歯磨剤と洗口剤について
2025年3月17日
こんにちは。仙台ファースト歯科、歯科衛生士の東海林です。
みなさま花粉症は大丈夫でしょうか?わたしはここ最近で花粉症になってしまいました。
花粉症対策の大切さを痛感させられております。
さて、今回は歯磨剤と洗口剤についてお話ししていこうと思います。
私たちの口腔内の健康を維持するためには、日々のセルフケアがとても大切です。
皆様はどんな歯磨き粉をお使いですか?
メンテナンスでいらっしゃる患者様からもよくご質問を受けます。
たくさんある歯磨剤の中からどんなものを選んだらいいか、選ぶ際のお手伝いができたらと思います。
目次
1.歯磨剤とは
2.歯磨剤の種類
3.洗口剤とは
4.歯磨剤と洗口剤の使い分け
5.おすすめの歯磨剤
1.歯磨剤とは
歯磨剤(歯磨き粉)とは、歯ブラシと併用することで、機械的な歯の清掃効果を高め、
口腔内の健康を維持するための補助的な役割を持つ製品です。
歯の表面の汚れやプラーク(歯垢)を除去し、虫歯や歯周病、口臭などを予防することが目的です。
歯磨剤にはさまざまな種類があり、それぞれ目的に応じた成分が配合されています。
【主な成分と役割】
○清掃剤(研磨剤)
歯の表面の着色や汚れを落とす役割を持ちます。
代表的な成分はリン酸水素カルシウム、炭酸カルシウム、シリカなどがあります。
●湿潤剤
歯磨剤が乾燥しないように保ち、滑らかな使用感を与える成分です。グリセリンやソルビトールなどが使われます。
○発泡剤
泡立ちをよくし、口腔内に広がりやすくする成分。ラウリル硫酸ナトリウムなどが含まれていますが、
刺激が強いため敏感な人は注意が必要です。
●結合剤(粘結剤)
成分を均一に保ち、ペースト状にする役割。カルボキシメチルセルロースなどが使われます。
○香味剤・甘味剤
使用感を良くするために添加されるもので、ミントやメントール、サッカリンナトリウムなどが含まれます。
●薬用成分(機能性成分)
歯磨剤の効果を高めるための成分で、以下のような種類があります:
•フッ化物(フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム):虫歯予防
•殺菌成分(トリクロサン、CPC:塩化セチルピリジニウム):歯周病予防
•抗炎症成分(グリチルリチン酸):歯肉炎の抑制
•知覚過敏抑制成分(硝酸カリウム):知覚過敏症状

2.歯磨剤の種類
①むし歯予防
特徴
フッ素(フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウムなど)が含まれ、
歯の再石灰化を促進してむし歯を防ぐ。
② 歯周病予防
特徴
抗炎症成分や殺菌成分が含まれ、歯茎の炎症や腫れを抑える。
③ 知覚過敏予防
特徴
硝酸カリウムや乳酸アルミニウムが神経の刺激をブロックし、しみる症状を軽減。
④ホワイトニング(着色汚れ対策)
特徴
ポリリン酸ナトリウムやハイドロキシアパタイトが着色汚れを落とし、歯を白くする。
⑤口臭対策
特徴
殺菌成分や吸着成分が含まれ、口臭の原因となる菌や汚れを抑える。
選び方のポイント
•むし歯予防 → 高濃度フッ素配合(1000ppm以上)
•歯周病予防 → 殺菌成分・抗炎症成分配合
•知覚過敏対策 → 硝酸カリウム・乳酸アルミニウム配合
•ホワイトニング → ポリリン酸ナトリウム・ハイドロキシアパタイト配合
•口臭対策 → 殺菌成分・吸着成分配合
購入時に成分を確認し、目的に合わせてご自身に合った歯磨剤を選んでみてください☆

3.洗口剤とは
洗口剤(せんこうざい)とは、口の中をすすぐことで口腔内の細菌を減らし、
口臭やむし歯、歯周病を予防する液体のことです。「マウスウォッシュ」とも呼ばれます。
【洗口剤の種類】
洗口剤は、大きく分けて以下の2種類があります。
○医薬部外品(殺菌成分入り)
効果: 口臭予防・むし歯予防・歯周病予防など
成分: クロルヘキシジン、グルコン酸塩、CPC(塩化セチルピリジニウム)など
特徴: 殺菌・抗菌作用があり、口内の細菌を減らしてくれます。
〜おすすめ〜
•コンクールF(ウェルテック)
•殺菌成分「グルコン酸クロルヘキシジン」配合
•長時間の殺菌効果が持続
•原液を水で薄めて使用するタイプ
•GUMデンタルリンス(サンスター)
•CPC配合で歯周病菌を殺菌
•低刺激で使いやすい
•リステリン トータルケア(ジョンソン&ジョンソン)
•6つの効果(歯垢予防、歯肉炎予防、口臭予防など)がある
•刺激が強め
○ 化粧品(口臭ケア中心)
効果: 口臭予防・口内の爽快感を得る
成分: 香料、アルコール、メントールなど
特徴: 口臭を抑えたり、さっぱりさせたりするが、殺菌作用は弱い
〜おすすめ〜
•NONIOマウスウォッシュ(ライオン)
•口臭予防に特化
•爽快感が強いが低刺激タイプもあり
•モンダミン プレミアムケア(アース製薬)
•口臭予防+歯周病ケア成分も配合
•ノンアルコールタイプもあり

洗口剤の使い方・注意点
•歯磨きの後に使うのが効果的です。(歯磨きの代わりにはならない)
•アルコールが苦手な人は「ノンアルコールタイプ」を選ぶようにしてください!
•殺菌成分入りのものは、長期間使い続けると「口内の良い菌」も減る可能性があるので、過度な使用は避けましょう。
※洗口剤を使っても歯磨きの代わりにはなりません。
洗口剤は口の中の細菌を減らし、口臭や歯周病を予防する補助的なアイテムですが、
歯垢(プラーク)を落とす効果はほとんどありません。
歯垢はブラッシングでしか除去できないため、歯磨きをせずに洗口剤だけを使っていると、
むし歯や歯周病のリスクが高まります。
洗口剤の正しい使い方
1.歯磨きをした後に使用する(歯垢を落とした後の方が効果が高い)
2.洗口剤を口に含み、30秒ほどすすぐ
3.すすいだ後は水で口をゆすがない(成分を口内に留めるため)
【洗口剤が役立つ場面】
•外出先で歯磨きができないときの応急処置
•就寝前に使用して口の中の細菌を減らす
•歯周病予防や口臭対策の補助
4. 歯磨剤と洗口剤の使い分け
それぞれの製品は役割が異なるため、目的に応じて使い分けることが大切です。
•歯磨剤+歯ブラシ:日常の基本ケア
歯垢の除去・虫歯予防に最も効果的。
•洗口剤:補助的ケア
外出先で歯磨きができない時や、歯磨き後にさらなる殺菌効果を求める場合に活用。
•組み合わせて使用することで、より高い口腔内清掃効果が期待できます。たとえば、「朝晩は歯磨き+歯磨剤、昼食後は洗口剤」といった習慣も有効です。
5.おすすめの歯磨剤
当院で使用している歯磨剤をご紹介します。
★Check-Up スタンダード(虫歯予防)
・高濃度フッ素1450ppm配合
•泡立ちが少なく、低研磨性で歯や歯茎にやさしい
•フッ素滞留性が高く、長時間効果を持続

★Oral Pure(歯周病予防)
・殺菌成分「CPC」がプラーク表面に作用し、「IPMP」がプラーク内部へ浸透する。
・高い歯周病予防、口臭予防に期待ができる。
・発泡剤・研磨剤が無配合
・手磨きから電動歯ブラシまで幅広く使用できる。

★アパガードリナメル(虫歯予防、着色が気になる方)
・歯垢を吸着除去
むし歯の原因となる歯垢を絡め取ってくれるためスッキリする。
・歯の表面のミクロの傷を埋める
目に見えない傷を埋めて滑らかにし、歯垢や着色汚れをつきにくくしてくれる。
・初期むし歯を再石灰化
歯の表面部(エナメル質)から溶け出したミネラルを補給。むし歯の一歩手前の状態の歯を再石灰化してくれる。

★メルサージュヒスケア(知覚過敏予防)
・硝酸カリウムが歯の神経の周りで痛みの伝達をブロックしてくれます。
・乳酸アルミニウムが開口した象牙細管を塞ぎ、刺激をブロックしてくれます。
・フッ化ナトリウム1450ppm配合

当院では、大人用の歯磨剤だとこの4つを販売しております。
このように、歯磨き粉ひとつをとっても、目的によって選ぶものが変わってくるため、
自分にはどんな歯磨剤が合うのか、成分を見て購入してみてください。
検診でいらした際にアドバイスもできたらと思いますので、担当の衛生士に気軽にご質問ください。
歯肉炎と歯周病
2025年3月5日
歯のコラム 第4回 歯肉炎と歯周病について
地域密着型歯科医院。
宮城県仙台市宮城野区の仙台ファースト歯科から歯科にまつわる情報を発信していきます。
こんにちは!仙台ファースト歯科の歯科衛生士の小岩です。
今日は歯周病について勉強していこうと思います。
みなさんは、歯周病がどのような病気かご存知でしょうか?
今日のブログで歯周病について皆さんに少しでも知ってもらい、お口の健康に繋げて欲しいと思います。
現在、日本人の歯を失う原因の第1位は歯周病と言われています。
お年寄りがなるイメージがあるかと思いますが、罹患率は15~24歳が20%。25~34歳が30%、35~44歳で40%、45歳以上では60%くらいと、成人の約8割、子どもでも約4割の方が罹患していると言われています。皆さんはどこに当てはまっていますか。
歯周病は自覚症状が少ないので、気づかないうちに重症化してしまうことが多々あり、痛くて来院された時には治療が難しくなっている患者様にたまに遭遇してします。
今回は歯周病について、
①歯周病の原因
②どう進行していくのか
③全身疾患との関係
④歯周病治療の流れ
についてお伝えしたいと思います。
①歯周病の原因
歯周病の原因は、細菌の感染です。感染症なのです!!

細菌によって出される内毒素(LPS)が歯を支えている骨を溶かしてしまう病気が歯周病です。
お口の中には300種類以上の細菌がいると言われており、その中に歯周病菌もいます。歯と歯茎の境目(歯肉溝)のプラーク(歯垢、細菌の塊、磨き残し)が多いと、歯周病菌が活発になり増殖し、歯周病を進行させます。
~(1)歯垢と歯石について~
☆歯垢:細菌、食べかす、唾液等によりできる白色や黄色で柔らかい物質。適切な歯磨きで落ちます。
☆歯石:主に歯垢が長時間放置され固まったもので、硬く歯磨きでは取れない物質。歯肉から上にできる歯肉縁上歯石は、白色や黄色みがかっています。歯肉に隠れている歯肉縁下は、血液由来の物質も含むため黒っぽく、縁上歯石より硬いです。

~(2)歯周病菌について~
歯周病菌にもいくつか種類はありますが、代表的なものとして、ポルフィノモナス・ジンジバリス、タネレラ・フォーサイシア、トレポネーマ・デンティコラなどが挙げられます。
・ポルフィノモナス・ジンジバリス(P G菌)
プラーク内で増殖し、炎症を引き起こし、歯石を形成する能力があります。
・タネレラ・フォーサイシア(T F菌)
歯周組織(歯の周りの歯肉や骨などの組織)に感染し、炎症を引き起こす能力があります。
・トレポネーマ・デンティコラ(T D菌)
歯周ポケット内で見られる細菌。歯周病の進行に関わっています。
上記の3種類は、レッドコンプレックスと言われており、これらはお互いに代謝物を栄養素にして共生しています。
レッドコンプレックスはピラミットの頂点に位置しており、菌の中でも毒性が強いことが知られている。

健康的な歯肉溝にいる細菌はほとんどがグラム陽性好気性球菌という酸素を好む常在菌がほとんどであるのに対し、歯周病になってしまうと歯周ポケットにいる細菌のほとんどはグラム陰性嫌気性幹菌という、酸素を嫌う細菌です。歯周病に罹患してしまった歯肉を健康な状態にするためには、酸素の入り込まない深い歯周ポケットからグラム陰性嫌気性幹菌を出して減らす必要があります。
深い歯周ポケットには歯ブラシは届きません。
また歯石は硬く、専用の機械と適切な処置によって除去できるため、セルフケアだけでなく、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアが必要不可欠なのです。

~(3)歯周病の症状~
歯周病は痛みが伴いにくいため気付きにくいのですが、痛み以外にも以下のような症状がある場合は歯肉炎、歯周病の可能性があります。ぜひチェックしてみてください。
・朝起きたときに、口の中がネバつく
・歯磨き時に出血する
・硬いものが噛みにくくなった
・口臭が気になる、指摘される
・歯肉がたまに腫れる
・歯肉が下がり、歯と歯の隙間ができてきた
・歯がグラグラする
・歯が自然に抜けた
このような症状を感じたらかなり危険です!!
当てはまるものはあったでしょうか?
次に、どのような順番で進行していくのかまとめてみます。
②歯周病の進行する順番
1、歯肉炎(Gingivitis)
・歯周病の初期段階。歯肉が炎症し、腫れ、出血、赤みが生じることがあります。

2、軽度歯周炎(Mild Periodontitis)
・歯肉炎が進行すると、歯周ポケットと呼ばれる歯肉と歯の間のスペースが深くなり、歯石の塊や炎症が見られます。

3、中等度歯周炎(Moderate Periodontitis)
・歯周炎が進行すると、歯肉の炎症が深刻化し、歯肉が退縮し、歯周ポケットがより深くなっていきます。
・歯周組織(歯の周りの骨や歯肉など)の損傷が進行します。

4、重度歯周炎(Severe Periodontitis)
・歯周炎が未治療のまま進行すると、歯周ポケットは非常に深くなり、歯槽骨(歯が埋まっている骨)にまで影響を及ぼす可能性があります。
・歯がゆるみ、歯肉から膿が出ることがあり、歯が抜けてしまうリスクが高まります。

このように、歯肉炎が悪化したものが歯周炎(歯周病)です。
〈歯周病の進行を遅らせたり改善させるために必要な事〉
・歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスの適切な使用
・定期的な歯科検診、歯石の除去などの専門的ケア
・禁煙、バランスの取れた食事、ストレス管理 など

重度の歯周病の場合、歯科医師による外科的な治療をすることもあります。歯周病は全身の健康にも影響を及ぼす可能性があるため、早期の診断と治療が重要です。

③歯周病と全身疾患
歯周病が進行すると、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。歯周病と関係が深いことで有名な全身疾患です。
とても重要であり、今、歯科は医科と互いに連携して歯だけなく身体を含めて健康に向けて治療を進めていくことが大事になっております。
1、心臓病
歯周病の炎症が全身の炎症を引き起こし、動脈硬化や冠動脈疾患のリスクを増加させる可能性があります。

2、糖尿病
歯周病が進行して炎症反応が増加すると、体内のインスリンの効果を低下させる事があります。また、高血糖状態では感染症に対する免疫が低下し、歯周病の感染を悪化させることがあります。このように、歯周病が糖尿病の管理を難しくし、逆に糖尿病が歯周病の進行を悪化させる可能性があります。

3、妊娠合併症
歯周病は妊娠合併症のリスク因子と言われており、早産や低体重児の出生リスクが高まる可能性があります。なので妊娠中の患者様などは元気なお子さんを出産出来るように管理していく必要があります。

4、呼吸器疾患
歯周病にかかると、細菌が呼吸器に入り込む可能性があり、肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患のリスクを増加させることがあるとされています。

5、全身炎症
歯周病は全身の炎症反応を刺激することがあり、炎症はさまざまな慢性疾患のリスク因子とされています。
歯周病と全身疾患の関連は、研究が進行中であり、具体的な因果関係はまだ明確には分かっていない部分があります。しかし、お口の健康が全身の健康に影響を及ぼす可能性があるため、歯周病の予防と治療は重要です。歯科医師、歯科衛生士と一緒に口腔衛生の習慣を確立し、歯周病の進行を防ぎ、全身の健康をサポートすることが大切です。
歯周病治療で全身の健康も獲得出来、また予防、未病で良いことが多いです。
身体の内側からも健康を目指しましょう。

④歯周病検査(仙台ファースト歯科での治療の流れ)
歯周病の検査は、歯科医師や歯科衛生士によって行われます。歯周病は歯茎や支持組織に感染や炎症が起こり、歯を支える組織を損傷させる疾患です。
仙台ファースト歯科での歯周病治療の流れです。
1、レントゲン、口腔内写真による検査
歯周病の診断や評価には、歯科用のレントゲン検査が使われます。これにより、歯槽骨の損傷や歯根の状態を調べます。

また、当院では虫歯や歯肉の炎症等の確認、記録のために、お口の中のお写真を定期的にお撮りしています。
みなさんご自身のお口の中の状況はご存知でしょうか。
当院を受診された患者さんで口腔内写真を初めて撮るという患者様を多くいらっしゃいます。これはすごく自分の状態を知っていただくために重要な検査になります。

2、歯周病ポケット検査、噛み合わせ検査
歯肉の出血、腫れ、色調の変化、歯茎の収縮などの歯周病の症状を確認します。
また歯周病が進行すると、歯が不安定になることがあります。
噛み合わせも不良だと歯周病が進行しやすく歯の動きや不安定性を評価し、必要に応じて治療を提案します。

3、歯周病検査結果を元に診査診断
4、口腔衛生指導、ブラッシング指導、歯垢歯石の除去
診査診断の元、お口の状況を理解していただき、歯ブラシがきちんと行えているかの確認。
毎日行うセルフケアがとても大事になります。
その後、歯科医師や歯科衛生士は専門の器具を使い歯石を除去し、歯面をクリーンに保つことで歯周病の進行を防ぎます。

5、再評価
数週間後、治療した部位が改善されたのかを検査にて再評価していきます。
改善が不十分な場合は現在の状態と今後の歯周病の追加プランをご説明させていただきます。
詳しい治療方法は次回以降のブログにてご説明予定です。
○最後に
現在、日本で歯科医院に来院する理由として最も多いのは、症状がある状態での事だそうです。
虫歯も歯周病も、症状が出てからではかなり病状が進行してしまっている可能性があります。
継続して歯科医院にて治療を受ける事で、知らない間にできている虫歯や歯周病の早期治療に繋がったり、歯科衛生士により普段のセルフケアについてご自身に合わせたアドバイスがもらえたり、専門的なクリーニングも受けることにより、口臭の改善や爽快感も得られます。
その結果、健康に生活することが出来ます
自覚症状がなく、長く歯科検診を受けていない方こそ、ぜひ一度歯科検診を受けてみる事をお勧めします。
「宮城県 歯周病」、「仙台市 歯周病 歯医者」、「宮城野区 歯周病 歯医者」、「二十人町 歯医者」などでお探しの方へ。仙台ファースト歯科へ一度ご相談ください。
【歯科治療の真の目的とは】
2025年2月18日
こんにちは。仙台ファースト歯科、歯科医師の山本です。
今回は【歯科治療の真の目的とは】という少し大袈裟なタイトルとなっていますが…
これに関して、僕が患者さんへよくお伝えしている考え方含め、書いていこうかと思います。
お時間があればぜひ最後まで読んでみて、ご自身の歯への考え方をアップデートしてみてください。
読んでくれているあなたの人生に少しでもプラスになればと思います。
以下のトピックで順にお話ししていきます。
1.【歯科治療の真の目的とは】
2.【歯科治療は回数券】
3.【歯科治療は死ぬまでの時間稼ぎ】
4.【歯の価値】
5.【まとめ】
1.【歯科治療の真の目的とは】
まずはタイトル回収からさせていただきますが、僕が考える歯科治療の真の目的は、「治療した歯がなるべく長持ちし、しっかりと噛めるようにする」ということだと思います。
そう言われれば当たり前に感じるかもしれません。
ですが僕が患者さんとお話ししてよく感じるのは、どうしても患者さんは目先の情報にしか注意が向いていないという点です。
例えば、患者さん側はどうしても「虫歯があるので詰め物で埋める」、「歯を抜かなければならないのでインプラント治療をする」というところで思考が止まってしまうのです。
この考え方は、歯科治療を受けること自体がが目的となってしまっているのです。
歯科治療の目的は前述の通り、治療をしたその先にあります。
上の例の考え方を少し直してみると「虫歯があるので詰め物をして、しっかりと噛めるようにする」、「歯を抜いた後にインプラント治療をして、しっかりと噛めるようにする」という言い方になるわけです。
つまり、歯科治療の目的はいつだって「しっかりと噛めるようにする」ことであり、「詰め物をする」「インプラント治療をする」というのはあくまで「しっかりと噛めるようにするための手段」なのです。
この目的と手段の履き違えがあれば、歯医者がよかれと思って勧めている治療を、「この歯医者はやたら高額な治療を勧めてくるな…」とマイナスな受け取り方をしてしまい、最善の治療を選び損ねてしまうかもしれません。
それは結果として後に取り返しのつかない事態となって患者さんを襲うかもしれません。
何の治療を選ぶかは患者さん次第で人それぞれですが、その歯はあなたが一生使う体の一部です。
よく分からないからと歯医者任せにせず、ご自身でよーーーーく考えましょう。
分からないことがあれば僕らに聞いてください。

2.【歯科治療は回数券】
「昔治療した部分が隙間から虫歯になっているので再治療をしましょう」「昔根の治療をしたところが再感染を起こしているので根の治療のやり直しをしましょう」と言われ、再治療をした経験はないでしょうか。きっとあると思います。
正直に申し上げると、僕らも日々治療をしていて感じるのは、「半分くらいは昔の治療のやり直し」であるということです。
そこで「歯科治療は回数券」の話になるのですが、歯医者なら絶対に知っている(はず)の考え方の一つに「レストレーションサイクル」というものがあります。(ここではいったん虫歯にフォーカスを絞った話となります)

上の図でも解説されていますが、基本的に一度虫歯になった歯は再発し治療を要します。それを繰り返していくと、最終的には必ず抜歯に行き着く、という考え方です。
再治療を繰り返せば自分の歯はどんどん失われていくわけで、治療の回数にも限度があります。
一度虫歯になった歯が生涯治療に耐えうる回数はよくて5,6回です。
その回数券を使い切れば、もう抜歯をするしかなくなるわけです。
これはあくまで小さな虫歯からスタートした場合の話なので、一度も治療をせず、虫歯が神経に到達するまで放置してしまった場合などは、その歯は今後よくても1,2回の治療にしか耐えきれず、抜歯に至ります。
ちなみに神経をとった歯の寿命は7年くらいと言われています。短いですよね。(もちろん前歯か奥歯か、噛み合わせが安定しているか等で大きく差はありますが)
つまり、一度虫歯になった歯は抜歯への片道切符を切られた状態であり、適切な治療や管理がなされなければ、その後は再治療の回数券を使い切り、必ず抜歯という終着駅に至るのです。
3.【歯科治療は死ぬまでの時間稼ぎ】
かといって、虫歯になってしまったものは仕方がありません。治療は必要です。
でも一度虫歯治療をした歯は再発します。再発を繰り返せば抜歯になります。
ではどうすればいいのか。
答えは簡単で、「治療の回数券を使い切る前に死ぬ」です。
どういうことかというと、なるべく再治療が必要になる間隔を長くしてあげれば良いのです。
ではそうするにはどうすればよいのでしょうか。
問題点には必ず原因が存在します。
例えば、虫歯になった原因は歯ブラシをサボったからかもしれないし、噛み合わせの悪さや食いしばりのせいで歯にヒビが入ったからかもしれないし、昔入れた銀歯が歪んでしまったからかもしれません。
虫歯に詰め物をしたとしても、それは虫歯を修復しただけで原因の除去にはなっていません。

歯ブラシのサボりが原因なら、その習慣を改めない限りその歯はまた虫歯になります。
噛み合わせの悪さや食いしばりが原因なら、そこを治してあげないとその歯はまた虫歯になります。
銀歯の歪みが原因なら、そこに新しい銀歯を入れてもその銀歯は歪んでまた虫歯になります。
「虫歯になった部分を削って修復して終わり」ではなく、「虫歯になった部分を最適な材料を用いて修復し、かつその原因も考え、再発しないよう努めていく」のが虫歯治療の本来あるべき姿なのです。
ただしこの「最適な材料を用いて修復する」という部分は保険治療では厳しいです。
ですが、「原因を考えて再発しないよう努めていく」ことは保険、自費治療関係なく可能です。
そして、これを行なっていくのは僕ら歯医者ではなく、患者さん自身です。(もちろん原因を考えそれを伝えるのは僕らの仕事ですが)

こうして、「再発を防ぐ」という同じ目的を持ち、お互い治療にあたることが大切なのです。
(ただし現在の日本の歯科の保険治療の制度上、そこまでしっかりと行うのは正直難しい部分もありますが…)
再発を防ぐことができれば、再治療が必要になるタイミングを遅らせることができるので、結果として抜歯に至る前に死ぬことができます。
つまり、歯科治療は死ぬまでにどれだけの時間稼ぎができるかの勝負なのです。
4.【歯の価値】
最後に歯の価値というところで少しお話しします。
歯1本に金額をつけるならいくらが妥当だと思いますか?
場所によっても違うと思いますが、歯1本の価値は金額にすると100万円くらいと言われています。
親知らずを除けば歯は28本ですから、全部の歯が残っているというのはそれだけで3000万円近い資産なのです。
(そう考えると1本50万円程度で歯が入るインプラントは安いのかも…?)
実際にそのくらいの価値を感じているかは人それぞれでしょうが、歯の価値というのは健康と同じで、失って初めて気づくのです。
「歯医者に行けば治るだろう」と短絡的な考えで虫歯や歯周病を放置し、手遅れになり抜歯を宣告されてから後悔する。これほど愚かなことはありません。

ですがこういった認識の方が多いのも仕方ありません。
なぜなら日本の歯科保険治療の金額が安すぎるからです。
保険治療であれば3割負担で、小さな虫歯であれば1,000円前後、神経を抜いて被せ物をしても2万円もかかりません。
これは諸外国の歯科治療の金額と比較すると意味不明、破格、unblievable、引くレベル安さなのです。

そんな値段設定なので、日本人は歯への価値をあまり感じることができず、失ってからその価値に気づくのです。
歯を失えばどうなるでしょうか。
見た目の問題などももちろんありますが、一生付きまとうのは「食事」です。
見た目なんて歳をとれば気にならなくなる方がほとんどです。
ただ食事はどうでしょう?1日3回、生きていく上で絶対に避けては通れない行為です。絶対です。
食事がうまく取れないとなれば、寿命はちゃんと縮まります。
認知症などの様々な病気のリスクも上がります。
自分の食べたいものを気にせず食べることができない老後の人生ほど、つまらないものはありません。
歯を失わなければ、しっかりと食事が取れて長生きでき、病気にもなりにくいのです。そこには3000万円では効かない価値があるとは思いませんか?
5.【まとめ】
ここまで読んでみて、ご自身の歯に対する考え方に何か変化はありましたでしょうか?
僕らはなるべく患者さんの歯が長持ちする(抜歯を余儀なくされる場合でもなるべくしっかりと噛める)治療方法を考え、提案をしています。
確かに、時には金額として高額な治療や、少しやりすぎとも取れるような治療計画を提案することもあるかもしれません。
ですが、僕らはその治療が、
なるべくしっかりと噛めるようにするためにはどうしたら良いか
今後の再治療を減らすためにはどうしたら良いか
死ぬまで抜歯にならずに済むためにはどうしたら良いか
というところまで考えて提案をしているということを理解していただければと思います。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
歯科衛生士とは何ですか
2025年2月4日
地域密着型歯科医院。
宮城県仙台市宮城野区二十人町の仙台ファースト歯科から歯科にまつわ
る情報を発信していきます。
こんにちは。歯科衛生士の川口です。
第1回のブログが好評で、来院された患者さんから「ブログを見ました!!」などとお
声かけていただいたりとすごく嬉しく、大変励みになります。
今回も患者さんだけでなく幅広い方の参考になればと思います。
さて記念すべき?
第二回目のブログは・・・
歯科衛生士とはなんですか?
です!!
目次
1、歯科衛生士とは?
2、歯科衛生士3大業務
3、歯科衛生士と歯科助手の違い
4、歯科衛生士を目指す人へ
1、歯科衛生士とは?
まず皆さん歯科衛生士は国家資格って知っていますか。
2~3年間の歯科衛生士専門学校に通い研鑽を積み、卒業し国家試験に受
からないとなれません。
私たち歯科衛生士は厚生労働大臣の免許を受けて、歯科医師の指導のも
とに皆さまの口腔と全身の健康をサポートする国家資格を有する歯科保
険医療専門職なんです!!
お口の健康は、「自分の歯でおいしく食べる」、「楽しく会話する」な
ど
生き生きとした生活を送るための基本になっています。
前回のブログ(第1回)https://www.sendai-first-dc.com/blogs/
でも取り上げてますので合わせて読んでみてほしいのですが
「歯・口腔の健康と全身の健康の関係」が明らかになり、メタボリック
ドミノを進行させないことが全身の健康の獲得につながります。
なので専門的な知識とスキルを持つ歯科衛生士の役割に関心や必要性が
すごく高まっています。
2、歯科衛生士3大業務
そこで重要なのは歯科衛生士の3大業務になります。
「歯科予防処置」
「歯科保険指導」
「歯科診療補助」です。
これを日々行っております。
細かく内容について説明していきたいと思います。
2ー1歯科予防処置
人が歯を失う原因の90%が「むし歯」と「歯周病」です。
この二つは歯科の二大疾患であり、国民の多くが罹患しています。
つまり、むし歯と歯周病を予防することができれば、自分の歯を長持ちさせる
ことができるのです。
ただこれが凄く難しいのです。
私たち歯科衛生士は
歯・口腔の疾患を予防する処置として、
・歯垢(プラーク)や歯石などを専門的に除去する
→スケーラーと専用器具で除去し、再付着しないように研磨していきます。
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)
・「フッ化物塗布」等の薬物塗布
虫歯予防のためのフッ化物塗布やシーラント充填を行っています。
など様々な器具を駆使して予防的な医療を行なっております。
当院ではパウダークリーニングも採用しており、歯の表面を傷つけないような
クリーニングシステムも採用しています。

2ー2歯科診療の補助
歯科診療は、歯科医師を中心とした「チーム医療」として行われています。
その中で、歯科衛生士は歯科医師の診療を補助するとともに、歯科医師の指示
を受けて歯科治療の一部を担当するなど、歯科医師との協働で患者さんの診療
にあたります。
当院ではスムーズに連携をよくするために毎日全員で診療前に予約表を確認を
行ったり、口腔内写真やレントゲンで事前に担当歯科医師と打ち合わせを行っ
ております。
歯科診療補助の範囲は多岐にわたります。
誰もが診療時間は早く終わらせたいですよね?
診療補助は歯科診療をスムーズに行うために重要な役割を果たしています。
また、歯科医師と患者さんとのコミュニケ-ションに配慮し、信頼関係にもと
づく心優しい歯科医療を行うためにも、すごく歯科衛生士の役割が期待されて
います。

2ー3歯科保健指導
「むし歯」や「歯周病」は生活習慣病です。
一昔前は「治療」が優先でしたが・・・
現在の歯科業界ではパラダイムシフトが起き「治療よりも予防」に変
化しています。
人生も100年時代と言われるようになり
幼児期から高年期までの幅広いライフステージにおいて一人一人のオーダーメ
イドな保健指導が必要になってきます。
当院は口腔内写真を初診時だけでなく治療時やメンテナンス時にも撮影させて
いただいております。
口腔内写真を撮ることでお口の中を「見える化」出来ます。
見えるようにすると歯磨き指導を中心としたセルフケアのスキルアップ指導も
効果的になります。
また近年、寝たきり者や要介護者等に対する訪問口腔ケアも重視されていま
す。
食べ物の食べ方や噛み方を通した食育支援、高齢者や要介護者の咀嚼や飲み込
み力を強くする摂食・嚥下機能訓練も新たな歯科保健指導の分野として注目さ
れています。
それにより歯科衛生士の役割が幅広くなり、歯科医院だけでなく病院や市町村
保険センター、介護福祉施設でも活躍する場所が増えております。
むし歯や歯周病などの歯のトラブルを早期に発見・治療することは、歯の健康
を長く保つために必要です。
<定期検診>のメリット
早期発見・早期治療で歯の健康を長く保つことができる
治療期間が短くなるため患者様の負担も軽減される
重篤な歯のトラブルを未然に防ぐことができる
治療費の節約にも繋がる
そのお手伝いが出来るのが歯科衛生士です。

歯科衛生士と歯科助手の違い
女性が多い職場ですので「歯科衛生士」「歯科助手」は見た目では判断
つきにくく、違う職業ということもまだ知らない方も多いかと思いま
す。
歯科衛生士と歯科助手の一番の違いは国家資格を持って
いるかどうかです。
仕事の内容は似ているものもありますが出来ることはかなり違います。
歯科助手には資格が必須ではなく、未経験でも就労が可能です。
民間団体が発行する資格を取得することでより有利な条件で歯科助手に
なることもできます。
受付事務や診療がスムーズにするための雑務を担当し、診療のアシス
ト、片付け、洗浄滅菌、在庫の補充などを行います。
これは安全に患者さんが治療を受けるためには大変必要な業務になりま
す。歯科医師、歯科衛生士だけではなく歯科助手もいることでチーム医
療が完成します。
ただ歯科の業界に携わることで
歯科助手から歯科衛生士の仕事に興味が湧いてくるかもしれません。
近年、歯科助手から歯科衛生士を目指す方も増えております。
また求人倍率は凄く高くなっており歯科衛生士が不足している状況です。
4、歯科衛生士を目指す学生へ
当院は「仙台青葉学院短期大学」の実習施設にもなっており実習生を受け入れ
ております。
実習を行い、実際の治療の現場に立つことで知識と責任感を学んでいただきま
す。歯科衛生士には知識・技術のみでなくコミュニケーション力も必ず必要に
なってまいります。
歯科医院に通院されている患者さんは何かしら歯に訴えを抱ええて来院されま
す。現場に出て、患者さんと接することで実践的に学んでほしいと思います。
また色んな特色を持った歯科医院もあることと思います。
将来、どのような歯科医院に勤務したいのかなどの参考になるかもしれませ
ん。
当院は1人でも多くの学生が歯科衛生士になることで多くの患者さんのお口の
健康が獲得でき、皆さんが健康に幸せな生活を送れるようにのと願ってます。
歯科医療は歯科医師一人では成り立ちません。
歯科衛生士・歯科助手がサポートし患者さんが安心して治療が受けられるよう
になります。
「宮城県 歯周病」、「仙台市 歯周病 歯医者」、「宮城野
区 歯周病 歯医者」、「二十人町 歯医者」、「歯医者、健
康」「仙台青葉学院短期大学」でお探しの方へ。
仙台ファースト歯科へ一度ご相談ください。
メタボリックドミノ
2024年10月28日
歯のコラム
地域密着型歯科医院。
宮城県仙台市宮城野区二十人町の仙台ファースト歯科から歯科にまつわる情報を発信していきます。
仙台ファースト歯科歯科医師の佐藤です。
今回は記念すべき仙台ファースト歯科第1回目のブログ投稿になります。
本日のテーマは「メタボリックドミノ」
皆さんメタボリックドミノって聞いた事はありますでしょうか・・・。
これを知っていると今後の人生においてちょっとだけ考えが変わるかもしれません。
このブログがみなさんにとって有益になればと思いますので少し長くなるかもしれませんが是非最後までお読みいただければと思います。
目次
1、メタボリック・ドミノって何だろう?
2、メタボリック・ドミノと歯科の関係
3、歯科医院を受診するとメタボリック・ドミノは予防ができるのか?
4、医科と歯科、薬剤師との連携
この4本で進めていきます。
1、メタボリック・ドミノって何だろう?
ではまずこの図をご覧ください。皆さんご存知でしょうか。

日常の生活習慣の乱れが、少しずつ時間の経過と共に蓄積していき、
ドミノ倒しのように病気が発症していく様を「メタボリック・ドミノ」と表現します。
一度倒れてしまうと次々にバタバタとドミノが倒れ、総崩れになったその先には心不全や脳卒中などに行き着いてしまいます。
しかも歯科医学の二大疾患と呼ばれる「虫歯」と「歯周病」が上流に位置しており、進行中には「糖尿病」や「高血圧」、「認知症」などの出来ることなら患いたくないような疾患のリスクも高まってしまうということも表しています。
なのでメタボリックドミノの最初の1枚目。
いわゆる「虫歯」、「歯周病」が倒れないようにすることがとてもとても大切なのです!
虫歯や歯周病は生活習慣に関係が強く、習慣の状態によっては進行が早く進んでしまいますので歯科治療を受診するだけでなく自身の生活も見直すことが進行の抑制につながってきます。
また既に患ってる場合でも進行を食い止めたり、進行を遅くしたいですよね。なので「虫歯」、「歯周病」の治療や予防受けることが大事なのをこの1枚の図で説明しています。
2、メタボリックドミノと歯科の関係
例えば「糖尿病」は「歯周病」と関連をしていることはかなり広く知れ渡っておりご存知の方も多いかと思います。
医科で糖尿病の治療だけではなく、歯科で歯周病治療も同時に行うことが実はかなり効果があります。
「糖尿病」は食事療法がとても重要になりますが、奥歯が無ければ物を噛み砕けず硬い物を無意識に避けようとします。
避けることで顎の位置や噛む筋肉にも悪質な影響を及ぼします。
何より美味しさも半減し、全く楽しくありません。
パンなどの柔らかい炭水化物などを好み、栄養のバランスが取れないこともあり糖尿病治療を頑張っているけれど効果がないこともあると実際に耳にします。
虫歯で穴が空いた歯や失った歯を放置することはとても実はとても恐ろしいことです。
メタボリック・ドミノが倒れ始める1歩だと思ってください。
皆さん失った歯を放置していせんか?ドミノを倒し始めている方はおりませんか。
失った歯はインプラント、ブリッジ、入れ歯、歯の移植などでこれ以上進行しない様にする必要があります。
放置をしすぎると「時間を失う、お金を失う、歯を失う」
最後には「健康」までも失ってしまいます。
処置の方法はいろんな選択があります。
今後の医院のブログで少しずつではありますが色々詳しくお伝えできればと考えております。
3、歯科医院を受診するとメタボリックドミノは予防ができるのか?
本当に予防できるのか気になりますよね・・・。
☆歯科医院でしか「虫歯」「歯周病」の治療は出来ません。
「虫歯」、「歯周病」が進行しなければ・・・。
歯を失わなければ・・・。
メタボリック・ドミノの進行は予防できると思います。
ただ病状の重症度が高いと患者さんが歯の保存を希望されても手の施しようがなく已む無く抜歯を選択せざるを得ないケースが増えております。
痛い、腫れたなどの症状が起こる前や口腔内の汚れが気になるかたは一度歯科医院にて検査をしてみませんか。
またコロナなどで定期受診していたが、久しく来院が途絶えていらっしゃる患者さまも、もう一度歯科医院へ受診してみませんか。
適切に検査を行い、治療が必要の部位の特定、歯を失ってしまった原因を模索しその人に合った治療計画、予防を行うことで確実に予防はできます。
この令和の時代では歯科医院で健康を獲得する時代に来ています。
人生100年時代と言われ始めましたが残念ながら人生の時間は無限ではありません。
通院で時間を取られ、不健康に歩むよりも健康で楽しい事に時間を費やせる人生になれるお手伝いは歯科医院でできます。
歯科は「口腔感染症」なので、ご自身だけの問題ではなくご家族やパートナーにも結びついてきます。
今は良くても生活環境や習慣によっては歯が少しずつではありますがダメージを受けていることもあります。
規則的な生活や充分な睡眠をとる事の生活習慣だけでなく
それに加えて「虫歯」「歯周病」の予防、「よく噛むこと」などの健康に繋がる習慣を考えてみてほしいと思います。
抜歯などの歯を失う前にかかりつけ歯科医院に一度ご相談してみて下さい。
4、医科と歯科、薬剤師との連携
昨今、基礎疾患を有する患者さんが非常に大きくなっております。
歯科医院だけでなく内科、循環器科、消化器科など複数の医院に通院されたりしていらっしゃる患者さんもお見受けします。
そのため歯科治療の麻酔のストレスなどで治療中ご気分が悪くなる患者様も稀にいらっしゃいます。
当院では定期的に医院全体で救急シミュレーションなどを行って対応訓練をしております。
歯科医院受診をお考えの場合は「お薬手帳」や「糖尿病手帳」などを
ご持参いだけると病状も把握しやすいです。
昨今、保険制度の改定にて医科歯科薬剤師連携制度がかなり重要視されました。
かかりつけ医には病状照会を、かかりつけ薬剤師には服薬状況照会などを、今は3者で情報を共有し連携を取りつつ良い治療を行なっていく時代になっています。
最近では医科の分野でも歯科の重要性に気づいていただくことが多く、医科の治療の前などにも歯科医院への通院のご紹介や治療のご依頼が増えております。
☆日本人の死因のトップ3に入るであろう肺炎の予防にて口腔ケアをきちんと行ってほしい。
☆大きい手術の術前、術後、退院後の口腔ケアなどでの感染予防処置。
☆動いている歯の固定など
適切な治療により入院期間の短縮につながります
医科歯科薬剤師連携により、患者さんの生活の質は間違いなく向上することでしょう!!
お口の中の健康が改善されることで食事を美味しく食べれるだけでなく栄養状態が良くなります。
また社会生活にも積極的に参加出来るようになることも将来的に可能と思います。
いかがでしたでしょうか。
今回のブログが少しでも皆さんのお役に立てればと思います。
仙台ファースト歯科では歯科医師だけでなく歯科衛生士とともに「虫歯治療」「歯周病治療」に加えて「噛み合わせ治療」を行なっていきます。
当院で治療を受けられた患者さんが少しでも健康になってもらえるように心掛けております。
「宮城県 歯周病」、「仙台市 歯周病 歯医者」、「宮城野区 歯周病 歯医者」、「二十人町 歯医者」、「歯医者、健康」などでお探しの方へ。
仙台ファースト歯科へ一度ご相談ください。
Hello world!
2023年9月7日
仙台ファースト歯科 へようこそ。これは最初の投稿です。編集または削除してコンテンツの作成を始めてください。