたり2万円〜5万円程度となることがあります。
材料の違いが費用に大きく影響するため、見た目や耐久性を重視する場合は、歯科医師に素材の特徴や費用について具体的に質問してみましょう。
被せ物(クラウン)の費用
クラウンは、歯全体を覆う被せ物で、虫歯が広範囲に及んだ場合に選択されます。保険適用の銀歯は約3,000〜5,000円、自費診療のセラミッククラウンは素材によって費用が変わります。
オールセラミックやジルコニアの場合は10万〜20万円、e-maxやメタルボンド クラウンの場合は8万〜15万円が費用の目安です。
クラウンの種類や適応範囲によって費用が異なるため、治療前に「保険と自費の違い」「長期的な耐久性」などを歯科医院で確認すると良いでしょう。
根管治療の費用
根管治療は、歯の神経まで虫歯が進行した場合に行われる治療です。保険診療では1歯あたり3,000〜6,000円程度ですが、マイクロスコープなど使用した精密根管治療は自費となり、5万円〜15万円程度かかることがあります。
根管治療は再発リスクもあるため、治療内容や再治療時の費用についても事前に相談することが大切です。
抜歯や入れ歯、ブリッジの費用
重度の虫歯で歯を残せない場合、抜歯やその後の補綴治療(入れ歯やブリッジ)が必要です。抜歯は保険適用で1,000〜3,000円程度、部分入れ歯やブリッジは材料や本数によって異なりますが、保険診療で1万円前後、自費診療では数十万円に及ぶ場合もあります。
治療後の機能回復や見た目も考慮し、歯科医師や歯科衛生士と連携した治療計画を相談することが望ましいです。
虫歯治療費が変動する主な要因

虫歯治療にかかる費用は、患者さん一人ひとりの症状や希望によって大きく異なります。治療費の違いは、虫歯の進行度や治療方法、使用する材料、さらには保険診療か自費診療かの選択によっても左右されます。
ここでは、虫歯治療費が変動する主な要因について、分かりやすく解説します。
虫歯の本数や進行度による違い
虫歯の本数が多いほど、治療にかかる費用も増加します。また、初期の虫歯であれば「保存治療」としてCR(コンポジットレジン)充填など比較的簡単な処置で済む場合が多いですが、進行して神経まで達すると根管治療や補綴治療(被せ物や被せ物)が必要となり、費用も高くなります。
虫歯の進行度は、見た目だけではわからない場合があるので、レントゲンを撮って確認する場合があります。治療前に歯科医師から説明があるか確認し、納得した上で治療をしましょう。
治療方法や使用する材料の違い
虫歯治療には、CR充填、インレー、クラウン、インプラントなどさまざまな方法があります。使用する材料も、保険適用のレジンや銀歯、自費診療のセラミックやジルコニアなど多岐にわたります。
材料によって見た目や耐久性が異なるため、費用も大きく変動します。治療法や材料の選択肢について、歯科医師や歯科衛生士に具体的なメリット・デメリットを質問することが大切です。
保険診療と自費診療の選択
日本では多くの虫歯治療が健康保険の範囲内で受けられますが、見た目や機能性を重視した自費診療を選択する場合、費用は自己負担となります。
保険診療では治療内容や使用材料に制限がありますが、自費診療ではより高度な治療や最新の材料を選ぶことが可能です。費用面や治療内容について、事前に見積もりを依頼し、納得した上で選択することが重要です。
歯科医院ごとの価格差
同じ治療内容でも、歯科医院ごとに価格設定が異なる場合があります。特に自費診療は医院ごとに大きく異なるため、複数の医院でカウンセリングや見積もりを受けることをおすすめします。
また、補綴や審美治療に詳しい歯科医師が在籍している医院では、より専門的な治療や説明が受けられる場合があります。自分に合った医院選びのためにも、治療内容や費用、専門医に相談できるか質問してみてください。
虫歯治療費を抑えるためのポイント

ここでは、虫歯治療費をできるだけ抑えつつ、適切な治療を受けるための具体的な方法について詳しく解説します。
保険診療を上手に活用する方法
日本の歯科治療では、虫歯の多くが健康保険の対象となります。例えば、初期の虫歯には「CR充填(コンポジットレジン充填)」や、進行した場合の「根管治療」などが保険適用されます。
ただし、セラミックやインプラントなどの自費診療は全額自己負担です。治療前には「どの治療が保険適用か」「自己負担額はいくらか」を歯科医院で気軽に質問してみましょう。
複数の歯科医院で見積もりを取る重要性
同じ虫歯治療でも、医院ごとに治療方針や費用の説明が異なる場合があります。特に自費診療を提案された場合は、複数の歯科医院で見積もりや治療内容の説明を受けることで、納得のいく選択がしやすくなります。見積もりの際は「治療法の選択肢」「費用の内訳」「治療後のメンテナンス費用」など、具体的な質問を用意しておくと安心です。
また、審美治療やインプラントなどに詳しい歯科医師が在籍しているか、医院の方針や実績も事前にチェックしておくと良いでしょう。
早期発見・早期治療のメリット
虫歯は初期段階で発見・治療することで、治療費や通院回数を大幅に抑えられる場合があります。初期の虫歯なら歯を削る量も少なく、簡単な充填処置で済むことが多いですが、進行すると神経の治療や被せ物が必要となり、費用も高額になりがちです。
日頃から正しい歯磨きやデンタルフロスの使用、定期検診を受けることで、虫歯の早期発見につながります。
虫歯治療費に関するよくある誤解と注意点

虫歯治療費については、「保険が効くから安い」「自由診療は高額」というイメージが先行しがちですが、実際には治療内容や症状の進行度によって費用は大きく異なります。
ここでは、虫歯治療費に関するよくある誤解や注意点について、具体的な治療法や費用の背景、さらに治療を受ける際のポイントについて詳しく解説します。
保険診療でも高額になるケース
保険診療では、CR充填(コンポジットレジン充填)や根管治療などが一般的に適用されますが、進行した虫歯や複雑な治療(たとえば歯の神経を取る根管治療や、歯を大きく削る補綴治療)では、治療回数や材料費がかさみ、自己負担額が増える場合があります。
特に、奥歯の銀歯や前歯の被せ物など、保険適用範囲でも部位や材料によって費用が異なります。治療内容を事前に確認し、不明点は遠慮なく歯科医師や歯科衛生士に質問するとよいでしょう。
自費診療のメリット・デメリット
自費診療は、セラミックやジルコニアなど見た目や耐久性に優れた材料を選択できる一方、全額自己負担となるため費用が高額になる傾向があります。
例えば、インプラントやセラミッククラウンは、見た目や機能性の面でメリットがありますが、治療期間やメンテナンス費用も含めて総合的に検討することが大切です。治療法の選択肢や費用の内訳について、歯科医師や歯科衛生士に相談することも有効です。
治療費だけでなく治療内容も重視する
費用だけで治療法を決めるのではなく、保存治療や外科治療、補綴治療などの選択肢や、その治療が自分の歯の健康にどう影響をしていくかを考える必要があります。
歯の保存が可能な場合は、できるだけ自分の歯を残す治療を選ぶことが長期的な健康維持につながります。
まとめ

虫歯治療の費用は、治療内容や虫歯の進行度、保険適用の有無によって大きく異なります。保険適用の場合、初期の虫歯なら数千円程度から治療が可能ですが、進行した場合や自費診療を選ぶと数万円以上かかることもあります。
費用は詰め物や被せ物の材質、治療方法、通院回数などによっても変動します。医療費控除や公的支援を活用することで負担を軽減できる場合もあるため、事前に確認することが大切です。費用や治療内容について不安がある方は、歯科医院で見積もりや説明を受け、納得した上で治療を進めることをおすすめします。
そして、定期検診やセルフケアで、日頃から虫歯が進行しないようにしていくことも、治療費を抑えられる方法の一つということを知っておきましょう。
虫歯治療を検討されている方は、仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、各分野を専門とするドクターがチームを組んで治療をおこなっています。小さなお子様から仕事で忙しい方、さらにはご高齢の方まで、生活スタイルに合わせた無理のない治療を提供いたします。
当院のホームページはこちら、お問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。
歯周病の進行を徹底解説|症状・原因から予防と治療法までわかりやすく解説
2025年6月26日
こんにちは。仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」です。

歯ぐきからの出血や、口臭が気になることはありませんか。それは、歯周病が静かに進行しているサインかもしれません。
歯周病は自覚症状が少なく、気づかないうちに進行することが多いと考えられています。そのため、早期に発見することが非常に重要です。歯周病がどのように進行するのかを知ることで、将来の歯の健康を守れるかもしれません。
本記事では、歯周病の定義や進行の仕組み、主な原因、効果的な予防法などについて詳しく解説していきます。
歯周病とは

歯周病とは、歯の周りにある歯ぐきなどの組織が、プラーク(歯垢)に含まれる細菌によって炎症を起こし、徐々に破壊されていく病気です。細菌が産生する毒素が歯ぐきの炎症を引き起こし、放置すると歯を支えている骨が溶けていきます。
歯周病は、歯と歯ぐきの境目の小さい溝(歯周ポケット)にプラークが溜まることで始まります。プラーク中の細菌が炎症を引き起こすことで、歯周ポケットが深くなり、さらに炎症が進行していきます。
歯肉炎と歯周炎
歯周病は、大きく「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。歯肉炎は歯ぐきのみに炎症がとどまっている状態で、適切な歯磨きや専門的なクリーニングで改善が期待できます。歯周炎は、炎症が歯ぐきの奥深くや骨にまで及んだ状態です。
歯周病が進行する主な原因

歯周病は初期段階では自覚症状が乏しいため、気づかないうちに進行してしまうことが多い疾患です。放置すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯を失うリスクもあります。
ここでは、歯周病が進行する主な原因について詳しく確認していきましょう。
プラーク(歯垢)と歯石の影響
歯周病の最大の原因は、歯の表面に付着するプラーク(歯垢)です。プラークは細菌の塊で、これが歯肉溝に長期的に存在することで炎症を引き起こし、歯周ポケットが深くなります。
また、プラークが除去されずに時間が経つと、唾液中のミネラルと結びついて歯石となり、歯ブラシでは取り除けなくなります。歯石は細菌の温床となり、歯周病の進行を加速させるため、定期的な歯科医院でのクリーニングが重要です。
生活習慣や体質
歯周病の進行には、糖尿病などの全身疾患や、加齢、ホルモンバランスの変化といった体質的要因も影響します。また、間食の頻度や偏った食生活、不十分なセルフケアもリスクを高めます。
喫煙やストレス
喫煙は、歯ぐきの血流を悪化させ、免疫反応を低下させるため、歯周病の進行リスクを大きく高めます。また、ストレスも、唾液の分泌を減少させたり、免疫機能を低下させたりするため、歯周病の悪化に関与する可能性があるでしょう。禁煙やストレスマネジメントは、歯周病治療の一環として非常に重要です。
進行段階ごとの症状

歯周病は、進行度によって症状や治療法が大きく異なる疾患です。ここでは、歯周病の進行段階ごとの特徴的な症状や、セルフチェックの方法について詳しく解説します。
歯肉炎の症状
初期の歯周病は「歯肉炎」と呼ばれ、歯ぐきの赤みや腫れ、歯磨き時の出血が主なサインです。歯と歯ぐきの間にプラーク(細菌のかたまり)がたまることで、歯ぐきが炎症を起こします。
この段階では歯ぐきの中にある歯を支える骨へのダメージはなく、適切なブラッシングや歯科医院でのクリーニングで、健康な状態に戻る場合が多いとされています。
軽度歯周炎の症状
歯肉炎が進行すると、軽度の歯周炎となります。歯ぐきが下がったり、歯と歯ぐきの間に歯周ポケットが形成され始めます。歯周ポケットの深さが3〜4mm程度となることが目安です。歯槽骨の吸収が始まる場合があり、歯ぐきの腫れや出血が続くことが特徴です。
中等度歯周炎の症状
中等度歯周炎では、歯周ポケットが4〜6mmに深くなり、歯槽骨の吸収が進行します。歯が揺れてきたり、口臭が悪化したり、歯ぐきから膿が出たりすることもあります。細菌が全身に影響を及ぼすリスクも指摘されており、糖尿病や心疾患との関連も報告されています。
重度歯周炎の症状
重度歯周炎では歯周ポケットが6mm以上となり、歯槽骨の大部分が失われます。歯の著しい動揺や噛んだ時の痛み、歯の位置の変化がみられることもあります。
最悪の場合、歯を抜かなければならないこともあるでしょう。
歯周病が進行するリスク

歯周病が進行すると、口の中だけでなく全身の健康にもさまざまな影響を及ぼします。ここでは、歯周病が進行した場合に考えられるリスクや影響について詳しく確認していきましょう。
歯を失う
歯周病が進行すると、歯槽骨が徐々に溶けていき、最終的には歯が抜け落ちてしまう場合があります。歯を失うと噛む力が低下し、食事を適切に摂れなくなったり、顔貌の変化が生じたりすることもあります。
口臭や見た目への影響
歯周病が進行すると、歯ぐきからの出血や膿、歯のぐらつきなどが現れ、強い口臭や歯ぐきの腫れ、歯並びの変化といった見た目の問題も生じやすくなります。
口臭は、歯周ポケット内で増殖した細菌が産生する揮発性硫黄化合物が主な原因です。これらの症状はセルフケアだけでは改善しにくいでしょう。
全身健康に影響する
近年、歯周病と全身疾患との関連が注目されています。特に、糖尿病とは相互に悪影響を及ぼす関係があり、歯周病の炎症が血糖コントロールを難しくする場合があります。また、歯周病菌が血管内に入り込むことで、心疾患や脳梗塞のリスクが高まることも報告されています。
歯周病の進行を防ぐ方法

歯周病になった場合でも、進行を防ぐことは可能です。ここでは、歯周病の進行を防ぐために重要なセルフケアや生活習慣などについて解説していきます。
セルフケアを徹底する
歯周病の進行を防ぐためには、毎日のセルフケアが欠かせません。歯垢(プラーク)は歯周病の主な原因で、歯と歯ぐきの境目や歯と歯の間にたまりやすいです。歯垢をしっかりと除去すれば、炎症や歯周組織の破壊を抑制できるでしょう。
正しいブラッシング方法と補助用具の活用
歯ブラシは毛先が歯と歯ぐきの境目にきちんと当たるようにし、力を入れすぎず小刻みに動かしましょう。歯間ブラシやデンタルフロスは、歯と歯の間に残った歯垢を除去するのに役立ちます。
生活習慣の見直しと禁煙
食生活の乱れや睡眠不足、ストレスは免疫力の低下を招き、歯周病の進行リスクを高める場合があります。特に、喫煙は、歯ぐきの血流を悪化させ、歯周組織の修復を妨げることが知られています。禁煙に取り組めば、歯周病の進行を抑えられるでしょう。
定期的に歯科を受診する
どれだけ丁寧にセルフケアを行っていても、それだけでは取りきれない汚れがあります。そのため、歯科医院での専門的なクリーニング(PMTC)が欠かせません。
歯周病が進行した場合の治療法

ここでは、歯周病の進行度に応じた治療法について詳しく解説します。
スケーリングやルートプレーニング
スケーリングは、歯の表面や歯周ポケット内に付着した歯垢や歯石を専用の器具で取り除く処置です。ルートプレーニングは、歯の根の表面を滑らかに整え、細菌の再付着を防ぐ治療です。
これらの処置は歯周病治療の基本であり、特に初期〜中等度の歯周病に実施されることが多いです。痛みが心配な場合は麻酔を使用できることもあるので、遠慮なく歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう。
歯周外科治療や再生療法
歯周病が重度に進行し、スケーリングやルートプレーニングだけでは改善が見込めない場合、歯周外科治療が行われます。歯茎を切開して歯根を直接清掃するフラップ手術や、失われた歯周組織の再生を目指す再生療法が代表的です。
治療後に再発を防ぐためには

治療によって症状が改善しても、歯周病は再発しやすい病気です。そのため、治療後のケアや生活習慣の見直しが欠かせません。
ここでは、歯周病の進行を防ぐために治療後に気をつけるべきポイントを確認しましょう。
セルフケアと生活習慣の見直し
歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)を意識し、毛先を45度の角度であてて歯磨きをしましょう。デンタルフロスや歯間ブラシも使って、歯と歯の間のプラーク(歯垢)も丁寧に除去してください。
また、喫煙や過度の飲酒、ストレスは歯周病のリスク因子とされているため、生活習慣の見直しも重要です。バランスの良い食事を心がけ、よく噛んで食べることも歯茎の健康維持に役立つとされています。
定期メンテナンスを受ける
歯科医院での定期的なメンテナンスは、歯周病の再発を早期に発見し、進行を防ぐために不可欠です。専門的なクリーニングや検査を受けることで、ご自身では気づきにくい変化も把握できます。
歯周病の進行に関するよくある誤解と正しい知識

ここでは、歯周病の進行に関する代表的な誤解と、その背景にある正しい情報を解説します。
歯周病は年齢のせいだけではない
歯周病は「年を取れば誰でも進行する」と思われがちですが、実際には年齢だけが原因ではありません。歯周病は歯垢(プラーク)に含まれる細菌が歯ぐきに炎症を起こし、やがて歯を支える骨を溶かしていく病気です。生活習慣や口腔ケアの状態、喫煙、糖尿病などの全身疾患も進行リスクを高める要因となります。
痛みがなくても進行する理由
歯周病は初期から中等度の段階では痛みや自覚症状がほとんど現れません。これは、炎症が歯ぐきの深部や歯を支える骨で静かに進行するためです。
痛みが出るころには、すでに歯を支える組織が大きく失われている場合もあります。症状がないからといって安心せず、定期的な歯科検診で進行状況をチェックすることが重要です。
自己流ケアだけでは不十分な理由
自己流の歯磨きや市販のケア用品だけでは、歯周ポケット内の細菌や歯石を完全に除去することは困難です。
専門的なクリーニングや歯周ポケットの測定、必要に応じた保存治療(スケーリング・ルートプレーニング)、進行度によっては外科治療や補綴治療(インプラント等)など、段階に応じた治療が必要となります。
まとめ

歯周病は、歯ぐきの炎症から始まり、進行すると歯を支える骨が失われていく病気です。主な原因は歯垢や歯石の蓄積で、初期は自覚症状が少ないため気付きにくいことも特徴とされています。
歯周病を予防したり、再発を防いだりするためには、専門的な治療や生活習慣の見直しが必要とされます。気になる症状がある場合や予防について詳しく知りたい場合は、早めに歯科医師へ相談することが勧められます。
歯周病治療を検討されている方は、仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、各分野を専門とするドクターがチームを組んで治療をおこなっています。小さなお子様から仕事で忙しい方、さらにはご高齢の方まで、生活スタイルに合わせた無理のない治療を提供いたします。
当院のホームページはこちら、お問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。
インプラントは痛い?手術中・手術後の痛みや原因、対策まで徹底解説
2025年6月23日
こんにちは。仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」です。

「インプラント治療は痛い」というイメージを持つ方は少なくありません。
しかし、実際にどのタイミングで痛みを感じやすいのか、またその痛みはどの程度なのか、詳しく知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。
インプラント治療は複数のステップに分かれており、それぞれの段階で痛みの感じ方が異なる場合があります。手術中の痛みや、手術後に現れる違和感についても、個人差があります。
本記事では、インプラント治療の流れと痛みを感じやすいタイミングについて詳しく解説します。
インプラント治療で痛いと感じるのはどんな時か

インプラント治療を検討している方の多くが、「治療は痛いのではないか」と不安を感じています。実際に痛みを感じるタイミングや、痛みの原因、そして痛みへの対処法を知ることで、インプラント治療への不安を軽減することができます。
ここでは、インプラント治療の流れや痛みを感じやすいタイミング、そして痛みの特徴や対処法について、詳しく解説します。
インプラント治療の流れと痛みを感じやすいタイミング
インプラント治療は、保存治療(歯を残す治療)が困難な場合に選択される外科治療の一つです。
治療の流れとしては、事前の診断・治療計画の立案、インプラント体の埋入手術、抜歯・仮歯調整、骨とインプラントの結合を待機、人工歯装着のためのアバットメント装着、人工歯装着、メンテナンスという段階を踏みます。
この中で特に痛みを感じやすいのは、埋入手術直後や麻酔が切れた後、そして術後の数日間です。
手術中の痛みの有無と麻酔の役割
手術中は局所麻酔を行うため、術中に痛みを感じることはほとんどありません。
ただし、局所麻酔の効き方には個人差があり、不安が強い場合や過去に麻酔が効きにくかった経験がある場合は、事前に歯科医師に伝えておくことが重要です。
不安や恐怖による痛みを軽減する静脈鎮静法を併用する歯科医院もあります。
手術直後や数日後に現れる痛みの特徴
手術直後は、麻酔が切れると軽度から中等度の痛みや腫れが現れる場合があります。
これは、インプラントを埋め込んだ部位の骨や歯肉が治癒する過程で生じる生理的な反応です。通常は処方された鎮痛薬でコントロール可能ですが、痛みが強かったり、長引く場合は感染や炎症のリスクも考えられるため、早めに歯科医院へ相談しましょう。
セルフケアも痛みの軽減に必要です。正しい歯磨きやデンタルフロスの使用、刺激の少ない食事を心がけることが大切です。歯科衛生士に術後のケア指導を確認しておきましょう。
インプラント手術中の痛みとその対策

インプラント治療に限らず、痛みに対する恐怖心は、治療への一歩を踏み出す妨げにもなります。
しかし、現代の歯科医療では、痛みを最小限に抑えるためのさまざまな工夫や技術が進歩しています。ここでは、インプラント手術中の痛みの実際と、その対策について詳しく解説します。
局所麻酔と静脈内鎮静法の違い
インプラント手術では、主に局所麻酔が用いられます。局所麻酔は、手術部位のみの痛みを抑えるだけで、患者さんは意識がある状態で治療を受けます。
一方、静脈内鎮静法とは、鎮静薬を点滴で投与し、リラックスした状態もしくは半分眠ったような状態にする方法です。これにより、痛みや不安感が大幅に軽減されます。
ただし、静脈内鎮静法はどの歯科医院でも行っているわけではありません。
また、静脈内鎮静が必要かどうかは、患者さんの全身状態や不安の程度、治療の難易度によって異なるため、事前に歯科医師とよく相談することが重要です。
痛みを最小限に抑えるための最新技術
近年では、CT画像による精密な術前診断や、ガイドサージェリーと呼ばれる手術補助装置の活用により、患者さんの負担を最小限に抑えることが可能となっています。
また、極細の注射針や表面麻酔剤の使用など、麻酔自体の痛みを和らげる工夫も進んでいます。
これらの技術は、患者さんごとに適応が異なるため、治療前にどのような方法かを歯科医院で確認すると安心です。
痛みの感じ方に個人差がある理由
痛みの感じ方には個人差があります。これは、神経の敏感さや過去の治療経験、ストレスや不安の有無、体質などが影響しているためです。
また、歯周病や炎症がある場合は麻酔が効きにくく、痛みを感じやすくなることもあります。
自分が痛みを感じやすいタイプかどうか不安な場合は、事前にその旨を歯科医師や歯科衛生士に伝えておくといいでしょう。
インプラント手術後の痛みと腫れの原因

インプラント埋入術後の痛みや腫れは、多くの場合一時的なものですが、その原因や経過、対処法を知ることで不安を軽減し、適切な対応が可能になります。
ここでは、インプラント手術後の痛みや腫れのメカニズム、骨造成を伴う場合の特徴、そして痛みが長引く場合に考えられるトラブルについて詳しく解説します。
術後に起こる痛みや腫れのメカニズム
インプラント手術は、人工歯根を顎の骨に埋め込む外科処置です。この際、歯肉や骨に外的な刺激が加わるため、術後に炎症反応が起こりやすくなります。
炎症反応は、体が傷を修復しようとする生理的な反応であり、痛みや腫れ、発赤などが現れます。通常、これらの症状は手術後2〜3日がピークで、その後徐々に軽減していきます。患部を冷やしたり、処方された鎮痛薬を適切に服用することで、痛みのコントロールが可能です。
骨造成を伴う場合の痛みの特徴
骨造成とは、骨が不足している場合に骨を増やしておく外科処置で、通常のインプラント手術よりも組織への侵襲が大きくなります。そのため、術後の痛みや腫れはやや強く、長引く傾向があります。
骨造成を行った場合は、痛みが1週間程度続くこともありますが、経過観察と適切なケアで多くは改善します。疑問点があれば、歯科医師や歯科衛生士に具体的な注意点を質問すると良いでしょう。
痛みが長引く場合に考えられるトラブル
術後1週間以上経っても強い痛みや腫れが続く場合、術後感染やインプラント周囲炎、骨との結合不全などのトラブルが考えられます。こうした場合、早めに歯科医師に相談し、どのような処置が必要か、また今後の治療方針について具体的に確認することが必要です。
また、セルフケアとしては、指示された通りの口腔清掃や食事指導を守ることもこれらの予防につながります。
インプラントの痛みと他の歯科治療との比較

インプラント治療は外科的な処置を伴うため、他の歯科治療と比べて痛みの程度や期間が異なることがあります。
ここでは、虫歯治療や親知らずの抜歯など、一般的な歯科治療とインプラント治療における痛みの違いや、インプラント治療で感じる痛みの特徴について詳しく解説します。
虫歯治療や親知らず抜歯との痛みの違い
虫歯治療は、虫歯の進行度によっては局所麻酔を使用して痛みを抑えながら治療が行われます。軽度の虫歯であればレジン充填で済み、治療後の痛みも比較的軽く済みます。
一方、親知らずの抜歯は外科治療に分類され、抜歯後に腫れや痛みが数日間続く場合があります。インプラント治療も外科手術ですが、局所麻酔を行なうため、手術中の痛みはほとんど感じません。
ただし、術後は親知らず抜歯と同様に、腫れや鈍い痛みが数日から1週間程度続くことがあります。痛みの感じ方には個人差があり、術前に歯科医師と十分に相談することが大切です。
インプラント治療の痛みの程度と期間
インプラント治療では、顎の骨に人工歯根を埋め込むため、体への負担が一定程度生じます。手術直後は、麻酔が切れると軽度から中等度の痛みや違和感を感じることがありますが、通常は処方された鎮痛剤で痛みを抑えることは可能です。
痛みのピークは手術翌日から2〜3日後とされており、その後は徐々に治まることが多いです。痛みが長引く場合や強い腫れ、出血が続く場合は、感染症などが考えられるため、早めに歯科医院に相談してください。
インプラントの痛みを和らげるためにできること

ここでは、インプラントの痛みを和らげるために自宅でできる対策や、薬の使い方、日常生活で気をつけるポイントについて詳しく解説します。
自宅でできる痛みの対策と生活上の注意点
インプラント手術後は、まず患部を清潔に保つことが大切です。歯科医師や歯科衛生士の指導に従い、やわらかい歯ブラシやデンタルフロスを用いて丁寧に口腔内をケアしてください。
強い刺激やうがいを避け、腫れや痛みがある場合は冷たいタオルで軽く冷やすと症状が和らぐことがあります。また、無理に硬いものを噛むと傷口が悪化する場合があるため、やわらかい食事を心がけましょう。
痛みが長引く場合や出血が止まらない場合は、早めに歯科医院に相談することが重要です。
痛み止めの正しい使い方と注意点
痛み止め(鎮痛薬)は、歯科医師から処方されたものを指示通りに服用してください。市販薬を自己判断で追加することは避け、用量・用法を守ることが副作用防止につながります。
痛みが強くなった場合や、薬が効かない場合は、どのタイミングで痛みが強くなるのか、どんな痛みなのかを記録し、早めに歯科医師へ具体的に伝えると、より適切な対応が受けやすくなります。
飲酒・喫煙・食事で気をつけるポイント
インプラント治療後の飲酒や喫煙は、傷の治癒を妨げたり、感染リスクが高まる可能性があります。特に喫煙は歯肉や周辺組織の血流を悪化させ、インプラントと骨の結合を阻害します。
食事は刺激物や硬い食品を避け、栄養バランスの良いものを選ぶことで、患部の回復を助けることができます。インプラント治療中はこれらの点を意識し、疑問があれば歯科医院で具体的に質問してみましょう。
インプラント治療後に痛みが続く場合の対応

ここでは、インプラント治療後の痛みが続く場合の主な原因や、早期対応の重要性、そして再発予防のためのメンテナンスについて詳しく解説します。
痛みはインプラント周囲炎や噛み合わせ不良のサイン
インプラント治療後の痛みの原因として多いのが「インプラント周囲炎」です。これはインプラントの周囲に炎症が起きる状態で、歯周病と同様に歯ぐきの腫れ、出血、膿が出ることもあります。
この原因には、セルフケア不足による細菌感染、噛み合わせの不良などがあります。噛み合わせが合っていない場合、インプラントに過度な力が加わり、骨や周囲組織に炎症や痛みを引き起こすことがあります。
違和感や痛みが続く場合は、インプラントの安定性や噛み合わせを歯科医院で再評価してもらうことが大切です。
早めに歯科医院を受診すべき症状
早めに歯科医院を受診した方がいい症状とは、痛みが強い、腫れや出血がある、患部から膿が出る、インプラントが揺れる、発熱を伴うなどの症状がある場合です。
そして、受診時には「いつから痛みがあるのか」「どのような痛みか」「セルフケアの状況」などを具体的に伝えると、診断がスムーズになります。
治療後の定期的なメンテナンスの重要性
インプラントを長く快適に使い続けるためには、治療後の定期的なメンテナンスが不可欠です。歯科医院でのプロフェッショナルケアだけでなく、正しい歯磨きやデンタルフロスの使用、食生活の見直しなど、日常のセルフケアも重要です。
メンテナンス時には、インプラントの動揺や周囲組織の炎症、噛み合わせの変化などを早期に発見できるため、トラブルの予防に繋がります。定期的な受診の目安やセルフケア方法についても、歯科医院で確認しておきましょう。
インプラントの痛みに関するよくある誤解と正しい知識

ここでは、インプラント治療に関する痛みの実態や、正しい知識をもとに不安を軽減するためのポイントについて詳しく解説します。
インプラントは痛いという誤解
「インプラント=痛い」というイメージは根強いものですが、実際の手術自体は局所麻酔下で行われるため、術中の痛みはほとんど感じない場合が多いです。
術後には腫れや軽い痛みが出ることがありますが、これは一般的な外科処置後の炎症反応によるもので、数日から1週間程度で治まることがほとんどです。
痛みの程度や期間は、個人の体質や治癒力、手術の範囲によって異なります。
痛みへの不安を軽減するための正しい情報
インプラント治療の痛みへの不安を和らげるためには、治療前に歯科医師と十分にコミュニケーションを取っておくことが重要です。
例えば、「自分の持病や服用中の薬がインプラント治療に影響しないか」「術後にどのようなセルフケアが必要か」など、具体的な質問をしておくと良いでしょう。
術後のセルフケアとしては、正しい歯磨きやデンタルフロスの使用、バランスの良い食事を心がけることで、炎症や感染の予防につながります。
信頼できる医療機関で十分な説明を受けることが、安心して治療に臨むための第一歩です。
まとめ

インプラント治療は「痛いのでは」と不安に感じる方も多いですが、手術中は局所麻酔が使用されるため、強い痛みを感じることは少ないです。また静脈内鎮静法を使う場合もあります。
手術後は腫れや軽い痛みが出ることもありますが、これは数日で治まるケースが一般的です。痛みを和らげるためには、事前の説明や術後のケアが重要です。
万一、痛みが長引く場合は早めに歯科医へ相談しましょう。納得できる治療のためにも、治療実績や説明の丁寧さを基準に歯科医院を選ぶことが大切です。
インプラント治療を検討されている方は、港区南青山、東京メトロ「外苑前駅」より徒歩4分にある歯医者「エストデンタルケア南青山」にお気軽にご相談ください。
当院では、院長が全ての患者さんを対応するなど、患者さんの悩みに本気で向き合っています。歯を守りたい、芸能人のような歯にしたい、他院で断られたなどのお悩みを抱えている方はぜひご連絡ください。
当院のホームページはこちら、お問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。
インプラントとは?メリット・デメリットや費用も解説!
2025年6月21日
こんにちは。仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」です。

インプラントは、失った歯を補う場合に行う治療法のひとつです。基本的には自由診療のため費用が高く、費用面からインプラントを選択するか悩む方も多いでしょう。
今回は「具体的にインプラントがどのような治療か知りたい」という方のために、インプラントとはどのような治療か解説します。入れ歯と異なる点やインプラントのメリット・デメリット、治療の流れや費用についてもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
インプラントとは?

インプラントとは、顎の骨に人工歯根のインプラント体を埋入して人工歯を装着し、虫歯や歯周病などで失った歯を補う治療法です。顎の骨にしっかり固定されて独立して機能するため、他の歯に負担を与えず、審美性や機能性にも優れています。
しかし、インプラントは手術が必要である点や、自由診療のため費用が高額で治療期間も長い点からハードルが高いといえます。
また、歯科医師の技術や歯科医院の設備により、成功率も大きく変動するでしょう。どの歯科医院で治療を受けるか、慎重に検討することも重要です。
ブリッジや入れ歯との違い

歯を失った際の治療法として、インプラントの他にもブリッジや入れ歯という選択肢があります。インプラントとの大きな違いは、ブリッジや入れ歯は周囲の歯を削ったり、バネを引っかけたりするため、他の歯に負担がかかるという点です。
入れ歯やブリッジを使うことで、他の健康な歯の寿命が短くなる可能性があるのです。
また、インプラントに比べて、ブリッジや入れ歯は目立ちやすいです。ブリッジや入れ歯でも見た目に配慮されたものがありますが、インプラントのほうが自然に見えるでしょう。
しかし、ブリッジや入れ歯は保険診療で行えるため、費用負担を減らすことができます。インプラントのように外科手術が必要ないので、体への負担も軽いといえるでしょう。
失った歯を補う方法は様々ですが、それぞれの違いとメリットとデメリットを踏まえ、ご自身にとってより良い治療方法を選択することが大切です。
インプラントのメリット

インプラントには、以下のメリットがあります。
自分の歯のように噛める
インプラントでは人工歯根が顎の骨に埋め込まれているため安定感があり、自分の歯のようにしっかり噛めることが大きなメリットです。ブリッジや入れ歯では、インプラントのような安定感は得られないでしょう。
人工歯根であるインプラント体は、生体親和性が高いチタンでできています。骨と結合しやすく、劣化しにくいという特徴があります。
健康な歯に負担をかけない
インプラントは独立して機能するため、他の歯に負担をかけません。健康な歯を1本でも多く維持することにつながる点は、インプラントのメリットといえるでしょう。
骨が痩せるのを防げる
歯を失うと、その部分の顎の骨は徐々に痩せていきます。インプラントでは顎の骨にインプラント体を埋めるため、噛む度に刺激が加わって顎の骨が痩せていくのを防げるでしょう。
見た目が自然
保険の入れ歯やブリッジの場合、使用できる素材が限定されています。そのため、高い審美性は期待できないでしょう。
しかし、インプラントは人工歯にセラミックやジルコニアなど、審美性の高い素材を使用できるので、天然歯と同じような見た目を再現できます。また、金属のバネなども存在しないので、周りから気づかれることもないでしょう。
インプラントのデメリット

インプラントには、以下のデメリットがあります。
外科手術が必要
インプラントでは、顎の骨に穴を開けてインプラント体を埋入する手術や、歯茎を切開する手術を行います。麻酔は行いますが、外科手術に恐怖を抱く方にとっては大きなデメリットになるでしょう。
また、糖尿病や骨粗しょう症の方などは、手術が行えないこともあります。持病がある方は、事前に主治医に相談してください。
治療費が高額
インプラントは自由診療のため、1本のみの治療であっても高額な治療費がかかります。インプラント体を埋めるのに十分な骨の量がない場合などは、骨を増やす手術が必要になるのでさらに費用がかかるでしょう。
インプラントを検討する際は、費用やメリット・デメリットなど様々な点を考慮して歯科医師としっかり相談しましょう。
治療期間が長い
入れ歯やブリッジと比較すると、インプラントは治療期間が長いです。インプラント体を埋入し、インプラント体と顎の骨が結合するまで待つ必要があるからです。
患者さまの状態にもよりますが、一般的には3ヶ月~1年ほどかかるとされています。
インプラント周囲炎のリスクがある
インプラント治療を終えた後は、定期的に歯科医院を受診してメンテナンスを受ける必要があります。メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎になる可能性があるでしょう。
インプラント周囲炎とは天然歯でいう歯周病のことで、初期段階では自覚症状がほとんどなく、進行が早いのが大きな特徴です。最悪の場合には顎の骨が溶かされ、インプラントが脱落する恐れもあるでしょう。
インプラント周囲炎の原因は、口腔内が不衛生になり細菌が繁殖することです。そのため、メンテナンスには欠かさず通い、口腔内を清潔に保ちましょう。
インプラント治療の流れ

インプラント治療は、以下の流れで行います。
カウンセリング
インプラント治療を受けるにあたって、患者さまのお悩みや希望などをお伺いし、治療内容や費用について説明します。歯科医院によって治療方針や費用、設備等は異なるため、しっかりと疑問点や不安なことは尋ねておきましょう。
無料でカウンセリングを行っている歯科医院も多いので、複数の歯科医院でカウンセリングを受け、ご自身に合った歯科医院を選ぶことが重要です。
検査、治療計画立案
歯科用CTや口腔内カメラなどを使って検査します。顎の骨の密度や量も確認し、顎の骨の状態によってはインプラント治療の前に顎の骨を増やす骨造成を行います。
検査の結果をもとに治療計画を作成して、今後のスケジュールや見積り金額を提示します。治療計画の内容や治療費用に納得いただけたら、契約を結び治療を開始します。
インプラントを埋入する
歯茎を開いて顎の骨に穴を開け、治療計画にそってインプラント体を埋入します。埋入に必要な時間は、1本あたり30分ほどです。
基本的に、インプラントの埋入手術は日帰りで行えます。また、翌日から身体を激しく動かさないデスクワークを行うことも可能でしょう。
インプラント治療には一回法と二回法があり、一回法の場合は、インプラント体の埋入と同時にアバットメントも取り付けます。
抜糸、仮歯の調整
インプラント埋入手術の終了後2週間程度で、傷口を塞ぐために使用した糸を抜きます。抜糸終了後、必要に応じて仮歯を作成・調整します。
仮歯があるので噛むことができますが、インプラント体の定着に影響を及ぼす可能性があるため、硬い物は噛まないようにしてください。
アバットメントを取り付ける
二回法の場合は、2ヶ月~3ヶ月ほど顎の骨にインプラント体が定着するのを待ち、きちんと定着していることが確認できたらインプラント体にアバットメントを取り付けます。
アバットメントの装着後は、切開した歯茎が整うまで1〜2週間ほど様子を見ます。二次手術も入院の必要はなく、日帰りで対応可能です。
型取り
患者さまのお口の状態や噛み合わせに合った人工歯を作るため、型取りを行います。形や色など、周りの天然歯に馴染むように人工歯を製作します。
人工歯を装着する
人工歯が完成したら、アバットメントの上に取り付けます。噛み合わせや形・色を確認し、気になることがあれば歯科医師に伝えましょう。問題がなければ治療完了です。
メンテナンス
インプラント治療後は、定期的に歯科医院を受診してメンテナンスを受ける必要があります。インプラントを長持ちさせるためにも、欠かさずに通いましょう。
インプラント治療にかかる費用

一般的にインプラント治療にかかる費用は、インプラント1本につき30万円~50万円ほどです。顎の骨の量が足りず骨造成が必要な場合は、別途費用がかかるでしょう。
インプラントは基本的には自由診療のため、全額自己負担です。
しかし、生まれつき顎の骨の三分の一が連続していない方、形成不全の方などはインプラント治療が保険適用になる場合もあります。審美目的ではなく、治療目的とみなされる可能性が高いためです。
また、インプラント治療は、医療費控除の対象になることが多いです。その年に払った医療費が一定額以上の場合に対象となるので、治療費の領収書を保管して確定申告を行いましょう。
まとめ

インプラント治療は、口腔機能を取り戻すために有効な治療方法で、周囲の歯にも負担をかけずに治療できるという大きな利点があります。見た目も自分の歯のように自然なので、患者さまにとって満足度の高い治療といえるでしょう。
しかし、自由診療のため費用負担が大きいことや、手術をうける必要があるなどのデメリットもあります。今回はどのような治療なのか重要な点を記載しましたが、不安なことや疑問点があれば歯科医院にご相談ください。
インプラント治療を検討されている方は、仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、各分野を専門とするドクターがチームを組んで治療をおこなっています。小さなお子様から仕事で忙しい方、さらにはご高齢の方まで、生活スタイルに合わせた無理のない治療を提供いたします。
当院のホームページはこちら、お問い合わせも受け付けておりますので、ご活用ください。
痛くないけど通う?治療後の“メインテナンス”が実は大切な理由
2025年6月17日
みなさんこんにちは。仙台ファースト歯科の歯科医師の結城です。
少しずつ夏の気配も感じられる季節になってきました。気温や湿度の変化もありますので、皆さまどうぞ体調にはお気をつけてお過ごしください。
さて今回のブログでは、「メインテナンスの意味」、そして「クリーニングと予防の大切さ」について、少し詳しくお話ししていきたいと思います。
日頃の診療でもよくご質問いただくテーマであり、歯を長く健康に保つ上で非常に大切なポイントです。
できるだけわかりやすくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。
「痛くないのに、また歯医者に来る意味あるの?」
これは私が歯科医師として働き始めてから、患者さんによく尋ねられる言葉です。
学生の頃は「治療が終われば通院終了」だと思っていた私自身も、臨床の現場に立って考えが大きく変わりました。
患者さんの歯を長持ちさせるために必要なのは、実は“痛くないときこそ来てほしい”という小さな習慣です。
今回は、「治療後の定期的なメインテナンス」がなぜ大切なのか?そして、それが歯の寿命や生活の質にどう関わるのかをお伝えします。
1. メインテナンス=クリーニングではない
2. 定期通院と歯の寿命
3. 歯の健康と生活の質(QOL)の関係
4. メインテナンスの頻度はどれくらい?
5. ファースト歯科の取り組み
6. さいごに:大切な歯を守るために
1. メインテナンス=クリーニングではない
「メインテナンス」と聞くと、「歯の汚れを取ってきれいにするだけ」と思う方も多いかもしれません。
でも実は、メインテナンスとは“虫歯や歯周病などのリスクを予防する医療”です。
具体的には以下のような内容が含まれます:
•虫歯・歯周病の早期発見
•ブラッシングチェックと指導
•歯ぐきの状態、出血の有無、歯石・プラークの確認
•食習慣・生活習慣に応じたリスク評価
つまり、症状が出ていない段階での異常を察知し、進行を防ぐことが目的なのです。
仙台ファースト歯科では、歯科衛生士と連携してリスクに応じた予防プランを立て、「ただの掃除」ではないメインテナンスを提供しています。
2. 定期通院と歯の寿命
治療を終えたあとも定期的に通っていただくメインテナンスは、歯を長く守る上で欠かせません。
歯周病も虫歯も、「気づかないうちに進行していく」という共通点があります。
特に歯周病は“サイレントディジーズ(静かなる病気)”と呼ばれるほど、重度になるまで症状が出にくい病気です。
初期の歯周病では、
•出血がある
•歯ぐきが少し腫れている
などのわずかなサインがあるのみで、自覚症状はありません。ですがその間にも、歯を支える骨はじわじわと溶けていきます。
「痛くなったら来よう」と思っても、痛みが出る時にはすでに歯の周囲の骨が大きく失われていて、残せるかどうかの瀬戸際になっているケースも珍しくありません。
逆に、メインテナンスで定期的にチェックを受けていれば、そうした変化を早期にキャッチできます。たとえば、
•毎回の歯ぐきの検査で数値の変化に気づける
•プロによる清掃で、炎症の原因になる細菌を取り除ける
•ブラッシングの癖を見直すことで、リスクを下げられる
こうした積み重ねが、将来的な歯の喪失リスクを大きく下げることにつながるのです。
歯科医療の進歩により、治療の質が上がった現代だからこそ、「治療後にどう守るか」が、これまで以上に重要になっているのです。
3. 歯の健康と生活の質(QOL)の関係
歯を1本失っただけでも、身体や心にさまざまな影響があります。
•咀嚼力の低下:硬いものを避けがちになり、栄養バランスが崩れる
•発音の問題:話しにくさや聞き返されることが増える
•見た目の変化:笑顔に自信がなくなる、口元を隠すようになる
•全身への影響:噛む力が弱まることで、認知症や誤嚥性肺炎のリスク増加が指摘されています
歯の健康を維持することは、「しっかり食べられる」「笑って話せる」「自分らしく暮らせる」ことにもつながります。
定期的なメインテナンスは、こうした生活の質(QOL)を守るための大切な手段です。
4. メインテナンスの頻度はどれくらい?
「どのくらいの頻度で通えばいいですか?」というご質問はとても多くいただきます。
結論からお伝えすると、メインテナンスの最適な通院頻度は、患者さんのリスクに応じて決まります。
一般的な目安:
• 3ヶ月に1回:虫歯・歯周病リスクが中程度の方。最も多い頻度です。
• 2ヶ月に1回:歯周病の既往がある方、歯ぐきの状態が不安定な方。
• 1ヶ月に1回:重度歯周病の治療後や、全身疾患(糖尿病など)のある方で再発リスクが高い場合。
• 半年に1回:口腔内が安定していて、セルフケアも十分な方(ただし、年齢や状況によって要相談)。
「忙しくて3ヶ月に1回来るのも大変」という方には、日々のセルフケアの質を高める方法を重点的に指導したり、「今は状態がいいけど、以前重度の歯周病があった」という方には短めの間隔をおすすめすることもあります。
通院の間隔はずっと固定ではなく、口の状態が安定すれば、少しずつ延ばすことも可能です。大切なのは「義務感で通う」のではなく、「習慣として取り入れる」こと。
年に数回のメインテナンスが、未来の「歯を失わない日常」につながります。
5. ファースト歯科の取り組み
仙台ファースト歯科では、以下のような取り組みを通して患者さんの歯を守っています:
● 担当歯科衛生士制
担当の衛生士が一貫して経過観察を行うことで、小さな変化にも気づきやすくなります。
● リスク評価に基づく予防プラン
患者さんごとの虫歯・歯周病リスク、生活習慣などを考慮します。
例えば、糖尿病のある方は歯周病が悪化しやすいことがわかっており、特に血糖値のコントロールが不安定な場合は注意が必要です。
喫煙されている方は、歯周病の進行が早く、治療しても治りにくい傾向があります。
でも、だからこそメインテナンスによるチェックやクリーニングをこまめに行うことで、変化を早く察知し、進行を抑えることができます。
また、禁煙を考えるきっかけにもなりやすく、実際に「通っているうちに吸う本数が減った」「お口の変化を感じてやめる決意ができた」という方もいます。
妊娠中の方はホルモンの変化で歯茎が腫れやすくなったり、歯周病が進行しやすくなるため、普段よりも少しだけ丁寧なお口のケアが必要です。そのため、特に妊娠中期(安定期)ではぜひ一度しっかりとメインテナンスを受けていただくことをおすすめしています。
●口腔内写真の撮影
メインテナンスでは口腔内写真を定期的に撮影しています。お口の中の写真を継続的に撮ってくことはとても大切です。
気づきにくい変化(歯茎の退縮、被せ物の劣化、虫歯の進行など)を早く気づくことができたり、視覚化されることによってモチベーションの維持・向上につながります。
6. さいごに:大切な歯を守るために
歯は一度失うと、元に戻すことはできません。
でも、「守ること」は、誰でも今日から始められます。
定期的なメインテナンスは、ただの掃除ではなく、“あなたの大切な歯を守る医療”です。
痛くなる前に通うことで、あなたの歯も身体も、ずっと元気に保てます。
治療が終わったあとも、お口の健康を長く保つために、定期的なメインテナンスをおすすめしています。
少し先の不安を減らすためにも、気軽に続けていただけると嬉しいです。
ご予約は受付まで、お気軽にどうぞ。
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歯科医院における「診査・診断」の重要性とは?
2025年6月3日
こんにちは。 仙台ファースト歯科の歯科医師、佐藤です。
皆さん歯科医院に行くと、治療前にさまざまな検査を受けることがありますよね。
「なぜこんなにたくさんの検査をするの?」「痛い歯だけを治してくれればいいのに…」 そんな風に思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
歯科医院における「診査・診断」の重要性とは?~検査の意味と患者さんにとってのメリット~というテーマで本日はブログを投稿させていただきたいと思います。
皆さん是非最後まで読んでください。
実はこの“診査・診断”というプロセスこそが、正確で安心できる歯科治療を行うための土台なのです。
今回は「歯科医院における診査・診断の重要性」と「仙台ファースト歯科で実施している検査内容」、そして「初診時に持参すべきもの」や「精密検査が必要なケース」についても詳しく解説していきます。
①なぜ診査・診断が重要なのか?
②仙台ファースト歯科で行う基礎資料採得とは?
③症状に応じた追加検査の必要性
④初診時に必要なのものは?
⑤歯科医院で精密検査を要する症状はどんな時か?
このような項目でお話ししていきます。
①なぜ診査・診断が重要なのか?
歯科医療において私たちがもっとも重視しているのは、「お口全体を一つの単位」としてとらえることです。痛みのある歯や不具合を感じる場所だけに注目するのではなく、その背景にある原因を突き止め、根本から改善を図るのが本来の歯科治療です。
例えば、「むし歯ができやすい」「歯周病が繰り返す」といったトラブルには、多くの場合生活習慣や噛み合わせ、唾液の性質、歯並びなどさまざまな要因が複雑に絡んでいます。
ですから、私たち歯科医師が治療計画を立てる際には、患者さんの口腔内をあらゆる方向から観察し、客観的な情報をもとに原因を突き止めたうえで、最適な治療法を選択していく必要があります。
また治療法も様々あり複数の治療のプランを提案させていただくには診査診断がとても重要にもなってきます。
②仙台ファースト歯科で行う「基礎資料」採得
ここからは、当院で診査・診断に使用している主な検査についてご紹介します。 これらは治療計画を立案する上で不可欠な「基礎資料」であり、すべての患者さんに対して丁寧に行っています。
1. 口腔内写真
お口の中を専用のカメラで撮影し、正面・左右・上下など複数の角度から記録します。 これにより、むし歯や詰め物・被せ物の状態、歯並びや歯ぐきの色などを多角的に確認可能です。 また、一度撮影した写真は治療後や定期検診時にも再撮影し、経時的な変化を比較できるようにしています。
2. 歯周ポケット検査
歯と歯ぐきの間にある「歯周ポケット」の深さを測り、出血の有無や歯の動揺(ぐらつき)も確認します。 歯周病は自覚症状が出にくいため、この検査で早期発見・早期治療が可能になります。
3. パノラマレントゲン
お口全体の骨、歯の根、顎の状態を一枚で確認できるレントゲンです。 埋伏歯(親知らず)や歯根の膿、顎骨の異常なども把握でき、幅広い診断に役立ちます。
これら3つの検査は、初診の患者さんに必ず実施します。
③症状に応じた追加検査の重要性
患者さんの状態や希望に応じて、以下のような追加検査を行う場合があります。
4. 顔貌写真
顔の正面・横顔を撮影し、咬み合わせや顎のバランス、口元の印象などを記録します。 特に矯正歯科や審美治療を検討する際に重要な資料となります。
5. デンタルレントゲン・セファロ・CT検査
- デンタルレントゲン:特定の歯の状態を詳細に確認。
- セファロ:矯正歯科で使用する頭部X線規格写真。
- CT検査:3次元的に骨・歯の状態を可視化し、親知らず抜歯処置、根管治療、インプラントや難症例にも対応可能。
6. 顎機能検査
顎の動きや筋肉の働き、関節音などを診て、噛み合わせや顎関節症の有無をチェックします。
7. 模型検査(歯型採取)
石膏模型を作製し、咬合の状態や歯列のバランスを立体的に分析します。補綴(被せ物)治療や矯正前の分析に有効です。
8. 食生活調査
生活習慣や食の嗜好を問診し、むし歯や歯周病の原因となるリスクファクターを特定します。
検査は「必要なプロセス」、全く無駄ではありません!!
検査と聞くと、「面倒」「費用がかかる」と感じる方も少なくありません。 しかし、これらの診査・診断を怠ることは、誤った治療や再発の原因になりかねません。
仙台ファースト歯科では、患者さんの不安を取り除き、安心して治療を受けていただけるよう、すべての検査に目的をもって取り組んでいます。
得られた情報は、患者さんのライフスタイルやご希望に沿った治療計画に反映されます。 「痛みを取るだけでなく、再発しない治療を」 それが、私たちが診査・診断を重視する理由です。
④初診時に持参すべきものとは?
初めて歯科医院に行くとき、「何を持っていけばいいの?」「診察の流れはどうなっているの?」
と不安になる方も多いと思います。
歯科医院の初診時に必要な持ち物やスムーズに受診するためのポイントを、歯科医師の視点から解説します。
仙台ファースト歯科を初めて受診される方には、以下のものをご持参いただくことをおすすめしています。
- 健康保険証またはマイナンバーカード
- お薬手帳(内科や整形外科などで服用中の薬があれば)
- 他院で撮影したレントゲン写真や紹介状(お持ちの方)
- 義歯(入れ歯)など現在使用中の装置
可能であれば、気になる症状や治療履歴をメモしておくと、よりスムーズな診査・診断が可能です。
⑤歯科で「精密検査」が必要なケースとは?
以下のような場合には、基本検査に加え、さらに精密な検査を行うことがあります。
- 顎の痛みや開閉障害、関節音がある場合(→ 顎機能検査)
- インプラント治療を希望される方(→ CT撮影)
- 矯正治療を検討している方(→ セファロ・模型検査)
- 再発を繰り返すむし歯や歯周病(→ 食生活調査・口腔内細菌検査)
- 全体的な咬み合わせのバランスが気になる場合(→ 模型・顔貌写真・咬合診査)
当院では、これらの精密検査を通じて診断の精度を高め、再発のリスクを減らすことを重視しています。
まとめ:診査・診断が治療の質を左右する
歯科医院での検査は、単なるルーティンではありません。 むしろ、「どこを治すか」ではなく、「なぜその問題が起きたのか」を明らかにするための大切なステップです。
歯医者に行くと、「まず検査をしますね」と言われることが多いですよね。
「どこが痛いかは自分でわかるし、検査は必要ないのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
ですが、実際にはこの歯科医院での診査・診断が、治療の質を大きく左右し、歯の寿命を延命させることに繋がり低侵襲になります。
仙台ファースト歯科では、患者さん一人ひとりに合わせた診査・診断を通じて、信頼できる歯科医療の提供を心がけています。 安心・納得の治療を受けるためにも、まずはしっかりとした検査を受けることの大切さを知っていただけたら幸いです。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
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でお探しの方へ。仙台ファースト歯科へ一度ご相談ください。
ブラッシング方法について
2025年5月14日
こんにちは!仙台ファースト歯科、歯科衛生士の及川です。
暖かい日が増えて初夏の兆しを感じますね!
口腔の健康は、全身の健康と密接に関わっており、毎日の歯磨きは虫歯や歯周病を予防するための基本的なケアです。しかし、正しい方法で歯を磨かないと、かえって歯や歯茎を傷つけたり、磨き残しが出てしまうこともあります。今回は、正しい歯の磨き方について、歯ブラシの持ち方や動かし方、さらに代表的なブラッシング法であるスクラビング法とバス法、1本ずつの縦磨き法について詳しく解説します。
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1. 歯ブラシの持ち方・動かし方
2. スクラビング法
3. バス法
4. 1本ずつの縦磨き法
5. まとめ
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1. 歯ブラシの持ち方
まず、歯磨きを効果的に行うためには、歯ブラシの持ち方が重要です。歯ブラシは「鉛筆を持つように」軽く握るのが理想的です。この持ち方を「ぺングリップ」と呼びます。指先でコントロールしやすいため、力を入れすぎることがなく、歯や歯茎に優しいブラッシングが可能となります。
一方で、グーで握るような「パームグリップ(掌握持ち)」は、どうしても力が入りすぎてしまい、歯肉を傷つけたり、歯の表面を摩耗させてしまうことがあります。過度な力で磨くと知覚過敏や歯茎の退縮の原因になるため、できるだけペングリップを意識しましょう。
歯ブラシの動かし方
歯ブラシは大きく動かすのではなく、小刻みに動かすのが基本です。1本1本の歯にきちんとブラシの毛先が当たるように、軽い力で細かく動かします。具体的には、1~2本の歯を磨くのに5~10回ほど細かく往復させるのが目安です。
歯と歯茎の境目、歯と歯の間、奥歯の噛み合わせ面などは特に汚れが溜まりやすい部位です。ブラシの毛先が届きにくい場所には、角度を変えて毛先がしっかり当たるように調整する必要があります。また、力を入れすぎず、毛先が広がらない程度の圧力で磨くことが重要です。

また、磨き忘れがないように磨く順番を決めておくとよいです。例えば歯の表面→裏側→咬む面など自分のやりやすいルートを見つけてみてください。
次に、具体的なブラッシング法として広く推奨されている「スクラビング法」と「バス法」について説明します。
2. スクラビング法
聞きなれない言葉なので何だろう?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、こちらは「歯と歯茎の間に歯ブラシの毛先をまっすぐあてて細かく動かしましょう」とお伝えしている磨き方のことです。
スクラビング法は、最も一般的で初心者にも取り組みやすいブラッシング法です。歯ブラシの毛先を歯面に対して直角に当て、小刻みに水平に動かして磨く方法です。毛先を歯と歯茎の境目にも軽く当てながら、1か所につき10回程度、前後に2~3ミリの幅で動かします。舌側は歯ブラシを斜めに入れて細かく動かします。舌の前歯の裏側は歯ブラシを縦にして歯ブラシのかかとを使い、1本ずつ汚れをかきだすイメージで磨きましょう。

この方法の利点は、動作が簡単で覚えやすく、比較的短時間で効率よく歯垢(プラーク)を除去できる点です。特に、子どもや高齢者など、繊細な手の動きが難しい人にも取り組みやすい方法として広く用いられています。
ただし、スクラビング法では歯周ポケット内の清掃までは難しいため、歯肉炎や歯周病が進行している人には、次に紹介するバス法の方が適している場合もあります。
3. バス法
バス法は、歯周病予防や治療に適したブラッシング法です。歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、毛先が歯周ポケットの中にわずかに入るようにして、軽く振動させるように磨きます。1か所につき10回ほど、1~2ミリ程度の微細な動きで行います。

この方法は、歯周ポケット内に溜まったプラークを効果的に除去できるのが特徴です。ただし、正しい角度や力加減が求められるため、ある程度の慣れや技術が必要です。強すぎる力で磨くと、歯肉を傷つける恐れがあるため、注意が必要です。
また、バス法は電動歯ブラシでは難しいため、手動の歯ブラシでの実践が基本となります。歯周病の予防や、歯茎に炎症がある場合には、歯科医師や歯科衛生士の指導のもとで行うことが望ましいとされています。
4. 一本ずつの縦磨き法
1本ずつの縦磨き法は、歯を1本1本丁寧に磨くことで、歯垢をしっかり取り除くための効果的なブラッシング法です。この方法では、歯ブラシを縦に持ち、ブラシの毛先が歯の表面に垂直に当たるようにします。そして、上下に小さな動きで磨いていきます。力を入れすぎず、優しく磨くことがポイントです。

この磨き方は、歯の表面だけでなく、歯茎との境目や歯の裏側にもブラシを当てて汚れを取り除くことができます。特に、歯と歯茎の境目に溜まりやすい歯垢や汚れをきれいに掃除できるため、歯周病や歯肉炎の予防にも効果的です。

歯列不正がある場合、この縦磨き法が特に有効です。歯列不正により歯と歯の隙間が不規則になることが多く、歯垢が溜まりやすくなります。1本ずつの縦磨き法では、歯の隙間や角度に合わせて磨くことができるため、歯列不正による汚れをしっかり落とすことができます。特に前歯の歯列不正において、歯垢が取りにくい部分にもしっかりアプローチできるため、より効果的に歯を清潔に保つことができます。
さらに、歯ブラシだけでは落としきれない歯間の汚れには、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると効果的です。とくに歯間部は虫歯や歯周病の発生リスクが高いため、毎日のケアに取り入れることが推奨されます。
正しいブラッシングを継続するために
ブラッシングの効果を最大限に発揮するためには、正しい方法を「毎日」「継続的に」行うことが重要です。また、歯ブラシは1ヶ月に1回を目安に交換し、毛先が広がったら新しいものに取り替えましょう。毛先が広がっていると、正しいブラッシングができなくなります。
加えて、定期的な歯科健診も重要です。自己流のブラッシングではどうしても磨き残しや誤った習慣がついてしまう可能性があるため、歯科医師や歯科衛生士によるプロのアドバイスを受けることが、自分に合った最適なブラッシング方法を身につける第一歩になります。
5.まとめ
正しい歯磨きは、歯と歯茎の健康を守る基本中の基本です。まずは歯ブラシの持ち方を見直し、力を入れすぎず、小刻みな動きで丁寧に磨くことが大切です。スクラビング法やバス法といったブラッシングテクニックを理解し、目的や自身の口腔状態に合わせて使い分けることが求められます。正しい知識と習慣を身につけ、健康な歯と口を一生保っていけるよう、日々のケアを大切にしましょう。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
歯の詰め物について知っておきたいこと
2025年4月30日
みなさまこんにちは!仙台ファースト歯科の工藤です。
もうすぐ待ちに待ったゴールデンウィークですね!みなさまはどのようにお過ごしする予定でしょうか。
さて、今回は虫歯治療における治療の選択肢のひとつである”詰め物”について具体的なお話しを書いていきたいと思います。
詰め物とは、簡単にいうと虫歯で削った穴にコンポジットレジンと言われる樹脂(プラスチック)を光で固めながら即席で塞いでいく治療です。
歯科治療自体お口の中では実際にどのような治療が行われているのか想像がつきにくくい部分だと思うので、これから治療を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
ぜひ最後まで読んでください!
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①コンポジットレジンとは?
②臨床操作とテクニック
③利点・欠点
④まとめ
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①コンポジットレジンとは?
コンポジットレジンとは、有機ポリマーと無機フィラーの複合材料です。主に虫歯の除去後に欠損部分を直接修復する「ダイレクトボンディング法」に使用されます。
●主成分と構造
•有機ポリマー
:Bis-GMA、UDMA、TEGDMAなどのモノマーが使用され、これらは紫外線や可視光で硬化(重合)しプラスチック状になります。
•無機フィラー
:シリカ、ガラス系フィラーなどの微粒子で、粒子径や含有率によって物理的強度や研磨性が変化します。
•カップリング剤
:シランカップリング剤により、有機ポリマーと無機フィラーが化学的に結合できます。
●適応症
コンポジットレジンの使用範囲は年々広がっており、以下のような場合に適応されます。
・う蝕(虫歯)の治療
う蝕の範囲によっては適応できない場合もある
・歯の欠け、破折の修復
外傷などで欠けた前歯などを補う
・隙間の改善(すきっ歯など)
見た目の改善(審美歯科)
・変色歯のカバー
色調を整える目的で、ホワイトニングで改善できない変色など
・歯頚部(歯と歯茎の境)のくさび状欠損の修復
加齢やブラッシング圧で起こる欠損の補修
・仮歯、テンポラリー修復

②臨床操作とテクニック
コンポジットレジン修復は、精密な操作と湿潤環境の管理がとても重要になります。
●ステップ概要:
1.診査·診断
う蝕や欠損の有無を確認し、X線などで深さや歯髄との距離を評価します。
2.う蝕除去·形成
まず、う蝕の箇所を過不足なく除去します。う蝕の部分のみを削ったままだと、上にエナメル質だけが薄く独立して残ってしまった遊離エナメル質が残存している状態です。このままだと脆弱で破折しやすいため基本的に遊離エナメル質部分は除去します。また、より歯質とコンポジットレジンの接着効果を高めるために選択的にベベル(歯の切削面のエッジ(端)を斜めに削る処理)を付与します。このように必要最小限の形成を行います。
3.エッチング·プライマー·ボンディング処理
ここの工程は歯質とコンポジットレジンが化学的、機械的により接着しやすくなるための操作になります。ジェル状のエッチング(エナメル質:リン酸、象牙質:選択的処理)を塗布後、液状のプライマー・ボンディング処理を行います。
4.コンポジットレジン充填
形成をおこなった窩洞にコンポジットレジンを充填し光で硬化していきます。光がコンポジットレジンを硬化できる深度は限界があるため、積層充填をすることで硬化不良の防止につながります。また、コンポジットレジンは硬化する際に体積が収縮します。一度に大量に硬化させると、収縮応力が大きく歯質との間に隙間(コントラクションギャップ)やエナメル質の微細な亀裂(ホワイトマージン)が生じる可能性が高くなるため、薄い層で少しずつ充填することで、収縮ストレスを分散させることができます。
5.形態修正·研磨
天然歯と違和感のないよう、形態修正、咬合調整および最終研磨を行います。
●注意点:
•マトリックスの適切な使用
下の写真のように歯と歯の間のう蝕の際は歯の形態を回復するためにマトリックスと言われる”枠”を設置します。また、補助器具としてウェッジやVリングなどを使用するとより隣接面の再現性を高めるに有効となります。

•湿潤環境の管理
コンポジットレジンの治療では、接着力の確保が成功の鍵を握ります。
そのため、治療中に唾液や湿気を排除することが非常に重要です。その方法のひとつが、ラバーダム防湿の使用です。
【ラバーダム防湿の概要】
ここでラバーダム防湿についてもう少し詳しく説明させてください。
ラバーダム(Rubber Dam)は、薄いゴム製のシートで、治療する歯以外の部分を覆う器具です。歯科治療中に、唾液·湿気·細菌·呼気中の水分が治療部位に入り込むのを防ぐために使用されます。
コンポジットレジンの接着処理では、歯の表面が完全に乾燥している必要があります。しかし、口腔内は常に湿気があり、舌や唾液によって治療部位が汚染されやすい環境です。そこでラバーダムを使用することで、治療の精度と成功率を高めることができます。
·唾液や湿気の影響
❌ 接着力の低下 → レジンの剥がれや二次う蝕の原因に
❌ 細菌の混入 → 充填後の虫歯の再発リスク増加
❌ エッチング·ボンディングの効果低下 → 強度不足・耐久性の低下
ラバーダムを使用することで、これらの問題を防ぎ、強固な接着と長持ちする詰め物を実現できます。


●コンポジットレジン修復におけるラバーダム防湿のメリット
接着強度の向上
湿気の影響を防ぎ、レジンと歯の接着力を最大化できます。また、唾液・血液の混入を防ぎ、接着不良や剥がれのリスクを低減できます。
治療精度の向上
明瞭な視野を確保できることも特徴です。歯科医師にとって装着した状態としていない状態では明らかに見え方が違います。患者さまのお口を開けた状態を持続できより精密な治療が可能となります。さらに唾液や舌が邪魔にならないため、細かい操作がとてもしやすいです。
治療後のトラブルを予防
接着強度が向上することで、二次う蝕(詰め物の隙間から虫歯が再発するリスク)を減らしたり、CRの変色や剥がれのリスクを低下させることができます。
患者さまの快適性向上
お口の中に水が流れ込むのを防ぐこともできるので、患者さまの不快感を軽減することにもつながります。また、特に小さい器具や薬剤を使用する場合、誤嚥や誤飲のリスクを抑えることができます。実際に患者さまから『ラバーダムを装着しながら治療した方が楽!』というお声をきくことが多いです。
●ラバーダム防湿の注意点
ラバーダムが使用できないケース
✔ 極端に深い虫歯 → ラバーダムを固定できない場合あり
✔ 歯が大きく破折している場合 → クランプで固定が難しい
✔ ラテックスアレルギーのある患者 → ラテックスフリーのラバーダムを使用する
患者さまの違和感や呼吸への影響
✔︎ラバーダム装着時に違和感を感じる患者さまもいるため、説明と配慮が重要
✔︎鼻呼吸が難しい方はラバーダムが苦しく感じることがあるため、事前に確認する
●ラバーダムが特に重要な治療
✅ コンポジットレジンの充填
✅ セラミックの接着(接着ブリッジ、インレーなど)
✅ ダイレクトボンディング
✅ 根管治療(感染予防のため)
当院の場合だと、上記の場合のような自費診療における治療と保険診療の根管治療のみで使用します。コストと治療時間確保の関係から、保険診療におけるコンポジットレジン修復でのラバーダム防湿の使用は現状難しい状況です。自費診療でしっかりお時間をいただいた上で、より精度を高めるためにラバーダムを装着していきます。
③利点と欠点
コンポジットレジンについて話を戻します。
●【利点】
•審美性:天然歯に近い色調と透明感が再現可能。
•接着修復:健全歯質の切削量を最小限に抑えられる。
•即日修復:型取り・技工工程不要で、1回の来院で完了。
•修理性:修復物の部分的なリペアが可能。
●【欠点】
•変色の可能性:長期的には水分吸収や着色による変色リスクがある。
•摩耗·破折:強い咬合力に長期間曝される部位では物性の劣化が懸念される。
•術者依存性:技術の習熟度によって仕上がりに差が出る。
■長期予後とメンテナンス
コンポジットレジンの長期予後は、材料選択だけでなく、術式の精度、口腔内環境、メンテナンスの質によって大きく左右されます。
●変色·辺縁漏洩への対策:
•定期的なプロフェッショナルケアによる表面研磨。
•必要に応じて表層の再研磨や部分的な再充填を行う。
●推奨されるメンテナンス間隔:
•3~6ヶ月に1回の定期検診・清掃。
•自宅でのセルフケアも重要(歯間ブラシ・フッ素含有歯磨剤の使用推奨)。
ブログ内には当院のクリーニングやセルフケアについてさらに詳しく扱っているトピックもあります。
お時間ある方はぜひチェックしてみてください。
④まとめ
コンポジットレジンは、審美性・機能性・生体親和性を兼ね備えた非常に優れた修復材料です。かつては前歯部や小さな修復に限られていましたが、材料の進化とテクニックの洗練により、現在では広範囲な症例に対応可能となっています。
今後も、材料のアップデートとともに、より精密で予後の良いコンポジットレジン修復が広がることが期待されます。
ただし、物性面では依然としてセラミックなどと比較して制限があるため、適応症の見極めと術者の技術力が成功のカギを握ります。
より詳しいことを聞きたい方はぜひ直接ご来院ください!