歯科医院における「診査・診断」の重要性とは?

2025年6月3日

こんにちは。 仙台ファースト歯科の歯科医師、佐藤です。

 

皆さん歯科医院に行くと、治療前にさまざまな検査を受けることがありますよね。

「なぜこんなにたくさんの検査をするの?」「痛い歯だけを治してくれればいいのに…」 そんな風に思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

歯科医院における「診査・診断」の重要性とは?~検査の意味と患者さんにとってのメリット~というテーマで本日はブログを投稿させていただきたいと思います。

 

皆さん是非最後まで読んでください。

実はこの“診査・診断”というプロセスこそが、正確で安心できる歯科治療を行うための土台なのです。 

 

今回は「歯科医院における診査・診断の重要性」と「仙台ファースト歯科で実施している検査内容」、そして「初診時に持参すべきもの」や「精密検査が必要なケース」についても詳しく解説していきます。

①なぜ診査・診断が重要なのか?

②仙台ファースト歯科で行う基礎資料採得とは?

③症状に応じた追加検査の必要性

④初診時に必要なのものは?

⑤歯科医院で精密検査を要する症状はどんな時か?

このような項目でお話ししていきます。

 

①なぜ診査・診断が重要なのか?

歯科医療において私たちがもっとも重視しているのは、「お口全体を一つの単位」としてとらえることです。痛みのある歯や不具合を感じる場所だけに注目するのではなく、その背景にある原因を突き止め、根本から改善を図るのが本来の歯科治療です。

例えば、「むし歯ができやすい」「歯周病が繰り返す」といったトラブルには、多くの場合生活習慣や噛み合わせ、唾液の性質、歯並びなどさまざまな要因が複雑に絡んでいます。

ですから、私たち歯科医師が治療計画を立てる際には、患者さんの口腔内をあらゆる方向から観察し、客観的な情報をもとに原因を突き止めたうえで、最適な治療法を選択していく必要があります。

また治療法も様々あり複数の治療のプランを提案させていただくには診査診断がとても重要にもなってきます。

 

②仙台ファースト歯科で行う「基礎資料」採得

ここからは、当院で診査・診断に使用している主な検査についてご紹介します。 これらは治療計画を立案する上で不可欠な「基礎資料」であり、すべての患者さんに対して丁寧に行っています。

1. 口腔内写真

お口の中を専用のカメラで撮影し、正面・左右・上下など複数の角度から記録します。 これにより、むし歯や詰め物・被せ物の状態、歯並びや歯ぐきの色などを多角的に確認可能です。 また、一度撮影した写真は治療後や定期検診時にも再撮影し、経時的な変化を比較できるようにしています。

2. 歯周ポケット検査

歯と歯ぐきの間にある「歯周ポケット」の深さを測り、出血の有無や歯の動揺(ぐらつき)も確認します。 歯周病は自覚症状が出にくいため、この検査で早期発見・早期治療が可能になります。

3. パノラマレントゲン

お口全体の骨、歯の根、顎の状態を一枚で確認できるレントゲンです。 埋伏歯(親知らず)や歯根の膿、顎骨の異常なども把握でき、幅広い診断に役立ちます。

これら3つの検査は、初診の患者さんに必ず実施します。

 

③症状に応じた追加検査の重要性

 

患者さんの状態や希望に応じて、以下のような追加検査を行う場合があります。

4. 顔貌写真

顔の正面・横顔を撮影し、咬み合わせや顎のバランス、口元の印象などを記録します。 特に矯正歯科や審美治療を検討する際に重要な資料となります。

5. デンタルレントゲン・セファロ・CT検査

  • デンタルレントゲン:特定の歯の状態を詳細に確認。
  • セファロ:矯正歯科で使用する頭部X線規格写真。
  • CT検査:3次元的に骨・歯の状態を可視化し、親知らず抜歯処置、根管治療、インプラントや難症例にも対応可能。

6. 顎機能検査

顎の動きや筋肉の働き、関節音などを診て、噛み合わせや顎関節症の有無をチェックします。

7. 模型検査(歯型採取)

石膏模型を作製し、咬合の状態や歯列のバランスを立体的に分析します。補綴(被せ物)治療や矯正前の分析に有効です。

8. 食生活調査

生活習慣や食の嗜好を問診し、むし歯や歯周病の原因となるリスクファクターを特定します。

検査は「必要なプロセス」、全く無駄ではありません!!

検査と聞くと、「面倒」「費用がかかる」と感じる方も少なくありません。 しかし、これらの診査・診断を怠ることは、誤った治療や再発の原因になりかねません。

 仙台ファースト歯科では、患者さんの不安を取り除き、安心して治療を受けていただけるよう、すべての検査に目的をもって取り組んでいます。

得られた情報は、患者さんのライフスタイルやご希望に沿った治療計画に反映されます。 「痛みを取るだけでなく、再発しない治療を」 それが、私たちが診査・診断を重視する理由です。

 

④初診時に持参すべきものとは?

初めて歯科医院に行くとき、「何を持っていけばいいの?」「診察の流れはどうなっているの?」
と不安になる方も多いと思います。

歯科医院の初診時に必要な持ち物やスムーズに受診するためのポイントを、歯科医師の視点から解説します。

仙台ファースト歯科を初めて受診される方には、以下のものをご持参いただくことをおすすめしています。

  • 健康保険証またはマイナンバーカード
  • お薬手帳(内科や整形外科などで服用中の薬があれば)
  • 他院で撮影したレントゲン写真や紹介状(お持ちの方)
  • 義歯(入れ歯)など現在使用中の装置

可能であれば、気になる症状や治療履歴をメモしておくと、よりスムーズな診査・診断が可能です。

 

⑤歯科で「精密検査」が必要なケースとは?

以下のような場合には、基本検査に加え、さらに精密な検査を行うことがあります。

  • 顎の痛みや開閉障害、関節音がある場合(→ 顎機能検査)
  • インプラント治療を希望される方(→ CT撮影)
  • 矯正治療を検討している方(→ セファロ・模型検査)
  • 再発を繰り返すむし歯や歯周病(→ 食生活調査・口腔内細菌検査)
  • 全体的な咬み合わせのバランスが気になる場合(→ 模型・顔貌写真・咬合診査)

当院では、これらの精密検査を通じて診断の精度を高め、再発のリスクを減らすことを重視しています。

 

まとめ:診査・診断が治療の質を左右する

歯科医院での検査は、単なるルーティンではありません。 むしろ、「どこを治すか」ではなく、「なぜその問題が起きたのか」を明らかにするための大切なステップです。

歯医者に行くと、「まず検査をしますね」と言われることが多いですよね。

「どこが痛いかは自分でわかるし、検査は必要ないのでは?」と思われる方もいるかもしれません。

ですが、実際にはこの歯科医院での診査・診断が、治療の質を大きく左右し、歯の寿命を延命させることに繋がり低侵襲になります。

仙台ファースト歯科では、患者さん一人ひとりに合わせた診査・診断を通じて、信頼できる歯科医療の提供を心がけています。 安心・納得の治療を受けるためにも、まずはしっかりとした検査を受けることの大切さを知っていただけたら幸いです。

気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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