重度の虫歯はどんな状態?放置するリスクと治療法を解説
2026年9月17日
こんにちは。仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」です。

虫歯は、初期のうちは自覚しにくいことが多く、気づかないうちに進行していることも少なくありません。特に、痛みが出始めたときにはすでに重度の虫歯にまで進行しているケースもあり、虫歯の進行具合によって治療の選択肢が大きく変わることもあります。
今回は、重度の虫歯を放置するリスクや治療法、進行を抑えるためにできることについて解説します。
虫歯の重度とはどのくらいの状態?

重度の虫歯とは、虫歯が歯の奥深くまで進み、神経に炎症や感染が及んでいる状態や、歯の大部分が崩れている状態を指します。
虫歯が神経まで達すると、何もしていなくてもズキズキと痛んだり、噛んだときに痛みを感じたりすることがあります。さらに進行して神経が壊死すると、痛みを感じにくくなる場合があります。
ただし、痛みが弱くなっても、歯の内部の感染がなくなったとは限りません。感染が歯の根の先まで広がると、歯茎の腫れなどが現れることもあります。症状だけで虫歯の進行度を判断するのは難しいため、気になる症状がある場合は歯科医院で状態を確認しましょう。
重度の虫歯を放置するリスク

重度の虫歯を放置すると、痛みや腫れが悪化するだけでなく、歯を残すことが難しくなる場合があります。ここでは、重度の虫歯を治療せずに放置した場合に考えられるリスクを解説します。
強い痛みが続く
虫歯が歯の神経まで進むと、冷たいものや温かいものがしみるだけでなく、何もしていなくても強く痛むことがあります。さらに感染が歯の根の先まで広がると、噛んだときに痛みを感じたり、歯茎が腫れたりする場合があります。
痛みが強いと日常生活にも影響する可能性があるため、我慢せずに歯科医院を受診することが大切です。
歯を残せなくなる
重度の虫歯をそのままにしていると、歯が少しずつ崩れ、やがて歯の根まで虫歯が広がることがあります。ここまで進むと、歯を残すための治療が難しくなり、抜歯が必要になる場合があります。
一度失った永久歯は、元に戻ることはありません。できるだけ自分の歯を残すためにも、虫歯に気づいた段階で早めに歯科医院を受診することが大切です。
噛み合わせが悪くなる
重度の虫歯によって歯が大きく欠けたり、歯を失った状態が続いたりすると、噛み合わせが変わることがあります。歯を失った部分に隣の歯が傾いたり、向かい合う歯が移動したりするためです。その結果、上下の歯がうまく噛み合わず、食べ物を噛みにくくなることがあります。
このような状態を避けるためにも、虫歯を放置せず、早めに歯科医院を受診することが大切です。
口臭が強くなる
重度の虫歯になると歯に大きな穴が開き、その中に食べかすや歯垢が入り込みやすくなります。穴の奥は歯ブラシの毛先が届きにくいため、毎日歯を磨いていても汚れが残ることがあります。
口の中の細菌が、残った食べかすなどに含まれるたんぱく質を分解すると、においのあるガスが発生し、口臭の原因になります。また、虫歯が歯の神経まで進んで細菌感染が広がると、歯の内部や根の周囲に膿がたまり、においにつながる場合もあります。
そのため、歯磨きやマウスウォッシュだけでは、重度の虫歯による口臭を根本から改善することはできません。
全身の健康に影響を及ぼす
重度の虫歯を放置すると、歯の中で増えた細菌による感染が、歯の根の先や周囲の組織まで広がることがあります。感染が広がると、歯茎や顔が腫れるだけでなく、発熱やリンパ節の腫れなど、全身に症状が出る場合もあります。
特に、顔の腫れが広がる、口が開きにくい、飲み込みにくい、発熱があるといった症状がみられる場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。
重度の虫歯を治療する方法

重度の虫歯は、一般的な虫歯治療では対応できないことが多く、より専門的で複雑な治療が必要になります。ここでは、重度の虫歯を治療する方法について解説します。
根管治療
虫歯が歯の神経まで達しているものの、歯を残せると判断した場合には、根管治療を行います。根管治療とは、歯の根の中にある細い管から、炎症や感染を起こした神経などを取り除き、内部をきれいにする治療です。
治療では、虫歯になった部分を削ったあと、専用の器具を使って根の中を清掃します。根管内をできる限り清潔な状態にしたうえで、細菌が入り込むのを防ぐために薬剤などを詰めて密閉します。その後、歯の状態に応じて土台を作り、被せ物を装着して噛める状態へ戻していきます。
根管は細く複雑な形をしているため、治療が複数回にわたることもあります。痛みがなくなったからと途中で通院をやめると、根の中に感染が残る可能性があるため、治療が終わるまで通院を続けることが大切です。
抜歯
重度の虫歯では、まず歯を残せるかどうかを確認します。虫歯の広がりや残っている歯の量、歯の根の状態などを調べ、治療をしても歯を残すことが難しいと判断した場合に抜歯を行います。
たとえば、虫歯によって歯の大部分が崩れている場合や、歯の根の深い部分まで虫歯が広がっている場合などは、抜歯が必要になることがあります。
抜歯後は、歯を失った場所や噛み合わせなどを確認し、必要に応じてブリッジや入れ歯、インプラントで歯を補います。
治療方法によって、周囲の歯への負担や治療期間、費用などが異なります。歯科医師からそれぞれのメリットや注意点について説明を受け、自分の口の状態に合った方法を選ぶことが大切です。
虫歯の進行を抑えるには

虫歯を進行させないためには、毎日の歯磨きだけでなく、食生活やフッ素の活用、歯科医院での定期的なチェックも大切です。ここでは、虫歯から歯を守るために日頃から取り組みたいことについて解説します。
しっかり歯磨きをする
虫歯を防ぐためには、毎日の歯磨きで歯垢(プラーク)を落とすことが大切です。歯垢は細菌のかたまりで、残ったままになると虫歯の原因になります。
特に、奥歯の溝や歯と歯の間、歯と歯茎の境目は歯垢が残りやすい場所です。歯ブラシの毛先をきちんと当て、軽い力で細かく動かしながら磨きましょう。
また、歯と歯の間は歯ブラシだけでは十分に磨きにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると、歯垢を取り除きやすくなります。歯間ブラシは隙間に合ったサイズを選ぶ必要があるため、わからない場合は歯科医院で確認しましょう。
フッ素を活用する
虫歯を防ぐには、フッ素が配合された歯磨き粉を毎日の歯磨きに取り入れることも大切です。フッ素には、歯から溶け出したカルシウムなどのミネラルが歯に戻る再石灰化を促し、歯を酸に溶けにくくする働きがあります。
歯磨きの際はフッ素配合の歯磨き粉を使用し、磨いたあとは何度も口をすすがないようにすると、フッ素が口の中に残りやすくなります。
食習慣を見直す
虫歯の進行を抑えるためには、ふだんの食べ方を見直すことも大切です。特に気をつけたいのが、お菓子や砂糖を含む飲み物を何度も口にする習慣です。
糖分を摂るたびに、口の中では細菌が酸を作り、歯の表面が溶けやすい状態になります。そのため、長時間にわたって少しずつ食べたり飲んだりするのは控え、食事や間食の時間を決めましょう。
虫歯を防ぐためには、甘いものの量だけでなく、食べる時間や回数を意識することが大切です。
定期的に歯科医院で検診を受ける
虫歯の進行を抑えるためには、定期的に歯科医院で検診を受けることも大切です。虫歯は痛みがないまま進むことがあるため、自分では変化に気づけない場合があります。
定期検診では、虫歯の有無や進み具合、歯磨きで汚れが残っている部分などを確認します。虫歯が見つかった場合は必要な治療につなげ、磨き残しが多い部分は歯磨きの方法を見直すことで、虫歯がさらに進むのを防ぎます。
痛みが出てから受診するのではなく、定期的に口の中の状態を確認することが、虫歯の重症化を防ぐことにつながります。
まとめ

重度の虫歯は、虫歯が歯の奥深くまで進み、神経に炎症や感染が及んでいる状態や、歯の大部分が崩れている状態です。
放置すると強い痛みが出るほか、歯を残せなくなったり、噛み合わせに影響したりすることがあります。感染が周囲に広がると、歯茎や顔の腫れ、発熱などにつながる場合もあるため注意が必要です。
治療では、歯を残せる場合は根管治療を行い、残すことが難しい場合には抜歯を検討します。どの治療を行うかは、虫歯の広がりや歯の根の状態などを確認して判断します。
また、虫歯の進行を抑えるには、毎日の歯磨きやフッ素の活用、食習慣の見直し、定期的な歯科検診が大切です。虫歯は痛みがないまま進むこともあります。「まだ大丈夫」と自己判断せず、気になる症状がある方は早めに歯科医院を受診しましょう。
虫歯の症状にお悩みの方は、仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、各分野を専門とするドクターがチームを組んで治療をおこなっています。小さなお子様から仕事で忙しい方、さらにはご高齢の方まで、生活スタイルに合わせた無理のない治療を提供いたします。


