歯周病で歯を失ったらインプラントはできる?インプラント周囲炎についても
2026年8月6日
こんにちは。仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」です。

「歯周病が進行して歯を失ったけれど、インプラント治療は受けられるのか?」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。また、インプラント治療を受けたあとも、歯ぐきの健康に気を付ける必要があるのか気になる方も少なくありません。
歯周病とインプラントには深い関わりがあるため、治療を検討する際には正しい知識を身につけることが大切です。
この記事では、歯周病で歯を失った場合でもインプラント治療は受けられるのか解説します。治療後に注意したいポイントや、インプラントを長く維持するために大切なことについても解説しますので、インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
歯周病とは

歯周病とは、歯と歯ぐきの境目に付着したプラーク(歯垢)の中にいる細菌によって引き起こされる炎症性の病気です。初期には歯ぐきが赤く腫れたり、歯磨きの際に出血したりする程度で、自覚症状がほとんどないまま進行することもあります。
炎症が進行すると、歯を支えている歯槽骨が少しずつ失われ、歯ぐきが下がる、歯がぐらつくなどの症状が現れます。さらに重症化すると、歯を支えきれなくなり、歯を失うこともあるのです。
歯周病は早い段階で適切な治療やセルフケアを行うことで、進行を抑えられる場合があります。そのため、歯ぐきの腫れや出血など気になる症状がある場合は、そのままにせず、早めに歯科医院を受診することが大切です。
歯周病で歯を失ってもインプラント治療は受けられる?

歯周病で歯を失った場合でも、インプラント治療を受けられる可能性があります。
ただし、歯周病による炎症が残っている場合は、まず歯周病の治療を行い、お口の環境を整えることが大切です。歯ぐきや顎の骨の状態を確認したうえで、インプラント治療が可能かどうかを歯科医師が判断します。
歯周病が進行すると、歯を支えていた顎の骨が吸収されていることがあります。骨の量が不足している場合には、骨造成などの処置を行ってからインプラント治療へ進むことがあります。
一方で、骨の状態によっては、ほかの治療法が選択肢となる場合もあります。
また、歯周病は再発することがあるため、インプラント治療後も毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスを続けることが重要です。歯周病の管理を継続することは、インプラントを長く維持するためにも欠かせません。
インプラント治療後も歯周病になる?

インプラントは人工歯のため虫歯になることはありません。
しかし、インプラントの周囲にある歯ぐきや顎の骨には炎症が起こることがあります。
この病気はインプラント周囲炎と呼ばれ、進行するとインプラントを支えている骨が失われることがあります。その結果、インプラントがぐらついたり、状態によっては維持が難しくなったりする可能性があります。
インプラント周囲炎とは
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲にある歯ぐきや顎の骨に炎症が起こる病気です。天然歯に起こる歯周病とよく似た病気で、進行するとインプラントを支えている骨が少しずつ失われていきます。
初期には歯ぐきの腫れや出血などの症状がみられますが、痛みを感じないまま進行することもあります。そのため、異変に気付きにくい場合があります。
さらに進行すると、インプラントの周囲から膿が出たり、インプラントがぐらついたりすることがあります。骨の吸収が大きくなると、インプラントを維持することが難しくなる場合もあるため、早期発見と早期の対応が大切です。
インプラント周囲炎の原因
インプラント周囲炎は複数の要因が重なって起こります。ここでは、主な原因について確認していきましょう。
プラークの蓄積
インプラントの周囲にプラーク(歯垢)がたまると、その中で細菌が増え、歯ぐきに炎症が起こりやすくなります。プラークは歯磨きが十分にできていない部分に付着しやすく、インプラントと歯ぐきの境目にもたまりやすい汚れです。
プラークが除去されず炎症が進行すると、歯ぐきだけでなくインプラントを支えている顎の骨にも影響が及ぶことがあります。そのため、毎日の丁寧な歯磨きでプラークを取り除き、お口の中を清潔に保つことが大切です。
喫煙習慣
喫煙は、インプラント周囲炎のリスクを高める要因の一つです。たばこに含まれる成分の影響で歯ぐきの血流が悪くなると、炎症が起きた部分が治りにくくなり、歯ぐきの状態が改善しにくくなることがあります。
歯ぎしりや食いしばり
歯ぎしりや食いしばりによってインプラントに強い力が繰り返しかかると、インプラントや周囲の歯ぐき、顎の骨に負担がかかります。
インプラント周囲炎は細菌による炎症が主な原因ですが、過度な力が加わることもインプラント周囲の組織に悪影響を及ぼす要因の一つです。歯ぎしりや食いしばりがある方は、歯科医師の診察を受け、必要に応じてナイトガード(マウスピース)の使用などの対策を行うことが大切です。
全身疾患の影響
糖尿病などの全身疾患は、インプラント周囲炎のリスクを高める要因の一つです。特に、血糖値のコントロールが十分でない場合は、細菌に対する抵抗力が低下しやすくなるため、歯ぐきに炎症が起こりやすくなることが知られています。
インプラント周囲炎を予防する方法

インプラント周囲炎は、適切なケアを行うことで予防可能な病気です。ここでは、インプラント周囲炎を予防するための具体的な方法をご紹介します。
毎日しっかり歯磨きをする
インプラント周囲炎を予防するためには、毎日丁寧に歯磨きをすることが大切です。
歯ブラシだけでは、インプラントと歯ぐきの境目や歯と歯の間に付着したプラークを十分に取り除けないことがあります。そのため、歯間ブラシやデンタルフロスを併用し、細かい部分まで丁寧に清掃することが大切です。
また、インプラントの周囲の状態に合わせて適切な清掃器具を選ぶことも重要です。歯間ブラシやデンタルフロスにはさまざまな種類やサイズがあり、自分に合ったものを使用することで、インプラント周囲のプラークを効率よく除去しやすくなります。
定期的にメンテナンスを受ける
インプラント周囲炎を予防するためには、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることも大切です。
メンテナンスでは、セルフケアでは取り除きにくいプラークや歯石を専用の器具で除去するほか、インプラント周囲の歯ぐきの状態や噛み合わせなどを確認します。
炎症や噛み合わせの変化などの異常を早期に発見し、必要に応じて対応することで、インプラントを良好な状態で維持しやすくなります。
また、セルフケアの方法や使用している清掃器具が適切かを確認し、一人ひとりのお口の状態に合わせたアドバイスを受けられることも定期的なメンテナンスのメリットです。
喫煙を控える
喫煙は、インプラント周囲炎のリスクを高める要因の一つです。たばこに含まれる成分の影響で歯ぐきの血流が悪くなると、細菌に対する抵抗力が低下し、インプラント周囲に炎症が起こりやすくなることがあります。
インプラントを長く維持するためには、禁煙することが大切です。禁煙はインプラント周囲炎の予防だけでなく、お口や全身の健康維持にもつながります。
歯ぎしり・食いしばりへの対策を行う
歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、就寝中などに自覚がないままインプラントへ強い力が加わることがあります。そのため、必要に応じて、就寝時にナイトガード(マウスピース)を使用することがあります。
また、噛み合わせは時間の経過とともに変化することがあるため、定期的に確認することも大切です。必要に応じて噛み合わせを調整することで、インプラントにかかる負担を軽減し、長く良好な状態を維持しやすくなります。
まとめ

歯周病で歯を失った場合でも、お口の状態によってはインプラント治療を受けられる可能性があります。
ただし、歯周病が改善されないまま治療を進めると、インプラント周囲炎のリスクが高まるため注意が必要です。
インプラントを長く維持するためには、毎日の丁寧なセルフケアに加え、定期的なメンテナンスや生活習慣の見直しが欠かせません。歯周病やインプラント周囲炎を予防するためにも、歯科医師の指導を受けながら、お口の状態に合ったケアを継続することが大切です。
インプラント治療を検討されている方は、仙台市宮城野区二十人町、JR「榴ケ岡駅」より徒歩6分、「仙台駅」東口より徒歩15分にある歯医者「仙台ファースト歯科」にお気軽にご相談ください。
当院では、各分野を専門とするドクターがチームを組んで治療をおこなっています。小さなお子様から仕事で忙しい方、さらにはご高齢の方まで、生活スタイルに合わせた無理のない治療を提供いたします。


