むし歯になりにくい食生活・間食の摂り方とは?

2025年7月3日

こんにちは。歯科衛生士の川口です。

今回も宮城県仙台市宮城野区二十人町の仙台ファースト歯科から歯科にまつわる情報を発信していきます。

7月になり、どんどん暑さが増していますが、皆さんも熱中症・夏バテに気をつけていきましょう。

アイスや冷たい飲み物の美味しい季節ですね!私は冷凍庫にアイスをストックして日々のご褒美にしています。もちろんアイスを食べた後は歯磨き必須です!!

 

さて、今回のブログの内容は・・・

むし歯になりにくい食生活・間食の摂り方は?

について、まとめてお話していきたいと思います。

 

「歯磨きしっかりしているのにむし歯になってしまった!なぜ!??」と思ったことはありませんか?

毎日毎食後しっかりと歯磨きをしていても、普段の食生活や間食の内容・摂り方次第ではむし歯になりやすくなってしまうのです。

では、どのような食生活・間食内容・摂り方が望ましいのでしょうか?

 

 

目次

1、むし歯とは?

2、むし歯になりにくい食生活とは?

3、適切な間食の摂り方とは?

大きくはこの3つに分けて、お話していきたいと思います。少しでも、みなさんの参考になれば幸いです。

 

 

1、虫歯とは?

そもそも、「むし歯」とは何なのでしょうか?

簡単にいうと、むし歯菌(ミュータンス菌など)によって歯が溶けてしまう病気のことを指します。

むし歯は、

①細菌(ミュータンス菌など)②糖質(砂糖・炭水化物など)③歯の質(+④時間)

この3つ(4つ)の要素が重なったときに発生します。

1ー①細菌

むし歯菌の正体は、主にミュータンス菌と呼ばれる細菌のことをいいます。ミュータンス菌は食べ物や飲み物に含まれる糖分をもとにして、ねばねばしたプラーク(歯垢)をつくり、歯の表面にくっ付きます。ミュータンス菌がつくり出す酸によって歯のカルシウムが溶け出してむし歯になってしまいます。

1ー②糖質

・ショ糖・・・砂糖の主成分。むし歯菌を活性化させる効果が高く、プラーク(歯垢)をつくる原因

・果糖(果物やハチミツに含まれる)・・・むし歯菌が酸をつくり出す原因

1ー③歯の質

生まれ持った歯の性質や形、歯並び等のことをいいます。個人差があり、歯の質が丈夫な人もいれば弱い人もいます。歯の質によって歯磨きを熱心にしていても、むし歯になりやすい人もいらっしゃれば、そこまで熱心に歯磨きしていなくてもむし歯になりにくい人も中にはいらっしゃいます。

1ー④時間

口の中はふだん中性ですが、飲食後には歯が溶ける程度の酸性になります。食べ物が口腔内に停滞する時間が長ければ長いほど、むし歯のリスクは上がってしまいます。時間を決めずにだらだらとお菓子を食べたり、ジュースなどを飲んだりすることもむし歯に影響していきます。飲食後のうがいや歯磨きが大事になっていきますね。

 

2、むし歯になりにくい食生活とは?

健康的な食生活は、むし歯やお口の中のトラブルの予防に繋がります。

食事はよく噛み、栄養バランスの良い食事を規則正しく摂ることが大事になります。

むし歯菌のエサとなる糖分を減らすこと、1日3食しっかり食べること、間食は時間や回数を決めてダラダラ食べないようにすること、などの生活習慣の改善が必要です。

 

*むし歯になりにくい食べ物の例・・・

歯にくっつきにくい食べ物

 おせんべい・ナッツ類など

糖分が少ない食べ物

 野菜・海藻・きのこなど

停滞性のない食べ物

 梅干し・スープ類など

食物繊維の多い食べ物

 さつまいもなどの芋類・野菜・果物

                            などがあげられます。

 

よく噛んで食べることは唾液分泌の促進に繋がります。唾液は食べかすや細菌を洗い流してくれる作用があるため、よく噛んで食べることを意識してみると良いでしょう。

食事中の水分も、むし歯になりにくくするためには重要な一つの要素になります。水分をこまめに摂ることで、口の中が酸性になる時間を減らすことができます。口の中の水分が少ないと細菌が繁殖しやすくなるため、口臭やむし歯の発生リスクが高くなってしまいます。ジュースなどの砂糖の含まれた甘いものではなく、お水やお茶が望ましいといえるでしょう。

 

3、適切な間食の摂り方とは?

みなさんは普段、間食はしますか?

間食とは、食事(朝食・昼食・夕食)以外に摂取するエネルギー源となる食べ物や飲み物のことを指します。

間食を摂るメリットとしては、

・食事の食べ過ぎや血糖値の急上昇を抑えることができる

・栄養素を補うことができる

・気分転換やリフレッシュにつながる

などがあげられます。

決して間食がむし歯に対する悪いもの、というわけではなく適切な間食の摂り方ができればメリットも多く得ることができます。

例えばどんなことを意識して間食すべきなのでしょうか。

いくつか挙げていくとすれば・・・

 ①食べる時間帯

 ②適量

 ③回数

 ④種類

 ⑤お水やお茶

                            などが考えられます。

 

詳しく見ていきましょう。

3ー①食べる時間帯

間食に適した時間としては、午後2時〜3時頃だと夕食までの間隔も開くため適切といわれています。また15分と食べる時間を決めるのもいいかもしれないですね。

時間を決めずにダラダラ食べたり飲み続けたりすると口腔内の食べ物の残留時間が長くなり、むし歯リスクが高くなるため、時間を決めて摂取することが望ましいと考えられています。

3ー②適量

1日200キロカロリー以下を目安にしましょう。個包装のものを買ったり、小皿に取ったりすることで食べ過ぎ予防にも繋がります。

3ー③回数

1日に何回もの間食はむし歯リスクを高めます。①で説明した時間と同様の理由で、回数も1回と決めることが望ましいといえるでしょう。

3ー④種類

おやつとして甘いものを選びがちですが、間食として選びたいのはタンパク質や脂質が豊富なものです。たとえば、ヨーグルトやチーズ、アーモンドや小魚などです。

キシリトール配合のおやつの摂取もおすすめです。キシリトールとは、代用甘味料のことで甘いですが、歯を強くする効果もあります。

現在はキシリトールガムだけでなく、チョコやグミなどたくさんの種類が販売されています。ただし砂糖が含まれているものもあるため注意が必要です。成分表をチェックしてみましょう。

3ー⑤お水やお茶

市販の清涼飲料水やスポーツ飲料、缶コーヒーなどには多くの砂糖が含まれているため、水分を摂る際は水やお茶を選ぶことが望ましいと言えます。

 

例)コーラ:約56.5g (角砂糖 約17個分)

  ポカリスエット:約31g(角砂糖 約9.4個分)

  果汁100%ジュース:約50~60g(角砂糖 約12~15個分)

  カルピスウォーター:約56g(角砂糖 約11個分)

 

たくさんの砂糖が使われていることが分かりますね。食べ物の種類だけでなく飲み物が影響してむし歯に罹患している方は多くいらっしゃいます。

食べたあとはできるだけすぐに歯を磨く、もしくはうがいを心がけましょう。

 

*間食とおやつの違い

間食は、小腹を満たすために摂取するもので、朝昼夜の3食では補いきれないエネルギーを摂取する目的もあります。

おやつは、お菓子がメインであり、お砂糖を使った食べ物が多いのが特徴です。

食生活や間食の摂り方を少し意識して気をつけてみるだけでも、今までよりもむし歯になりにくくすることができます。

そこに合わせて定期的に歯科でチェックやクリーニングをしてむし歯になりにくい歯を目指しましょう。

そのお手伝いができれば幸いです。

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仙台ファースト歯科へ一度ご相談ください。

痛くないけど通う?治療後の“メインテナンス”が実は大切な理由

2025年6月17日

みなさんこんにちは。仙台ファースト歯科の歯科医師の結城です。

少しずつ夏の気配も感じられる季節になってきました。気温や湿度の変化もありますので、皆さまどうぞ体調にはお気をつけてお過ごしください。

 

さて今回のブログでは、「メインテナンスの意味」、そして「クリーニングと予防の大切さ」について、少し詳しくお話ししていきたいと思います。

日頃の診療でもよくご質問いただくテーマであり、歯を長く健康に保つ上で非常に大切なポイントです。

できるだけわかりやすくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

 

 

「痛くないのに、また歯医者に来る意味あるの?」

 

これは私が歯科医師として働き始めてから、患者さんによく尋ねられる言葉です。

学生の頃は「治療が終われば通院終了」だと思っていた私自身も、臨床の現場に立って考えが大きく変わりました。

患者さんの歯を長持ちさせるために必要なのは、実は“痛くないときこそ来てほしい”という小さな習慣です。

今回は、「治療後の定期的なメインテナンス」がなぜ大切なのか?そして、それが歯の寿命や生活の質にどう関わるのかをお伝えします。

 

1. メインテナンス=クリーニングではない

2. 定期通院と歯の寿命

3. 歯の健康と生活の質(QOL)の関係

4. メインテナンスの頻度はどれくらい?

5. ファースト歯科の取り組み

6. さいごに:大切な歯を守るために

 

 

1. メインテナンス=クリーニングではない

「メインテナンス」と聞くと、「歯の汚れを取ってきれいにするだけ」と思う方も多いかもしれません。

でも実は、メインテナンスとは“虫歯や歯周病などのリスクを予防する医療”です。

具体的には以下のような内容が含まれます:

•虫歯・歯周病の早期発見

•ブラッシングチェックと指導

•歯ぐきの状態、出血の有無、歯石・プラークの確認

•食習慣・生活習慣に応じたリスク評価

つまり、症状が出ていない段階での異常を察知し、進行を防ぐことが目的なのです。

仙台ファースト歯科では、歯科衛生士と連携してリスクに応じた予防プランを立て、「ただの掃除」ではないメインテナンスを提供しています。

 

2. 定期通院と歯の寿命

治療を終えたあとも定期的に通っていただくメインテナンスは、歯を長く守る上で欠かせません。

歯周病も虫歯も、「気づかないうちに進行していく」という共通点があります。

特に歯周病は“サイレントディジーズ(静かなる病気)”と呼ばれるほど、重度になるまで症状が出にくい病気です。

初期の歯周病では、

•出血がある

•歯ぐきが少し腫れている

などのわずかなサインがあるのみで、自覚症状はありません。ですがその間にも、歯を支える骨はじわじわと溶けていきます。

「痛くなったら来よう」と思っても、痛みが出る時にはすでに歯の周囲の骨が大きく失われていて、残せるかどうかの瀬戸際になっているケースも珍しくありません。

逆に、メインテナンスで定期的にチェックを受けていれば、そうした変化を早期にキャッチできます。たとえば、

•毎回の歯ぐきの検査で数値の変化に気づける

•プロによる清掃で、炎症の原因になる細菌を取り除ける

•ブラッシングの癖を見直すことで、リスクを下げられる

こうした積み重ねが、将来的な歯の喪失リスクを大きく下げることにつながるのです。

歯科医療の進歩により、治療の質が上がった現代だからこそ、「治療後にどう守るか」が、これまで以上に重要になっているのです。

 

3. 歯の健康と生活の質(QOL)の関係

歯を1本失っただけでも、身体や心にさまざまな影響があります。

•咀嚼力の低下:硬いものを避けがちになり、栄養バランスが崩れる

•発音の問題:話しにくさや聞き返されることが増える

•見た目の変化:笑顔に自信がなくなる、口元を隠すようになる

•全身への影響:噛む力が弱まることで、認知症や誤嚥性肺炎のリスク増加が指摘されています

歯の健康を維持することは、「しっかり食べられる」「笑って話せる」「自分らしく暮らせる」ことにもつながります。

定期的なメインテナンスは、こうした生活の質(QOL)を守るための大切な手段です。

 

4. メインテナンスの頻度はどれくらい? 

「どのくらいの頻度で通えばいいですか?」というご質問はとても多くいただきます。

結論からお伝えすると、メインテナンスの最適な通院頻度は、患者さんのリスクに応じて決まります。

一般的な目安:

3ヶ月に1回:虫歯・歯周病リスクが中程度の方。最も多い頻度です。

2ヶ月に1回:歯周病の既往がある方、歯ぐきの状態が不安定な方。

1ヶ月に1回:重度歯周病の治療後や、全身疾患(糖尿病など)のある方で再発リスクが高い場合。

半年に1回:口腔内が安定していて、セルフケアも十分な方(ただし、年齢や状況によって要相談)。

「忙しくて3ヶ月に1回来るのも大変」という方には、日々のセルフケアの質を高める方法を重点的に指導したり、「今は状態がいいけど、以前重度の歯周病があった」という方には短めの間隔をおすすめすることもあります。

通院の間隔はずっと固定ではなく、口の状態が安定すれば、少しずつ延ばすことも可能です。大切なのは「義務感で通う」のではなく、「習慣として取り入れる」こと。

年に数回のメインテナンスが、未来の「歯を失わない日常」につながります。

 

5. ファースト歯科の取り組み

仙台ファースト歯科では、以下のような取り組みを通して患者さんの歯を守っています:

● 担当歯科衛生士制

担当の衛生士が一貫して経過観察を行うことで、小さな変化にも気づきやすくなります。

● リスク評価に基づく予防プラン

患者さんごとの虫歯・歯周病リスク、生活習慣などを考慮します。

例えば、糖尿病のある方は歯周病が悪化しやすいことがわかっており、特に血糖値のコントロールが不安定な場合は注意が必要です。

喫煙されている方は、歯周病の進行が早く、治療しても治りにくい傾向があります。

でも、だからこそメインテナンスによるチェックやクリーニングをこまめに行うことで、変化を早く察知し、進行を抑えることができます。

また、禁煙を考えるきっかけにもなりやすく、実際に「通っているうちに吸う本数が減った」「お口の変化を感じてやめる決意ができた」という方もいます。

妊娠中の方はホルモンの変化で歯茎が腫れやすくなったり、歯周病が進行しやすくなるため、普段よりも少しだけ丁寧なお口のケアが必要です。そのため、特に妊娠中期(安定期)ではぜひ一度しっかりとメインテナンスを受けていただくことをおすすめしています。

 

●口腔内写真の撮影

メインテナンスでは口腔内写真を定期的に撮影しています。お口の中の写真を継続的に撮ってくことはとても大切です。

気づきにくい変化(歯茎の退縮、被せ物の劣化、虫歯の進行など)を早く気づくことができたり、視覚化されることによってモチベーションの維持・向上につながります。

 

6. さいごに:大切な歯を守るために

歯は一度失うと、元に戻すことはできません。

でも、「守ること」は、誰でも今日から始められます。

定期的なメインテナンスは、ただの掃除ではなく、“あなたの大切な歯を守る医療”です。

痛くなる前に通うことで、あなたの歯も身体も、ずっと元気に保てます。

治療が終わったあとも、お口の健康を長く保つために、定期的なメインテナンスをおすすめしています。

少し先の不安を減らすためにも、気軽に続けていただけると嬉しいです。

ご予約は受付まで、お気軽にどうぞ。

 

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歯科医院における「診査・診断」の重要性とは?

2025年6月3日

こんにちは。 仙台ファースト歯科の歯科医師、佐藤です。

 

皆さん歯科医院に行くと、治療前にさまざまな検査を受けることがありますよね。

「なぜこんなにたくさんの検査をするの?」「痛い歯だけを治してくれればいいのに…」 そんな風に思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

歯科医院における「診査・診断」の重要性とは?~検査の意味と患者さんにとってのメリット~というテーマで本日はブログを投稿させていただきたいと思います。

 

皆さん是非最後まで読んでください。

実はこの“診査・診断”というプロセスこそが、正確で安心できる歯科治療を行うための土台なのです。 

 

今回は「歯科医院における診査・診断の重要性」と「仙台ファースト歯科で実施している検査内容」、そして「初診時に持参すべきもの」や「精密検査が必要なケース」についても詳しく解説していきます。

①なぜ診査・診断が重要なのか?

②仙台ファースト歯科で行う基礎資料採得とは?

③症状に応じた追加検査の必要性

④初診時に必要なのものは?

⑤歯科医院で精密検査を要する症状はどんな時か?

このような項目でお話ししていきます。

 

①なぜ診査・診断が重要なのか?

歯科医療において私たちがもっとも重視しているのは、「お口全体を一つの単位」としてとらえることです。痛みのある歯や不具合を感じる場所だけに注目するのではなく、その背景にある原因を突き止め、根本から改善を図るのが本来の歯科治療です。

例えば、「むし歯ができやすい」「歯周病が繰り返す」といったトラブルには、多くの場合生活習慣や噛み合わせ、唾液の性質、歯並びなどさまざまな要因が複雑に絡んでいます。

ですから、私たち歯科医師が治療計画を立てる際には、患者さんの口腔内をあらゆる方向から観察し、客観的な情報をもとに原因を突き止めたうえで、最適な治療法を選択していく必要があります。

また治療法も様々あり複数の治療のプランを提案させていただくには診査診断がとても重要にもなってきます。

 

②仙台ファースト歯科で行う「基礎資料」採得

ここからは、当院で診査・診断に使用している主な検査についてご紹介します。 これらは治療計画を立案する上で不可欠な「基礎資料」であり、すべての患者さんに対して丁寧に行っています。

1. 口腔内写真

お口の中を専用のカメラで撮影し、正面・左右・上下など複数の角度から記録します。 これにより、むし歯や詰め物・被せ物の状態、歯並びや歯ぐきの色などを多角的に確認可能です。 また、一度撮影した写真は治療後や定期検診時にも再撮影し、経時的な変化を比較できるようにしています。

2. 歯周ポケット検査

歯と歯ぐきの間にある「歯周ポケット」の深さを測り、出血の有無や歯の動揺(ぐらつき)も確認します。 歯周病は自覚症状が出にくいため、この検査で早期発見・早期治療が可能になります。

3. パノラマレントゲン

お口全体の骨、歯の根、顎の状態を一枚で確認できるレントゲンです。 埋伏歯(親知らず)や歯根の膿、顎骨の異常なども把握でき、幅広い診断に役立ちます。

これら3つの検査は、初診の患者さんに必ず実施します。

 

③症状に応じた追加検査の重要性

 

患者さんの状態や希望に応じて、以下のような追加検査を行う場合があります。

4. 顔貌写真

顔の正面・横顔を撮影し、咬み合わせや顎のバランス、口元の印象などを記録します。 特に矯正歯科や審美治療を検討する際に重要な資料となります。

5. デンタルレントゲン・セファロ・CT検査

  • デンタルレントゲン:特定の歯の状態を詳細に確認。
  • セファロ:矯正歯科で使用する頭部X線規格写真。
  • CT検査:3次元的に骨・歯の状態を可視化し、親知らず抜歯処置、根管治療、インプラントや難症例にも対応可能。

6. 顎機能検査

顎の動きや筋肉の働き、関節音などを診て、噛み合わせや顎関節症の有無をチェックします。

7. 模型検査(歯型採取)

石膏模型を作製し、咬合の状態や歯列のバランスを立体的に分析します。補綴(被せ物)治療や矯正前の分析に有効です。

8. 食生活調査

生活習慣や食の嗜好を問診し、むし歯や歯周病の原因となるリスクファクターを特定します。

検査は「必要なプロセス」、全く無駄ではありません!!

検査と聞くと、「面倒」「費用がかかる」と感じる方も少なくありません。 しかし、これらの診査・診断を怠ることは、誤った治療や再発の原因になりかねません。

 仙台ファースト歯科では、患者さんの不安を取り除き、安心して治療を受けていただけるよう、すべての検査に目的をもって取り組んでいます。

得られた情報は、患者さんのライフスタイルやご希望に沿った治療計画に反映されます。 「痛みを取るだけでなく、再発しない治療を」 それが、私たちが診査・診断を重視する理由です。

 

④初診時に持参すべきものとは?

初めて歯科医院に行くとき、「何を持っていけばいいの?」「診察の流れはどうなっているの?」
と不安になる方も多いと思います。

歯科医院の初診時に必要な持ち物やスムーズに受診するためのポイントを、歯科医師の視点から解説します。

仙台ファースト歯科を初めて受診される方には、以下のものをご持参いただくことをおすすめしています。

  • 健康保険証またはマイナンバーカード
  • お薬手帳(内科や整形外科などで服用中の薬があれば)
  • 他院で撮影したレントゲン写真や紹介状(お持ちの方)
  • 義歯(入れ歯)など現在使用中の装置

可能であれば、気になる症状や治療履歴をメモしておくと、よりスムーズな診査・診断が可能です。

 

⑤歯科で「精密検査」が必要なケースとは?

以下のような場合には、基本検査に加え、さらに精密な検査を行うことがあります。

  • 顎の痛みや開閉障害、関節音がある場合(→ 顎機能検査)
  • インプラント治療を希望される方(→ CT撮影)
  • 矯正治療を検討している方(→ セファロ・模型検査)
  • 再発を繰り返すむし歯や歯周病(→ 食生活調査・口腔内細菌検査)
  • 全体的な咬み合わせのバランスが気になる場合(→ 模型・顔貌写真・咬合診査)

当院では、これらの精密検査を通じて診断の精度を高め、再発のリスクを減らすことを重視しています。

 

まとめ:診査・診断が治療の質を左右する

歯科医院での検査は、単なるルーティンではありません。 むしろ、「どこを治すか」ではなく、「なぜその問題が起きたのか」を明らかにするための大切なステップです。

歯医者に行くと、「まず検査をしますね」と言われることが多いですよね。

「どこが痛いかは自分でわかるし、検査は必要ないのでは?」と思われる方もいるかもしれません。

ですが、実際にはこの歯科医院での診査・診断が、治療の質を大きく左右し、歯の寿命を延命させることに繋がり低侵襲になります。

仙台ファースト歯科では、患者さん一人ひとりに合わせた診査・診断を通じて、信頼できる歯科医療の提供を心がけています。 安心・納得の治療を受けるためにも、まずはしっかりとした検査を受けることの大切さを知っていただけたら幸いです。

気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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「歯科 診査 診断」、「歯科 精密検査」、「歯科 治療計画」、「歯科医院 初診 検査 内容」

でお探しの方へ。仙台ファースト歯科へ一度ご相談ください。

ブラッシング方法について

2025年5月14日

こんにちは!仙台ファースト歯科、歯科衛生士の及川です。
暖かい日が増えて初夏の兆しを感じますね!

口腔の健康は、全身の健康と密接に関わっており、毎日の歯磨きは虫歯や歯周病を予防するための基本的なケアです。しかし、正しい方法で歯を磨かないと、かえって歯や歯茎を傷つけたり、磨き残しが出てしまうこともあります。今回は、正しい歯の磨き方について、歯ブラシの持ち方や動かし方、さらに代表的なブラッシング法であるスクラビング法とバス法、1本ずつの縦磨き法について詳しく解説します。

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1. 歯ブラシの持ち方・動かし方
2. スクラビング法
3. バス法
4. 1本ずつの縦磨き法
5. まとめ
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1. 歯ブラシの持ち方
まず、歯磨きを効果的に行うためには、歯ブラシの持ち方が重要です。歯ブラシは「鉛筆を持つように」軽く握るのが理想的です。この持ち方を「ぺングリップ」と呼びます。指先でコントロールしやすいため、力を入れすぎることがなく、歯や歯茎に優しいブラッシングが可能となります。
一方で、グーで握るような「パームグリップ(掌握持ち)」は、どうしても力が入りすぎてしまい、歯肉を傷つけたり、歯の表面を摩耗させてしまうことがあります。過度な力で磨くと知覚過敏や歯茎の退縮の原因になるため、できるだけペングリップを意識しましょう。


歯ブラシの動かし方
歯ブラシは大きく動かすのではなく、小刻みに動かすのが基本です。1本1本の歯にきちんとブラシの毛先が当たるように、軽い力で細かく動かします。具体的には、1~2本の歯を磨くのに5~10回ほど細かく往復させるのが目安です。
歯と歯茎の境目、歯と歯の間、奥歯の噛み合わせ面などは特に汚れが溜まりやすい部位です。ブラシの毛先が届きにくい場所には、角度を変えて毛先がしっかり当たるように調整する必要があります。また、力を入れすぎず、毛先が広がらない程度の圧力で磨くことが重要です。

また、磨き忘れがないように磨く順番を決めておくとよいです。例えば歯の表面→裏側→咬む面など自分のやりやすいルートを見つけてみてください。

次に、具体的なブラッシング法として広く推奨されている「スクラビング法」「バス法」について説明します。

 


2. スクラビング法
聞きなれない言葉なので何だろう?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、こちらは「歯と歯茎の間に歯ブラシの毛先をまっすぐあてて細かく動かしましょう」とお伝えしている磨き方のことです。
スクラビング法は、最も一般的で初心者にも取り組みやすいブラッシング法です。歯ブラシの毛先を歯面に対して直角に当て、小刻みに水平に動かして磨く方法です。毛先を歯と歯茎の境目にも軽く当てながら、1か所につき10回程度、前後に2~3ミリの幅で動かします。舌側は歯ブラシを斜めに入れて細かく動かします。舌の前歯の裏側は歯ブラシを縦にして歯ブラシのかかとを使い、1本ずつ汚れをかきだすイメージで磨きましょう。

この方法の利点は、動作が簡単で覚えやすく、比較的短時間で効率よく歯垢(プラーク)を除去できる点です。特に、子どもや高齢者など、繊細な手の動きが難しい人にも取り組みやすい方法として広く用いられています。
ただし、スクラビング法では歯周ポケット内の清掃までは難しいため、歯肉炎や歯周病が進行している人には、次に紹介するバス法の方が適している場合もあります。

 


3. バス法
バス法は、歯周病予防や治療に適したブラッシング法です。歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、毛先が歯周ポケットの中にわずかに入るようにして、軽く振動させるように磨きます。1か所につき10回ほど、1~2ミリ程度の微細な動きで行います。

この方法は、歯周ポケット内に溜まったプラークを効果的に除去できるのが特徴です。ただし、正しい角度や力加減が求められるため、ある程度の慣れや技術が必要です。強すぎる力で磨くと、歯肉を傷つける恐れがあるため、注意が必要です。
また、バス法は電動歯ブラシでは難しいため、手動の歯ブラシでの実践が基本となります。歯周病の予防や、歯茎に炎症がある場合には、歯科医師や歯科衛生士の指導のもとで行うことが望ましいとされています。



4. 一本ずつの縦磨き法
1本ずつの縦磨き法は、歯を1本1本丁寧に磨くことで、歯垢をしっかり取り除くための効果的なブラッシング法です。この方法では、歯ブラシを縦に持ち、ブラシの毛先が歯の表面に垂直に当たるようにします。そして、上下に小さな動きで磨いていきます。力を入れすぎず、優しく磨くことがポイントです。


この磨き方は、歯の表面だけでなく、歯茎との境目や歯の裏側にもブラシを当てて汚れを取り除くことができます。特に、歯と歯茎の境目に溜まりやすい歯垢や汚れをきれいに掃除できるため、歯周病や歯肉炎の予防にも効果的です。

歯列不正がある場合、この縦磨き法が特に有効です。歯列不正により歯と歯の隙間が不規則になることが多く、歯垢が溜まりやすくなります。1本ずつの縦磨き法では、歯の隙間や角度に合わせて磨くことができるため、歯列不正による汚れをしっかり落とすことができます。特に前歯の歯列不正において、歯垢が取りにくい部分にもしっかりアプローチできるため、より効果的に歯を清潔に保つことができます。

さらに、歯ブラシだけでは落としきれない歯間の汚れには、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると効果的です。とくに歯間部は虫歯や歯周病の発生リスクが高いため、毎日のケアに取り入れることが推奨されます。


正しいブラッシングを継続するために
ブラッシングの効果を最大限に発揮するためには、正しい方法を「毎日」「継続的に」行うことが重要です。また、歯ブラシは1ヶ月に1回を目安に交換し、毛先が広がったら新しいものに取り替えましょう。毛先が広がっていると、正しいブラッシングができなくなります。
加えて、定期的な歯科健診も重要です。自己流のブラッシングではどうしても磨き残しや誤った習慣がついてしまう可能性があるため、歯科医師や歯科衛生士によるプロのアドバイスを受けることが、自分に合った最適なブラッシング方法を身につける第一歩になります。


5.まとめ
正しい歯磨きは、歯と歯茎の健康を守る基本中の基本です。まずは歯ブラシの持ち方を見直し、力を入れすぎず、小刻みな動きで丁寧に磨くことが大切です。スクラビング法やバス法といったブラッシングテクニックを理解し、目的や自身の口腔状態に合わせて使い分けることが求められます。正しい知識と習慣を身につけ、健康な歯と口を一生保っていけるよう、日々のケアを大切にしましょう。


今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。

歯の詰め物について知っておきたいこと

2025年4月30日

みなさまこんにちは!仙台ファースト歯科の工藤です。

もうすぐ待ちに待ったゴールデンウィークですね!みなさまはどのようにお過ごしする予定でしょうか。

 

 

さて、今回は虫歯治療における治療の選択肢のひとつである”詰め物”について具体的なお話しを書いていきたいと思います。

詰め物とは、簡単にいうと虫歯で削った穴にコンポジットレジンと言われる樹脂(プラスチック)を光で固めながら即席で塞いでいく治療です。

歯科治療自体お口の中では実際にどのような治療が行われているのか想像がつきにくくい部分だと思うので、これから治療を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

ぜひ最後まで読んでください!

 

 

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①コンポジットレジンとは?

②臨床操作とテクニック

③利点・欠点

④まとめ

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①コンポジットレジンとは?

コンポジットレジンとは、有機ポリマーと無機フィラーの複合材料です。主に虫歯の除去後に欠損部分を直接修復する「ダイレクトボンディング法」に使用されます。

 

主成分と構造

有機ポリマー

:Bis-GMA、UDMA、TEGDMAなどのモノマーが使用され、これらは紫外線や可視光で硬化(重合)しプラスチック状になります。

無機フィラー

:シリカ、ガラス系フィラーなどの微粒子で、粒子径や含有率によって物理的強度や研磨性が変化します。

カップリング剤

:シランカップリング剤により、有機ポリマーと無機フィラーが化学的に結合できます。

 

適応症

コンポジットレジンの使用範囲は年々広がっており、以下のような場合に適応されます。

・う蝕(虫歯)の治療

う蝕の範囲によっては適応できない場合もある

・歯の欠け、破折の修復

外傷などで欠けた前歯などを補う

・隙間の改善(すきっ歯など)

見た目の改善(審美歯科)

・変色歯のカバー

色調を整える目的で、ホワイトニングで改善できない変色など

・歯頚部(歯と歯茎の境)のくさび状欠損の修復

加齢やブラッシング圧で起こる欠損の補修

・仮歯、テンポラリー修復

 

 

 

 

 

②臨床操作とテクニック

コンポジットレジン修復は、精密な操作湿潤環境の管理がとても重要になります。

 

ステップ概要:

1.診査·診断

う蝕や欠損の有無を確認し、X線などで深さや歯髄との距離を評価します。

 

2.う蝕除去·形成

まず、う蝕の箇所を過不足なく除去します。う蝕の部分のみを削ったままだと、上にエナメル質だけが薄く独立して残ってしまった遊離エナメル質が残存している状態です。このままだと脆弱で破折しやすいため基本的に遊離エナメル質部分は除去します。また、より歯質とコンポジットレジンの接着効果を高めるために選択的にベベル(歯の切削面のエッジ(端)を斜めに削る処理)を付与します。このように必要最小限の形成を行います。

 

3.エッチング·プライマー·ボンディング処理

ここの工程は歯質とコンポジットレジンが化学的、機械的により接着しやすくなるための操作になります。ジェル状のエッチング(エナメル質:リン酸、象牙質:選択的処理)を塗布後、液状のプライマー・ボンディング処理を行います。

 

4.コンポジットレジン充填

形成をおこなった窩洞にコンポジットレジンを充填し光で硬化していきます。光がコンポジットレジンを硬化できる深度は限界があるため、積層充填をすることで硬化不良の防止につながります。また、コンポジットレジンは硬化する際に体積が収縮します。一度に大量に硬化させると、収縮応力が大きく歯質との間に隙間(コントラクションギャップ)やエナメル質の微細な亀裂(ホワイトマージン)が生じる可能性が高くなるため、薄い層で少しずつ充填することで、収縮ストレスを分散させることができます。

 

5.形態修正·研磨

天然歯と違和感のないよう、形態修正、咬合調整および最終研磨を行います。

 

 

注意点:

マトリックスの適切な使用

下の写真のように歯と歯の間のう蝕の際は歯の形態を回復するためにマトリックスと言われる”枠”を設置します。また、補助器具としてウェッジVリングなどを使用するとより隣接面の再現性を高めるに有効となります。

 

 

 

湿潤環境の管理

コンポジットレジンの治療では、接着力の確保が成功の鍵を握ります。

そのため、治療中に唾液や湿気を排除することが非常に重要です。その方法のひとつが、ラバーダム防湿の使用です。

 

 

 

【ラバーダム防湿の概要

ここでラバーダム防湿についてもう少し詳しく説明させてください。

ラバーダム(Rubber Dam)は、薄いゴム製のシートで、治療する歯以外の部分を覆う器具です。歯科治療中に、唾液·湿気·細菌·呼気中の水分が治療部位に入り込むのを防ぐために使用されます。

コンポジットレジンの接着処理では、歯の表面が完全に乾燥している必要があります。しかし、口腔内は常に湿気があり、舌や唾液によって治療部位が汚染されやすい環境です。そこでラバーダムを使用することで、治療の精度と成功率を高めることができます。

 

·唾液や湿気の影響

接着力の低下 → レジンの剥がれや二次う蝕の原因に

細菌の混入 → 充填後の虫歯の再発リスク増加

エッチング·ボンディングの効果低下 → 強度不足・耐久性の低下

ラバーダムを使用することで、これらの問題を防ぎ、強固な接着と長持ちする詰め物を実現できます。

 

 

 

●コンポジットレジン修復におけるラバーダム防湿のメリット

 

接着強度の向上

湿気の影響を防ぎ、レジンと歯の接着力を最大化できます。また、唾液・血液の混入を防ぎ、接着不良や剥がれのリスクを低減できます。

 

治療精度の向上

明瞭な視野を確保できることも特徴です。歯科医師にとって装着した状態としていない状態では明らかに見え方が違います。患者さまのお口を開けた状態を持続できより精密な治療が可能となります。さらに唾液や舌が邪魔にならないため、細かい操作がとてもしやすいです。

 

治療後のトラブルを予防

接着強度が向上することで、二次う蝕(詰め物の隙間から虫歯が再発するリスク)を減らしたり、CRの変色や剥がれのリスクを低下させることができます。

 

患者さまの快適性向上

お口の中に水が流れ込むのを防ぐこともできるので、患者さまの不快感を軽減することにもつながります。また、特に小さい器具や薬剤を使用する場合、誤嚥や誤飲のリスクを抑えることができます。実際に患者さまから『ラバーダムを装着しながら治療した方が楽!』というお声をきくことが多いです。

 

●ラバーダム防湿の注意点

ラバーダムが使用できないケース

極端に深い虫歯 → ラバーダムを固定できない場合あり

歯が大きく破折している場合 → クランプで固定が難しい

ラテックスアレルギーのある患者 → ラテックスフリーのラバーダムを使用する

 

患者さまの違和感や呼吸への影響

✔︎ラバーダム装着時に違和感を感じる患者さまもいるため、説明と配慮が重要

✔︎鼻呼吸が難しい方はラバーダムが苦しく感じることがあるため、事前に確認する

 

●ラバーダムが特に重要な治療

コンポジットレジンの充填

セラミックの接着(接着ブリッジ、インレーなど)

ダイレクトボンディング

根管治療(感染予防のため)

 

当院の場合だと、上記の場合のような自費診療における治療保険診療の根管治療のみで使用します。コストと治療時間確保の関係から、保険診療におけるコンポジットレジン修復でのラバーダム防湿の使用は現状難しい状況です。自費診療でしっかりお時間をいただいた上で、より精度を高めるためにラバーダムを装着していきます。

 

 

 

③利点と欠点

コンポジットレジンについて話を戻します。

 

【利点】

審美性:天然歯に近い色調と透明感が再現可能。

接着修復:健全歯質の切削量を最小限に抑えられる。

即日修復:型取り・技工工程不要で、1回の来院で完了。

修理性:修復物の部分的なリペアが可能。

 

【欠点】

変色の可能性:長期的には水分吸収や着色による変色リスクがある。

摩耗·破折:強い咬合力に長期間曝される部位では物性の劣化が懸念される。

術者依存性:技術の習熟度によって仕上がりに差が出る。

 

長期予後とメンテナンス

コンポジットレジンの長期予後は、材料選択だけでなく、術式の精度、口腔内環境、メンテナンスの質によって大きく左右されます。

 

変色·辺縁漏洩への対策:

•定期的なプロフェッショナルケアによる表面研磨。

•必要に応じて表層の再研磨や部分的な再充填を行う。

 

推奨されるメンテナンス間隔:

•3~6ヶ月に1回の定期検診・清掃。

•自宅でのセルフケアも重要(歯間ブラシ・フッ素含有歯磨剤の使用推奨)。

 

ブログ内には当院のクリーニングやセルフケアについてさらに詳しく扱っているトピックもあります。

お時間ある方はぜひチェックしてみてください。

 

 

 

④まとめ

コンポジットレジンは、審美性・機能性・生体親和性を兼ね備えた非常に優れた修復材料です。かつては前歯部や小さな修復に限られていましたが、材料の進化とテクニックの洗練により、現在では広範囲な症例に対応可能となっています。

今後も、材料のアップデートとともに、より精密で予後の良いコンポジットレジン修復が広がることが期待されます。

ただし、物性面では依然としてセラミックなどと比較して制限があるため、適応症の見極めと術者の技術力が成功のカギを握ります。

より詳しいことを聞きたい方はぜひ直接ご来院ください!

歯科的補助清掃用具の種類について

2025年4月15日

地域密着型歯科医院

宮城県仙台市宮城野区二十人町の仙台ファースト歯科から歯科にまつわる情報を発信していきます

 

 

みなさんこんにちは、歯科衛生士の泉谷です

春になりだいぶ桜が咲きましたね。

仙台ファースト歯科の近くにはお花見ができる榴ヶ岡公園や神社やお寺で花見ができます。

私も先日お花見に行ってきましたがちょうど桜が満開で綺麗でした。。

あとは出店で焼き鳥を食べながら桜を見てだいぶ花見を満喫できました。

 

さて第7回の今日は『歯ブラシ以外の歯科的補助用具』についてお話ししたいと思います。

実は、、、、

歯ブラシのみのプラーク(歯垢)除去率は約60%といわれております

特に歯と歯の間にはプラークが残りやすく、虫歯と歯周病が出来やすい場所になります。

また、歯ブラシのみではプラークを取り除くことが難しいともいわれております

そこで歯ブラシと一緒に歯科的補助用具を使用することで確実に除去率を上げることができます

歯科的補助用具も沢山の種類があるので本日は補助的用具の種類と使用方法を

歯間ブラシ

・デンタルフロス

・ワンタフトブラシ

・舌ブラシ

の順でご紹介します

 

歯間ブラシは、歯と歯の間の隙間を清掃するための道具です。

歯ブラシでは届きにくい部分を効果的に掃除できるため、歯垢を取り除くのに役立ちます。

歯ブラシと歯間ブラシを使用した際のプーラクの除去率は約95%です。

特に、歯と歯の間にスペースがある人にはおすすめです。

歯間ブラシの使い方は比較的簡単です。

ブラシ部分を歯の隙間に優しく挿入し、歯面に沿わせて前後に動かして清掃します。

サイズや形状がさまざまで、個人の歯間の広さに合ったものを選ぶことが大切です。

サイズが合わない歯間ブラシは歯茎を下げてしまうので注意が必要です

種類としてはブラシの部分がナイロンタイプとゴムタイプ。

柄の部分がL字型とストレート型に分かれます。

・ナイロンタイプはプラークの除去率が高く全体的に清掃がしやすいです

・ゴムタイプは比較的初めての方に使おすすめです。全体に清掃がしやすいですがナイロンタイプより清掃は劣ります

・L字型は全体に清掃しやすいです

・ストレート型は前歯の清掃がしやすいです

仙台ファースト歯科ではナイロンタイプのL字型を取り扱っています。

サイズもさまざまで7つあります。

自分の歯間ブラシのサイズが気になる方は歯科衛生士がぴったりなサイズをお薦めするのでぜひ聞いてみてください。

 

 

デンタルフロスは、歯と歯の間の歯垢を取り除くための細い糸です。用途として歯間ブラシと似ていますがデンタルフロスは歯と歯の間の隙間が狭い部分に使用します。

歯ブラシとデンタルフロスを使用した際のプラークの除去率は約86%です。

デンタルフロスを使用することで、歯ブラシでは届かない部分を清掃でき、虫歯や歯周病の予防に役立ちます。

デンタルフロスの使い方(糸巻きタイプ)は、フロスを約40cm程度に切ります。

両手の中指に2~3回巻きつけます。(必ず中指です!

残りの部分を利き手の中指に巻きつけます。

両手の親指と人差し指でつまんでピンと張ります。

歯と歯の間に当ゆっくりと横に動かしながら、歯と歯の間に挿入します。

歯の側面に当てて上下に動かします。

外す時はゆっくりと横に動かしながら取り出します

デンタルフロスにはさまざまな種類があります。

種類としてはホルダータイプ(取手付き)、糸巻きタイプ、ワックスタイプ、ノンワックスタイプがあります。

ホルダータイプはF字タイプの前歯に使いやすいタイプとY字タイプの全体、特に奥歯に使いやすいタイプがあります。

糸巻きタイプは自分の指に巻きつけて使用するタイプです。初めは使い辛い感じがあると思いますが慣れてくると感覚が指に伝わりやすく操作全体にしやすくなります。またホルダータイプより経済的です。

ワックスタイプは名前の通りデンタルフロスにワックスがついてるタイプです。ワックスがあると滑りがいいので初心者の方にオススメです。

アンワックスタイプはワックスがついていないデンタルフロスになります。ワックスタイプよりプラークの除去効果が高いですが滑りないので慣れるまで使い辛い点があります。

初めてデンタルフロス使い方にはY字タイプか糸巻きタイプのワックスありがオススメです。

 

 

ワンタフトブラシは、毛束が1つしかない小さな歯ブラシです。歯ブラシでは磨きにくい場所をピンポイントで磨くことができ、使用する用途もたくさんあります。

親知らずの隙間、矯正器具やブリッジなどの器具の隙間、歯並びが悪いところ、インプラントの周辺、抜けたままになっている歯の周辺に使用するのがオススメです

親知らずは斜めに生えてくることがあります。親知らずの歯茎に隙間が空いてしまし磨きのことが多くなることがあります。ワンタフトブラシだとピンポイントにはと歯茎に当てることができます。

ワイヤー矯正をしていると矯正器具と付けるだけ通常の方よりも磨き辛く虫歯のリスクが数倍上がると言われています。ワンタフトブラシをワイヤーの下に毛先が入るように挿入し、掻き出すように使用します。

ブリッジとは歯を抜いた両隣の歯を橋のようにつなげて装着する被せ物です。特に抜いた歯の上の人工の歯を浮かせているため、隙間に食べ物が挟まりやすくなります。人工の歯と歯茎の間にワンタフトブラシを挿入し小刻みに動かします。またブリッジは土台になっている歯が虫歯になってしまうと3本とも治療の必要がるため、毎日の歯磨きがとても大切です。

歯の並びが重なっていたり、違う方向で生えていると磨きにくく食べ物が残りやすいです。その際は山型にカットされているワンタフトブラシを使用すると磨きやすいです。

インプラントは様々な原因から歯がなくなってしまったところに埋める人工の歯。インプラントは人工歯ではありますが、天然の歯と同じく歯周病にかかります。

原因としてインプラント周辺の磨き残しです。人工歯のため自覚症状が少なく、気が付いたときには歯周病がかなり進行しているケースもたくさんあります。インプラントの周りの炎症が悪化すれば、最悪の場合インプラントが抜けてしまうこともあります。

インプラントは大変高価なものですし、手術も必要です。せっかくいれたインプラントが抜けてしまえば、治療からやり直しになってしまいます。そのため、磨きやすいワンタフトブラシで細部をしっかり磨かくことをオススメします。

ワンタフトブラシの使い方はワンタフトブラシを鉛筆みたいに持ちます。

毛先を歯面に当てながらそのまま小刻みに動かします。

力を入れすぎると傷になる可能性があるので優しく動かすのがポイントです。

 

 

 

舌ブラシは、歯を磨くためではなく、舌苔といわれる舌の表面に付着した汚れや細菌を取り除くために使用される道具です。舌の表面は食べ物の残りカスや細菌が蓄積しやすいため、口臭や不快感の原因になることがあります。舌ブラシを使うことで、これらの汚れを除去し、口腔内の衛生を保つことができます。特に口臭や味覚の向上、誤嚥性肺炎の予防にも効果的です。

舌ブラシは、通常、柔らかい毛やゴム製の突起がついており、舌を軽くこするように使います。定期的に舌を掃除することは、口臭予防や口腔内の健康に良い影響を与えると言われています。

舌ブラシの使い方は舌を軽く出し、ブラシを舌の奥から手前に向かってやさしくこする。

こすった後、ブラシを水で洗い流し、もう一度同じように繰り返す。

清潔になったら、口をすすいで終了です。

舌ブラシを使う際には、強くこすりすぎないように注意し、舌を傷つけないようにしましょう。

また舌が乾燥している場合は専用のクリーニングジェルを使用すると痛みがなく汚れを取ることができるのでオススメです。専用のクリーニングジェルは1,5cmほど出して舌に塗布します。少し時間をおいてから舌を磨くと汚れが浮いてくるのでそのあとに優しく擦りましょう。

 

今回は歯科的補助用具のお話しをしました。日々の歯磨きと一緒に使うことで、口腔内の健康維持にとても効果的です。

歯ブラシもそうですが基本的に交換の目安は1ヶ月程度です。(使い捨てを除いて)

ただ、毛先が広がっていり、糸が切れていた場合早めの交換をオススメします。

わからないことがあれば担当医・担当衛生士が教えるので是非ご質問ください

それではまた!

 

保険診療と自費診療のギモン

2025年4月1日

みなさんこんにちは!

今日は、

 

  TOPIC 1:歯科保険診療と自費診療の違いと選択基準

  TOPIC 2:銀歯(保険診療)のメリットとデメリット

  TOPIC 3:セラミック(自費診療)のメリットデメリット

  TOPIC 4:セラミックを長持ちさせるポイント

 

の4本立てでお話していきます。まず、よく患者様からご質問されることの多いこのテーマ、

 

 TOPIC 1:歯科保険診療と自費診療の違い

 

についてお話します。医科では例えば風邪を引いた時、保険診療で薬を貰ったりすることが大半かと思いますが、歯科も当然のように保険診療を選択することがベストなのでしょうか。

日本の歯科医院では、治療の費用に関して 保険治療(保険診療) と 自費治療(自由診療) の2種類があります。

 

1. 保険治療(保険診療)

  健康保険が適用される治療で、費用の一部を患者が負担し、残りを保険でカバーする仕組みです。

特徴

•国が定めた診療報酬制度に基づく:治療内容や料金が法律で決められている。

•比較的安価:一般的には3割負担(高齢者や子どもは1~2割負担)。

•基本的な機能回復が目的:見た目の美しさより、噛む・話すといった基本機能の回復が優先される。

代表的な治療内容

•虫歯治療(銀歯・コンポジットレジン)

•根管治療(歯の神経を取る治療)

•歯周病治療

•抜歯

•入れ歯(部分入れ歯・総入れ歯)

•ブリッジ(一部適用)

2. 自費診療(自由診療)

健康保険が適用されず、治療費を全額自己負担する治療です。

特徴

•治療の自由度が高い:最新技術や高品質な材料が使用可能。

•審美性が高い:見た目の美しさや耐久性を重視できる。

•治療の選択肢が広い:保険適用外のインプラントやホワイトニングなどが可能。

代表的な治療内容

•セラミックやジルコニアの詰め物・被せ物(銀歯の代わり)

•インプラント(人工歯根を埋め込む治療)

•ホワイトニング(歯の漂白)

•矯正治療(ワイヤー矯正やインビザラインなどのマウスピース矯正)

•精密根管治療(歯科用顕微鏡を使う根の治療)

 

 

大まかに言うとこのような違いがあります。

それでは、どちらを選ぶべきなのでしょうか?選択基準をお話します。簡単に分けると、、

 

•機能回復だけでOK →保険治療

•審美性や耐久性を重視したい→自費治療

•長期的に考えてトータルコストを抑えたい→場合によっては自費治療が有利(耐久性が高い素材を選べる)

 

どちらを選ぶかは、 治療内容・費用・見た目・耐久性 などのバランスを考え、自分に合った選択をするのが大切です。つまり、これに対する答えは人それぞれということになります。

ただし、それぞれの治療を選ぶ際、それぞれのメリットデメリットを把握しておく必要があります。

 

 

 TOPIC 2:銀歯(保険診療)のメリットとデメリット

 

例えば銀歯(メタルインレーや銀の被せ物)は、保険適用で安価に治療できるメリットがありますが、虫歯が再発しやすい(二次虫歯になりやすい) というデメリットもあります。その主な理由は以下の4つです。

 

 1.銀歯は歯とピッタリ密着しにくい

 

保険診療での型取りの材料は、自費診療のものに比べて安価なものを使用します。このため、精度は自費診療のものと

比較すると劣ります。また、経年的にセメントが溶け出すと歯との間に隙間が生じ、二次虫歯になるリスクが上がりま

す。

 

 2.金属は膨張や収縮などの変形を起こす

 

銀歯は 熱によって膨張・収縮 する性質があります。

 

•熱いものを食べると銀歯が膨張

•冷たいものを飲むと銀歯が収縮

 

   また、噛む力などにより金属は変形することもあります。これらの繰り返しによって、歯と銀歯の間にミクロの隙間

が生じやすくなり、虫歯の再発につながる のです。

 

 3.表面がザラつきやすく、汚れが付きやすい

 

銀歯は、セラミックと比べると 表面がザラザラしやすい ため、プラーク(歯垢)が付きやすく、細菌が繁殖しやすく

なります。

 

 4.銀歯の下の虫歯が発見しにくい

 

銀歯の下で虫歯が進行しても、見た目ではわかりにくいことが多いです。

また、レントゲンでも銀歯が光を遮るため、虫歯の進行が確認しづらいことがあります。その結果、虫歯に気づいた

ときには進行していて、神経を取る必要があるケースも あります。

 

また、セラミックはセメントを介して歯と化学的に結合(接着)しますが、銀歯は接着せず、セメントの摩擦力と

機械的な嵌合力で維持させる(合着させる)ため、外れないような形態にするべく、削る量が多くなってしまいます。

二次虫歯になってしまった場合、どんどん削る量が増えていき、歯への侵襲はどんどん多くなってしまうのです、、、

 

 

それでは、既に入っている銀歯をなるべく長持ちさせるためのポイントを3つお話します!

 

定期検診(半年に1回)で銀歯の隙間や虫歯のチェックをする

フロスや歯間ブラシ を使い、銀歯の周りも丁寧に清掃する

セラミック治療 に変えることで、虫歯リスクを減らす

 

銀歯は保険適用でコストが抑えられる一方で、虫歯の再発リスクが高いため、治療の再介入が必要になったり、それにより

削る量も増えてしまうので長期的に見るとセラミック治療の方が良い場合もあります。

 

 

 TOPIC 3:セラミック(自費診療)のメリットデメリット

 

自費診療であるセラミックのデメリットは費用が高いことがあげられます。ただし、高いにはそれだけの価値があります。自費診療はそれぞれのクリニックがコストに合った金額を設定するため、材料費や製作費(技工料)にコストがかかる場合、当然費用は高くならざるを得ません。そのため、セラミックの被せ物はおおよそ10万~20万円くらいかかります。そんなセラミックの最大のメリットは虫歯になりにくいことです。その理由は、主に以下の4つの特性によるものです。

 

 1.細菌が付きにくい(プラークの付着が少ない)

セラミックは表面が非常に滑らかで、水分や汚れを吸収しにくい性質を持っています。そのため、プラーク(歯垢)が

付着しにくく、虫歯や歯周病のリスクが低くなります。

 

 2.着色や劣化が少ない

銀歯(メタル)やプラスチック(レジン)は、時間とともに劣化し、表面がザラついたり、歯との境目に隙間ができ

やすくなります。

一方、セラミックは耐久性が高く、長期間ツルツルの状態を維持できるため、細菌がたまりにくいです。

 

 3.歯との密着性が高い

セラミックの詰め物・被せ物の型取りをする際は、精度の良い型取りの材料を使用することが多いため、出来上がって

くる被せ物の精度も良くなります。また、技工士さんが製作にかける時間も保険の材料に比べて長く、ルーペなど   を使って精密に作製していくため、歯との密着性は高くなります。

そのため、治療後に歯との間に隙間ができにくく、虫歯が再発するリスクが低くなります。

 

 4.金属アレルギーのリスクがない

銀歯(保険の金属)は、唾液によって微量の金属イオンが溶け出すことがあり、金属アレルギーや歯ぐきの黒ずみの

原因になることがあります。

セラミックは金属を含まないため、こうしたリスクがなく、歯ぐきや体に優しい素材です。

 

以上のように、セラミックは表面が滑らかで汚れが付きにくく、劣化しにくいため、虫歯のリスクが低い といえます。ただし、 日々の歯磨きや定期的な歯科検診は必須 です。

 

 

 TOPIC 4:セラミックを長持ちさせるポイント

 

セラミックが良いのは分かったけれども、セラミック治療の寿命(耐用年数)ってどのくらいなの?というご質問にお答えします。

セラミック治療の 寿命(耐用年数)は 一般的に約 7~15年 といわれていますが、適切なケアをすれば 20年以上持つこともあります。

 

セラミックの種類ごとの耐久年数の目安

セラミックの種類 耐用年数(目安) 特徴
ハイブリッドセラミック 5~10年 プラスチックを含むため耐久性がやや低い
オールセラミック 7~15年 天然歯に近い透明感があり、審美性が高い
ジルコニアセラミック 10~20年 強度が高く、奥歯にも適している
E.max(イーマックス) 10~15年 強度と審美性のバランスが良い

 

お口の中の状況は人によって異なるため、上記はあくまで目安ではあります。ただ高いお金をかけて入れたセラミックであればもちろん長持ちさせたいですよね。そのためのポイントを4つお話します。

 

 1.定期的な歯科検診(半年に1回)を受ける

 

   これが一番大事です。定期検診に通うことで、噛み合わせのチェック小さなトラブルの早期発見 が可能に

なります。 歯ぎしりや食いしばり の影響を確認してもらうのも重要です。

 

 2.ナイトガード(マウスピース)を使う

 

   歯ぎしり・食いしばりが強い人は、セラミックが割れるリスクがあります。就寝時に ナイトガードを装着 することで

負担を軽減できます。

 

3.硬いものを無理に噛まない

 

氷、硬いナッツ、骨付き肉などを強く噛むとヒビが入る原因 になります。特に オールセラミックは強い衝撃には弱い    ので注意が必要です。

 

4.適切な歯磨きをする(歯と歯ぐきの境目に注意)

 

セラミック自体は虫歯になりませんが、歯とセラミックの境目から虫歯になる可能性があります。歯ブラシや

電動歯ブラシ、フロス・歯間ブラシを活用すると効果的です。

 

いかがでしたか?保険診療、自費診療をともに理解した上で選択していくのが大切です。専門的な内容も含む難しい

お話もあるので、分からないこと、不安なことがございましたら担当の先生やスタッフにお気軽にご質問ください。

また、なるべく歯を長持ちさせるには、材料の選択だけではなく、その後のメンテナンスが非常に重要であるということ

を知っておいていただけると嬉しいです!

 

それではまた!

歯磨剤と洗口剤について

2025年3月17日

こんにちは。仙台ファースト歯科、歯科衛生士の東海林です。

みなさま花粉症は大丈夫でしょうか?わたしはここ最近で花粉症になってしまいました。

花粉症対策の大切さを痛感させられております。

 

さて、今回は歯磨剤と洗口剤についてお話ししていこうと思います。

 

私たちの口腔内の健康を維持するためには、日々のセルフケアがとても大切です。

皆様はどんな歯磨き粉をお使いですか?

メンテナンスでいらっしゃる患者様からもよくご質問を受けます。

たくさんある歯磨剤の中からどんなものを選んだらいいか、選ぶ際のお手伝いができたらと思います。

 

目次

1.歯磨剤とは

2.歯磨剤の種類

3.洗口剤とは

4.歯磨剤と洗口剤の使い分け

5.おすすめの歯磨剤

 

 

1.歯磨剤とは

 

歯磨剤(歯磨き粉)とは、歯ブラシと併用することで、機械的な歯の清掃効果を高め、

口腔内の健康を維持するための補助的な役割を持つ製品です。

歯の表面の汚れやプラーク(歯垢)を除去し、虫歯や歯周病、口臭などを予防することが目的です。

 

歯磨剤にはさまざまな種類があり、それぞれ目的に応じた成分が配合されています。

 

【主な成分と役割】

清掃剤(研磨剤)

歯の表面の着色や汚れを落とす役割を持ちます。

代表的な成分はリン酸水素カルシウム、炭酸カルシウム、シリカなどがあります。

 

湿潤剤

歯磨剤が乾燥しないように保ち、滑らかな使用感を与える成分です。グリセリンやソルビトールなどが使われます。

 

発泡剤

泡立ちをよくし、口腔内に広がりやすくする成分。ラウリル硫酸ナトリウムなどが含まれていますが、

刺激が強いため敏感な人は注意が必要です。

 

結合剤(粘結剤)

成分を均一に保ち、ペースト状にする役割。カルボキシメチルセルロースなどが使われます。

 

香味剤・甘味剤

使用感を良くするために添加されるもので、ミントやメントール、サッカリンナトリウムなどが含まれます。

 

薬用成分(機能性成分)

歯磨剤の効果を高めるための成分で、以下のような種類があります:

フッ化物(フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム):虫歯予防

殺菌成分(トリクロサン、CPC:塩化セチルピリジニウム):歯周病予防

抗炎症成分(グリチルリチン酸):歯肉炎の抑制

知覚過敏抑制成分(硝酸カリウム):知覚過敏症状

2.歯磨剤の種類

 

①むし歯予防

特徴

フッ素(フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウムなど)が含まれ、

歯の再石灰化を促進してむし歯を防ぐ。

 

② 歯周病予防

特徴

抗炎症成分や殺菌成分が含まれ、歯茎の炎症や腫れを抑える。

 

③ 知覚過敏予防

特徴

硝酸カリウムや乳酸アルミニウムが神経の刺激をブロックし、しみる症状を軽減。

 

④ホワイトニング(着色汚れ対策)

特徴

ポリリン酸ナトリウムやハイドロキシアパタイトが着色汚れを落とし、歯を白くする。

 

⑤口臭対策

特徴

殺菌成分や吸着成分が含まれ、口臭の原因となる菌や汚れを抑える。

 

選び方のポイント

むし歯予防 → 高濃度フッ素配合(1000ppm以上)

歯周病予防 → 殺菌成分・抗炎症成分配合

知覚過敏対策 → 硝酸カリウム・乳酸アルミニウム配合

ホワイトニング → ポリリン酸ナトリウム・ハイドロキシアパタイト配合

口臭対策 → 殺菌成分・吸着成分配合

 

購入時に成分を確認し、目的に合わせてご自身に合った歯磨剤を選んでみてください☆

 

 

3.洗口剤とは

 

洗口剤(せんこうざい)とは、口の中をすすぐことで口腔内の細菌を減らし、

口臭やむし歯、歯周病を予防する液体のことです。「マウスウォッシュ」とも呼ばれます。

 

【洗口剤の種類】

洗口剤は、大きく分けて以下の2種類があります。

○医薬部外品(殺菌成分入り)

効果: 口臭予防・むし歯予防・歯周病予防など

成分: クロルヘキシジン、グルコン酸塩、CPC(塩化セチルピリジニウム)など

特徴: 殺菌・抗菌作用があり、口内の細菌を減らしてくれます。

 

〜おすすめ〜

コンクールF(ウェルテック)

•殺菌成分「グルコン酸クロルヘキシジン」配合

•長時間の殺菌効果が持続

•原液を水で薄めて使用するタイプ

 

GUMデンタルリンス(サンスター)

•CPC配合で歯周病菌を殺菌

•低刺激で使いやすい

 

リステリン トータルケア(ジョンソン&ジョンソン)

•6つの効果(歯垢予防、歯肉炎予防、口臭予防など)がある

•刺激が強め

 

○ 化粧品(口臭ケア中心)

効果: 口臭予防・口内の爽快感を得る

成分: 香料、アルコール、メントールなど

特徴: 口臭を抑えたり、さっぱりさせたりするが、殺菌作用は弱い

 

〜おすすめ〜

NONIOマウスウォッシュ(ライオン)

•口臭予防に特化

•爽快感が強いが低刺激タイプもあり

 

モンダミン プレミアムケア(アース製薬)

•口臭予防+歯周病ケア成分も配合

•ノンアルコールタイプもあり

洗口剤の使い方・注意点

歯磨きの後に使うのが効果的です。(歯磨きの代わりにはならない)

アルコールが苦手な人は「ノンアルコールタイプ」を選ぶようにしてください!

殺菌成分入りのものは、長期間使い続けると「口内の良い菌」も減る可能性があるので、過度な使用は避けましょう。

 

 

※洗口剤を使っても歯磨きの代わりにはなりません。

洗口剤は口の中の細菌を減らし、口臭や歯周病を予防する補助的なアイテムですが、

歯垢(プラーク)を落とす効果はほとんどありません。

歯垢はブラッシングでしか除去できないため、歯磨きをせずに洗口剤だけを使っていると、

むし歯や歯周病のリスクが高まります。

 

洗口剤の正しい使い方

1.歯磨きをした後に使用する(歯垢を落とした後の方が効果が高い)

2.洗口剤を口に含み、30秒ほどすすぐ

3.すすいだ後は水で口をゆすがない(成分を口内に留めるため)

【洗口剤が役立つ場面】

外出先で歯磨きができないときの応急処置

就寝前に使用して口の中の細菌を減らす

歯周病予防や口臭対策の補助

 

 

4. 歯磨剤と洗口剤の使い分け

 

それぞれの製品は役割が異なるため、目的に応じて使い分けることが大切です。

歯磨剤+歯ブラシ:日常の基本ケア

歯垢の除去・虫歯予防に最も効果的。

洗口剤:補助的ケア

外出先で歯磨きができない時や、歯磨き後にさらなる殺菌効果を求める場合に活用。

組み合わせて使用することで、より高い口腔内清掃効果が期待できます。たとえば、「朝晩は歯磨き+歯磨剤、昼食後は洗口剤」といった習慣も有効です。

 

 

5.おすすめの歯磨剤

当院で使用している歯磨剤をご紹介します。

 

★Check-Up スタンダード(虫歯予防)

・高濃度フッ素1450ppm配合

•泡立ちが少なく、低研磨性で歯や歯茎にやさしい

•フッ素滞留性が高く、長時間効果を持続

 

★Oral Pure(歯周病予防)

・殺菌成分「CPC」がプラーク表面に作用し、「IPMP」がプラーク内部へ浸透する。

・高い歯周病予防、口臭予防に期待ができる。

・発泡剤・研磨剤が無配合

・手磨きから電動歯ブラシまで幅広く使用できる。

 

★アパガードリナメル(虫歯予防、着色が気になる方)

・歯垢を吸着除去
むし歯の原因となる歯垢を絡め取ってくれるためスッキリする。

・歯の表面のミクロの傷を埋める
目に見えない傷を埋めて滑らかにし、歯垢や着色汚れをつきにくくしてくれる。

・初期むし歯を再石灰化
歯の表面部(エナメル質)から溶け出したミネラルを補給。むし歯の一歩手前の状態の歯を再石灰化してくれる。

 

 

★メルサージュヒスケア(知覚過敏予防)

・硝酸カリウムが歯の神経の周りで痛みの伝達をブロックしてくれます。

・乳酸アルミニウムが開口した象牙細管を塞ぎ、刺激をブロックしてくれます。

・フッ化ナトリウム1450ppm配合

 

当院では、大人用の歯磨剤だとこの4つを販売しております。

 

 

このように、歯磨き粉ひとつをとっても、目的によって選ぶものが変わってくるため、

自分にはどんな歯磨剤が合うのか、成分を見て購入してみてください。

検診でいらした際にアドバイスもできたらと思いますので、担当の衛生士に気軽にご質問ください。

 

 

 

 

 

歯肉炎と歯周病

2025年3月5日

歯のコラム    第4回 歯肉炎と歯周病について

 

地域密着型歯科医院。

宮城県仙台市宮城野区の仙台ファースト歯科から歯科にまつわる情報を発信していきます。

 

こんにちは!仙台ファースト歯科の歯科衛生士の小岩です。

今日は歯周病について勉強していこうと思います。

 

みなさんは、歯周病がどのような病気かご存知でしょうか?

今日のブログで歯周病について皆さんに少しでも知ってもらい、お口の健康に繋げて欲しいと思います。

現在、日本人の歯を失う原因の第1位は歯周病と言われています。

お年寄りがなるイメージがあるかと思いますが、罹患率は15~24歳が20%。25~34歳が30%、35~44歳で40%、45歳以上では60%くらいと、成人の約8割、子どもでも約4割の方が罹患していると言われています。皆さんはどこに当てはまっていますか。

 

歯周病は自覚症状が少ないので、気づかないうちに重症化してしまうことが多々あり、痛くて来院された時には治療が難しくなっている患者様にたまに遭遇してします。

今回は歯周病について、

①歯周病の原因

②どう進行していくのか

③全身疾患との関係

④歯周病治療の流れ

についてお伝えしたいと思います。

 

①歯周病の原因

 

 

歯周病の原因は、細菌の感染です。感染症なのです!!

細菌によって出される内毒素(LPSが歯を支えている骨を溶かしてしまう病気が歯周病です。

お口の中には300種類以上の細菌がいると言われており、その中に歯周病菌もいます。歯と歯茎の境目(歯肉溝)のプラーク(歯垢、細菌の塊、磨き残し)が多いと、歯周病菌が活発になり増殖し、歯周病を進行させます。

 

(1)歯垢と歯石について~

☆歯垢:細菌、食べかす、唾液等によりできる白色や黄色で柔らかい物質。適切な歯磨きで落ちます。

☆歯石:主に歯垢が長時間放置され固まったもので、硬く歯磨きでは取れない物質。歯肉から上にできる歯肉縁上歯石は、白色や黄色みがかっています。歯肉に隠れている歯肉縁下は、血液由来の物質も含むため黒っぽく、縁上歯石より硬いです。

 

(2)歯周病菌について~

歯周病菌にもいくつか種類はありますが、代表的なものとして、ポルフィノモナス・ジンジバリス、タネレラ・フォーサイシア、トレポネーマ・デンティコラなどが挙げられます。

・ポルフィノモナス・ジンジバリス(P G菌)

プラーク内で増殖し、炎症を引き起こし、歯石を形成する能力があります。

・タネレラ・フォーサイシア(T F菌)

歯周組織(歯の周りの歯肉や骨などの組織)に感染し、炎症を引き起こす能力があります。

・トレポネーマ・デンティコラ(T D菌)

歯周ポケット内で見られる細菌。歯周病の進行に関わっています。

上記の3種類は、レッドコンプレックスと言われており、これらはお互いに代謝物を栄養素にして共生しています。

レッドコンプレックスはピラミットの頂点に位置しており、菌の中でも毒性が強いことが知られている。 

 

健康的な歯肉溝にいる細菌はほとんどがグラム陽性好気性球菌という酸素を好む常在菌がほとんどであるのに対し、歯周病になってしまうと歯周ポケットにいる細菌のほとんどはグラム陰性嫌気性幹菌という、酸素を嫌う細菌です。歯周病に罹患してしまった歯肉を健康な状態にするためには、酸素の入り込まない深い歯周ポケットからグラム陰性嫌気性幹菌を出して減らす必要があります。

深い歯周ポケットには歯ブラシは届きません。

また歯石は硬く、専用の機械と適切な処置によって除去できるため、セルフケアだけでなく、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアが必要不可欠なのです。

~(3)歯周病の症状~

歯周病は痛みが伴いにくいため気付きにくいのですが、痛み以外にも以下のような症状がある場合は歯肉炎、歯周病の可能性があります。ぜひチェックしてみてください。

・朝起きたときに、口の中がネバつく

・歯磨き時に出血する

・硬いものが噛みにくくなった

・口臭が気になる、指摘される

・歯肉がたまに腫れる

・歯肉が下がり、歯と歯の隙間ができてきた

・歯がグラグラする

・歯が自然に抜けた

 

   このような症状を感じたらかなり危険です!!

当てはまるものはあったでしょうか?

次に、どのような順番で進行していくのかまとめてみます。

 

②歯周病の進行する順番     

1、歯肉炎(Gingivitis)

・歯周病の初期段階。歯肉が炎症し、腫れ、出血、赤みが生じることがあります。

 

2、軽度歯周炎(Mild Periodontitis)

・歯肉炎が進行すると、歯周ポケットと呼ばれる歯肉と歯の間のスペースが深くなり、歯石の塊や炎症が見られます。

3、中等度歯周炎(Moderate Periodontitis)

・歯周炎が進行すると、歯肉の炎症が深刻化し、歯肉が退縮し、歯周ポケットがより深くなっていきます。

・歯周組織(歯の周りの骨や歯肉など)の損傷が進行します。

 

4、重度歯周炎(Severe Periodontitis)

・歯周炎が未治療のまま進行すると、歯周ポケットは非常に深くなり、歯槽骨(歯が埋まっている骨)にまで影響を及ぼす可能性があります。

・歯がゆるみ、歯肉から膿が出ることがあり、歯が抜けてしまうリスクが高まります。

 

このように、歯肉炎が悪化したものが歯周炎(歯周病)です。

〈歯周病の進行を遅らせたり改善させるために必要な事〉

・歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスの適切な使用

・定期的な歯科検診、歯石の除去などの専門的ケア

・禁煙、バランスの取れた食事、ストレス管理 など

 

重度の歯周病の場合、歯科医師による外科的な治療をすることもあります。歯周病は全身の健康にも影響を及ぼす可能性があるため、早期の診断と治療が重要です。

 

③歯周病と全身疾患

歯周病が進行すると、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。歯周病と関係が深いことで有名な全身疾患です。

とても重要であり、今、歯科は医科と互いに連携して歯だけなく身体を含めて健康に向けて治療を進めていくことが大事になっております。

1、心臓病

歯周病の炎症が全身の炎症を引き起こし、動脈硬化や冠動脈疾患のリスクを増加させる可能性があります。

2、糖尿病

歯周病が進行して炎症反応が増加すると、体内のインスリンの効果を低下させる事があります。また、高血糖状態では感染症に対する免疫が低下し、歯周病の感染を悪化させることがあります。このように、歯周病が糖尿病の管理を難しくし、逆に糖尿病が歯周病の進行を悪化させる可能性があります。

 

3、妊娠合併症

歯周病は妊娠合併症のリスク因子と言われており、早産や低体重児の出生リスクが高まる可能性があります。なので妊娠中の患者様などは元気なお子さんを出産出来るように管理していく必要があります。

 

4、呼吸器疾患

歯周病にかかると、細菌が呼吸器に入り込む可能性があり、肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患のリスクを増加させることがあるとされています。

 

5、全身炎症

歯周病は全身の炎症反応を刺激することがあり、炎症はさまざまな慢性疾患のリスク因子とされています。

 

歯周病と全身疾患の関連は、研究が進行中であり、具体的な因果関係はまだ明確には分かっていない部分があります。しかし、お口の健康が全身の健康に影響を及ぼす可能性があるため、歯周病の予防と治療は重要です。歯科医師、歯科衛生士と一緒に口腔衛生の習慣を確立し、歯周病の進行を防ぎ、全身の健康をサポートすることが大切です。

歯周病治療で全身の健康も獲得出来、また予防、未病で良いことが多いです。

身体の内側からも健康を目指しましょう。

 

④歯周病検査(仙台ファースト歯科での治療の流れ)

歯周病の検査は、歯科医師や歯科衛生士によって行われます。歯周病は歯茎や支持組織に感染や炎症が起こり、歯を支える組織を損傷させる疾患です。

仙台ファースト歯科での歯周病治療の流れです。

1、レントゲン、口腔内写真による検査

歯周病の診断や評価には、歯科用のレントゲン検査が使われます。これにより、歯槽骨の損傷や歯根の状態を調べます。

 

また、当院では虫歯や歯肉の炎症等の確認、記録のために、お口の中のお写真を定期的にお撮りしています。

みなさんご自身のお口の中の状況はご存知でしょうか。

当院を受診された患者さんで口腔内写真を初めて撮るという患者様を多くいらっしゃいます。これはすごく自分の状態を知っていただくために重要な検査になります。

 

2、歯周病ポケット検査、噛み合わせ検査

歯肉の出血、腫れ、色調の変化、歯茎の収縮などの歯周病の症状を確認します。

また歯周病が進行すると、歯が不安定になることがあります。

噛み合わせも不良だと歯周病が進行しやすく歯の動きや不安定性を評価し、必要に応じて治療を提案します。

 

3、歯周病検査結果を元に診査診断

4、口腔衛生指導、ブラッシング指導、歯垢歯石の除去

診査診断の元、お口の状況を理解していただき、歯ブラシがきちんと行えているかの確認。

毎日行うセルフケアがとても大事になります。

その後、歯科医師や歯科衛生士は専門の器具を使い歯石を除去し、歯面をクリーンに保つことで歯周病の進行を防ぎます。

5、再評価

数週間後、治療した部位が改善されたのかを検査にて再評価していきます。

改善が不十分な場合は現在の状態と今後の歯周病の追加プランをご説明させていただきます。

詳しい治療方法は次回以降のブログにてご説明予定です。

 

○最後に

現在、日本で歯科医院に来院する理由として最も多いのは、症状がある状態での事だそうです。

虫歯も歯周病も、症状が出てからではかなり病状が進行してしまっている可能性があります。

継続して歯科医院にて治療を受ける事で、知らない間にできている虫歯や歯周病の早期治療に繋がったり、歯科衛生士により普段のセルフケアについてご自身に合わせたアドバイスがもらえたり、専門的なクリーニングも受けることにより、口臭の改善や爽快感も得られます。

その結果、健康に生活することが出来ます

自覚症状がなく、長く歯科検診を受けていない方こそ、ぜひ一度歯科検診を受けてみる事をお勧めします。

「宮城県 歯周病」、「仙台市 歯周病 歯医者」、「宮城野区 歯周病 歯医者」、「二十人町 歯医者」などでお探しの方へ。仙台ファースト歯科へ一度ご相談ください。

 

【歯科治療の真の目的とは】

2025年2月18日

こんにちは。仙台ファースト歯科、歯科医師の山本です。

 

今回は【歯科治療の真の目的とは】という少し大袈裟なタイトルとなっていますが…

これに関して、僕が患者さんへよくお伝えしている考え方含め、書いていこうかと思います。

お時間があればぜひ最後まで読んでみて、ご自身の歯への考え方をアップデートしてみてください。

読んでくれているあなたの人生に少しでもプラスになればと思います。

 

以下のトピックで順にお話ししていきます。

1.【歯科治療の真の目的とは】

2.【歯科治療は回数券】

3.【歯科治療は死ぬまでの時間稼ぎ】

4.【歯の価値】

5.【まとめ】

 

 

1.【歯科治療の真の目的とは】

まずはタイトル回収からさせていただきますが、僕が考える歯科治療の真の目的は、「治療した歯がなるべく長持ちし、しっかりと噛めるようにする」ということだと思います。

そう言われれば当たり前に感じるかもしれません。

ですが僕が患者さんとお話ししてよく感じるのは、どうしても患者さんは目先の情報にしか注意が向いていないという点です。

 

例えば、患者さん側はどうしても「虫歯があるので詰め物で埋める」、「歯を抜かなければならないのでインプラント治療をする」というところで思考が止まってしまうのです。

この考え方は、歯科治療を受けること自体がが目的となってしまっているのです。

 

歯科治療の目的は前述の通り、治療をしたその先にあります。

上の例の考え方を少し直してみると「虫歯があるので詰め物をして、しっかりと噛めるようにする」、「歯を抜いた後にインプラント治療をして、しっかりと噛めるようにする」という言い方になるわけです。

 

つまり、歯科治療の目的はいつだって「しっかりと噛めるようにする」ことであり、「詰め物をする」「インプラント治療をする」というのはあくまで「しっかりと噛めるようにするための手段」なのです。

 

この目的と手段の履き違えがあれば、歯医者がよかれと思って勧めている治療を、「この歯医者はやたら高額な治療を勧めてくるな…」とマイナスな受け取り方をしてしまい、最善の治療を選び損ねてしまうかもしれません。

それは結果として後に取り返しのつかない事態となって患者さんを襲うかもしれません。

 

何の治療を選ぶかは患者さん次第で人それぞれですが、その歯はあなたが一生使う体の一部です。

よく分からないからと歯医者任せにせず、ご自身でよーーーーく考えましょう。

分からないことがあれば僕らに聞いてください。

 

 

2.【歯科治療は回数券】

「昔治療した部分が隙間から虫歯になっているので再治療をしましょう」「昔根の治療をしたところが再感染を起こしているので根の治療のやり直しをしましょう」と言われ、再治療をした経験はないでしょうか。きっとあると思います。

正直に申し上げると、僕らも日々治療をしていて感じるのは、「半分くらいは昔の治療のやり直し」であるということです。

 

そこで「歯科治療は回数券」の話になるのですが、歯医者なら絶対に知っている(はず)の考え方の一つに「レストレーションサイクル」というものがあります。(ここではいったん虫歯にフォーカスを絞った話となります)

 

 

上の図でも解説されていますが、基本的に一度虫歯になった歯は再発し治療を要します。それを繰り返していくと、最終的には必ず抜歯に行き着く、という考え方です。

再治療を繰り返せば自分の歯はどんどん失われていくわけで、治療の回数にも限度があります。

 

一度虫歯になった歯が生涯治療に耐えうる回数はよくて5,6回です。

その回数券を使い切れば、もう抜歯をするしかなくなるわけです。

 

これはあくまで小さな虫歯からスタートした場合の話なので、一度も治療をせず、虫歯が神経に到達するまで放置してしまった場合などは、その歯は今後よくても1,2回の治療にしか耐えきれず、抜歯に至ります。

ちなみに神経をとった歯の寿命は7年くらいと言われています。短いですよね。(もちろん前歯か奥歯か、噛み合わせが安定しているか等で大きく差はありますが)

 

つまり、一度虫歯になった歯は抜歯への片道切符を切られた状態であり、適切な治療や管理がなされなければ、その後は再治療の回数券を使い切り、必ず抜歯という終着駅に至るのです。

 

 

3.【歯科治療は死ぬまでの時間稼ぎ】

かといって、虫歯になってしまったものは仕方がありません。治療は必要です。

でも一度虫歯治療をした歯は再発します。再発を繰り返せば抜歯になります。

ではどうすればいいのか。

 

答えは簡単で、「治療の回数券を使い切る前に死ぬ」です。

どういうことかというと、なるべく再治療が必要になる間隔を長くしてあげれば良いのです。

ではそうするにはどうすればよいのでしょうか。

 

問題点には必ず原因が存在します。

 

例えば、虫歯になった原因は歯ブラシをサボったからかもしれないし、噛み合わせの悪さや食いしばりのせいで歯にヒビが入ったからかもしれないし、昔入れた銀歯が歪んでしまったからかもしれません。

虫歯に詰め物をしたとしても、それは虫歯を修復しただけで原因の除去にはなっていません。

 

 

歯ブラシのサボりが原因なら、その習慣を改めない限りその歯はまた虫歯になります。

噛み合わせの悪さや食いしばりが原因なら、そこを治してあげないとその歯はまた虫歯になります。

銀歯の歪みが原因なら、そこに新しい銀歯を入れてもその銀歯は歪んでまた虫歯になります。

 

「虫歯になった部分を削って修復して終わり」ではなく、「虫歯になった部分を最適な材料を用いて修復し、かつその原因も考え、再発しないよう努めていく」のが虫歯治療の本来あるべき姿なのです。

 

ただしこの「最適な材料を用いて修復する」という部分は保険治療では厳しいです。

 

ですが、「原因を考えて再発しないよう努めていく」ことは保険、自費治療関係なく可能です。

そして、これを行なっていくのは僕ら歯医者ではなく、患者さん自身です。(もちろん原因を考えそれを伝えるのは僕らの仕事ですが)

 

 

こうして、「再発を防ぐ」という同じ目的を持ち、お互い治療にあたることが大切なのです。

(ただし現在の日本の歯科の保険治療の制度上、そこまでしっかりと行うのは正直難しい部分もありますが…)

 

再発を防ぐことができれば、再治療が必要になるタイミングを遅らせることができるので、結果として抜歯に至る前に死ぬことができます。

 

つまり、歯科治療は死ぬまでにどれだけの時間稼ぎができるかの勝負なのです。

 

 

4.【歯の価値】

最後に歯の価値というところで少しお話しします。

 

歯1本に金額をつけるならいくらが妥当だと思いますか?

場所によっても違うと思いますが、歯1本の価値は金額にすると100万円くらいと言われています。

 

親知らずを除けば歯は28本ですから、全部の歯が残っているというのはそれだけで3000万円近い資産なのです。

(そう考えると1本50万円程度で歯が入るインプラントは安いのかも…?)

 

実際にそのくらいの価値を感じているかは人それぞれでしょうが、歯の価値というのは健康と同じで、失って初めて気づくのです。

「歯医者に行けば治るだろう」と短絡的な考えで虫歯や歯周病を放置し、手遅れになり抜歯を宣告されてから後悔する。これほど愚かなことはありません。

 

 

ですがこういった認識の方が多いのも仕方ありません。

なぜなら日本の歯科保険治療の金額が安すぎるからです。

 

保険治療であれば3割負担で、小さな虫歯であれば1,000円前後、神経を抜いて被せ物をしても2万円もかかりません。

これは諸外国の歯科治療の金額と比較すると意味不明、破格、unblievable、引くレベル安さなのです。

 

 

そんな値段設定なので、日本人は歯への価値をあまり感じることができず、失ってからその価値に気づくのです。

 

歯を失えばどうなるでしょうか。

見た目の問題などももちろんありますが、一生付きまとうのは「食事」です。

 

見た目なんて歳をとれば気にならなくなる方がほとんどです。

ただ食事はどうでしょう?1日3回、生きていく上で絶対に避けては通れない行為です。絶対です。

食事がうまく取れないとなれば、寿命はちゃんと縮まります。

認知症などの様々な病気のリスクも上がります。

自分の食べたいものを気にせず食べることができない老後の人生ほど、つまらないものはありません。

 

歯を失わなければ、しっかりと食事が取れて長生きでき、病気にもなりにくいのです。そこには3000万円では効かない価値があるとは思いませんか?

 

 

5.【まとめ】

ここまで読んでみて、ご自身の歯に対する考え方に何か変化はありましたでしょうか?

 

僕らはなるべく患者さんの歯が長持ちする(抜歯を余儀なくされる場合でもなるべくしっかりと噛める)治療方法を考え、提案をしています。

確かに、時には金額として高額な治療や、少しやりすぎとも取れるような治療計画を提案することもあるかもしれません。

 

ですが、僕らはその治療が、

るべくしっかりと噛めるようにするためにはどうしたら良いか

今後の再治療を減らすためにはどうしたら良いか

死ぬまで抜歯にならずに済むためにはどうしたら良いか

というところまで考えて提案をしているということを理解していただければと思います。

 

今回は以上となります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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