歯科と食育の関わりについて

2025年9月10日

こんにちは

歯科衛生士の泉谷です

9月1週目に長期連休をいただきゆっくり休むことができました

また気持ちを一新して仕事に向き合いたいと思います!

今日のブログの内容は前回の妊娠中のお話から少しだけ内容が変わり成長期・青人期・高齢期

に対しての内容になります

題名は食育と歯科のかかわりについてです。

みなさん食育という言葉はご存知ですか?

近年、「食育」という言葉が広く知られるようになりました。

食育とは、健全な食生活を送るために必要な知識や能力を育てる教育活動であり、すべての世代にとって重要なテーマです。

特に子どもたちに対する食育は、生涯にわたる健康の土台を築く上で不可欠です。
また歯科医療の現場においても、口腔の健康と食生活は切っても切り離せない関係にあります。虫歯や歯周病といった疾患の予防だけでなく、よく噛むこと、味覚の発達、栄養摂取の質など、食と歯科は相互に深く影響を与え合っています。

今日は、食育と歯科の関係性に焦点を当て、両者が協力して健康づくりに果たす役割を考察します。

 

  1. 食育とは

食育基本法(2005年施行)では、食育を「生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるべきもの」と位置づけています。食に関する知識と食を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる人間を育てることが目的です。

具体的な内容として:

  • 栄養バランスの取れた食事の理解
  • 食材や調理法への関心
  • 地産地消や食文化の理解
  • 食事のマナーや共食の重要性
  • 噛むこと・味わうことの意義

これらの項目は、単なる栄養指導を超え、心身の成長、社会性、さらには環境問題にも関わる幅広い教育活動です。

 

  1. 歯科と食育のかかわり

歯科医療の観点から見た食育は、「噛む」「飲み込む」「味わう」といった口腔機能の発達や維持と密接に関連しています。歯が健康でなければ、いかに栄養バランスのよい食事を心がけても、その効果が発揮されないことがあります。

(1) 咀嚼と栄養吸収

しっかりと咀嚼することで、唾液の分泌が促進され、消化吸収がスムーズになります。また、噛むことで脳が活性化され、満腹中枢が刺激されるため、過食防止にもつながります。特に子どもの頃から「よく噛む習慣」を育てることは、将来的な肥満予防にも効果があります。

(2) 口腔機能の発達と食形態

離乳期の赤ちゃんには、口腔機能の発達に合わせた適切な食形態の提供が重要です。歯の生え方、顎の成長、舌の動きなどを観察しながら、ステップを踏んで離乳を進めることが求められます。これには専門職のアドバイスが不可欠です。

(3) 虫歯予防と食習慣

甘味飲料やお菓子の摂取頻度が高い子どもほど、虫歯のリスクは高まります。食育では、間食のとり方や飲料の選択についても教えることで、虫歯予防につながります。また、食後の歯みがきの習慣化も重要なテーマです。

 

  1. ライフステージ別のアプローチ

(1) 乳幼児期

この時期は、「食べることの楽しさ」と「基本的な生活習慣」を身につける大切な時期です。歯科の視点からは、乳歯の萌出状況や咬合の確認、授乳・離乳の方法、指しゃぶりや口呼吸などの生活習慣も含めて総合的に支援します。保護者に対する食育支援も重要です。

(2) 学童期・思春期

成長期におけるエネルギー・栄養の必要量が高まるこの時期は、バランスのとれた食事の理解と実践が必要です。同時に、嗜好の偏りや食への無関心も生じやすくなります。歯科医療従事者は、口腔内の定期健診を通じて、食習慣や歯磨き習慣の指導を行うことができます。

(3) 成人期

この時期は生活習慣病の予防が中心となります。糖尿病や高血圧といった疾患と口腔の健康(特に歯周病)との関連も強く、歯科医院での栄養指導が有効です。また、ストレスや不規則な生活による食習慣の乱れにも注意が必要です。

(4) 高齢期

高齢者では、噛む力や飲み込む力の低下が食生活に大きく影響します。歯を失っている場合、義歯の調整や口腔ケアを通じて、食べる楽しみを維持することが重要です。低栄養や誤嚥性肺炎の予防には、歯科からのアプローチが欠かせません。

 

  1. 歯科医療従事者の役割と多職種連携

食育を推進する上で、歯科医師・歯科衛生士などの歯科医療従事者の役割は非常に大きく、以下のような活動が期待されます。

  • 学校や保育園での食育指導や講話
  • フッ化物塗布・シーラントなど予防処置とあわせた食事指導
  • 地域保健活動との連携(保健所、栄養士、保育士、医師など)
  • 摂食嚥下障害への対応と栄養士との連携

歯科からの情報提供や助言により、食育の効果をより実践的かつ継続的なものにすることが可能となります。

最後に食育は、口から始まる「生きる力」を育てる重要な取り組みです。そして、その入り口である「口腔」の健康を守る歯科医療は、食育における要とも言えます。今後も歯科と食育が一体となり、すべての世代における健康寿命の延伸に寄与することが

求められています。

個人的にブログを書きながら食育に関して関心があまりなかったのですが書きながら歯科衛生士としても大事ですが個人的に食育って大事だなと改めて考えさせらせました。

勉強や仕事が忙しいと栄養のバランスを意識しての食事は難しいと思いますが今後ことを考えて少し栄養を考えた食事をしたいと思います。

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